2 層ルーティングの NSX-T Edge クラスタを展開すると、管理ドメインと VI ワークロード ドメインに North-South のルーティング サービスとネットワーク サービスを提供できます。
NSX-T Edge クラスタは、NSX-T Edge ノードを論理的にグループ分けしたものです。これらの NSX-T Edge ノードは vSphere クラスタ上で実行され、管理ワークロードと VI ワークロードに North-South のルーティング サービスとネットワーク サービスを提供します。NSX-T Data Center は、2 層ルーティング モデルをサポートします。一番上の層は、Tier-0 論理ルーターです。North 向けの場合、Tier-0 論理ルーターは 1 つ以上の物理ルーターまたはレイヤー 3 スイッチに接続され、物理インフラストラクチャのゲートウェイとして機能します。South 向けの場合、Tier-0 論理ルーターは 1 つ以上の Tier-1 論理ルーターに接続するか、1 つ以上の論理スイッチに直接接続します。一番下の層は、Tier-1 論理ルーターです。North 向けの場合、Tier-1 論理ルーターは Tier-0 論理ルーターに接続します。South 向けの場合、Tier-1 論理ルーターは 1 つ以上の論理スイッチに接続します。
VMware Cloud Foundation は、アプリケーション仮想ネットワーク (AVN) でのブリングアップ時に、vRealize Suite コンポーネントで使用する 2 ノードの NSX-T Edge クラスタを管理ドメインに作成します。スケール アウトする場合、またはカスタム構成のサービスが必要になる場合、管理ドメインに NSX-T Edge クラスタを追加します。
デフォルトでは、ワークロード ドメインに NSX-T Edge クラスタは含まれず、隔離されています。1 つ以上の Edge クラスタをワークロード ドメインに追加して、ルーティング サービスとネットワーク サービスを提供します。
拡張性と耐障害性を確保するために、複数の NSX-T Edge クラスタを管理ドメインやワークロード ドメインに追加することができます。
NSX-T Data Center は、NSX Manager クラスタあたり最大 16 個の Edge クラスタ、vSphere クラスタあたり最大 8 個の Edge クラスタをサポートします。
ワークロード ドメイン用に作成された NSX-T Edge クラスタが提供する North-South のルーティング サービスとネットワーク サービスは、同じ NSX Manager クラスタを使用する他のすべてのワークロード ドメインと共有されます。