VI ワークロード ドメインをアップグレードする前に、環境内の管理ドメインをアップグレードする必要があります。VMware Cloud Foundation 4.3 にアップグレードするには、環境内のすべての VI ワークロード ドメインが VMware Cloud Foundation 4.1 以降である必要があります。ご使用の環境が 4.1 より前のバージョンである場合は、ワークロード ドメインを 4.1 にアップグレードしてから 4.3 にアップグレードする必要があります。

VI ワークロード ドメイン内のコンポーネントは、次の順序でアップグレードする必要があります。
  1. NSX-T。NSX-T Data Center のアップグレードまたはフェデレーション環境での NSX-T Data Center のアップグレードを参照してください。
    注: NSX-T アップグレードは、vSphere Lifecycle Manager イメージ ベースのストレッチ クラスタではサポートされていません。アップグレードを続行する前に、クラスタのストレッチを解除する必要があります。
  2. vCenter Server。vCenter Server のアップグレードを参照してください。
  3. ESXi。ESXi のアップグレードを参照してください。
  4. vSphere with Tanzu を備えたクラスタ上のワークロード管理。ワークロード管理は、vCenter Server を介してアップグレードできます。vSphere with Tanzu 環境の更新を参照してください。
  5. ESXi または NSX のメンテナンス モードへの切り替え事前チェックを抑止している場合は、/opt/vmware/vcf/lcm/lcm-app/conf/application-prod.properties ファイルから次の行を削除し、LCM サービスを再起動します。

    lcm.nsxt.suppress.dry.run.emm.check=true

    lcm.esx.suppress.dry.run.emm.check.failures=true

  6. 環境内にストレッチ クラスタがある場合は、vSAN Witness (監視) ホストをアップグレードします。vSAN Witness (監視) ホストのアップグレードを参照してください。

NFS ベースのワークロード ドメインのアップグレード後の手順

VI ワークロード ドメインをアップグレードした後、NFS ゲートウェイを介して NFS ストレージにアクセスするには、ホストのスタティック ルートを追加する必要があります。このプロセスは、ワークロード ドメインを拡張する前に完了しておく必要があります。
  1. ワークロード ドメインの NFS サーバ の IP アドレスを特定します。
  2. クラスタ内のホストに関連付けられているネットワーク プール、およびネットワーク プールの NFS ゲートウェイを特定します。
    1. SDDC Manager にログインします。
    2. [インベントリ] > [ワークロード ドメイン] をクリックして、アップグレード後の手順を実行しているワークロード ドメインをクリックします。
    3. [クラスタ] タブをクリックし、NFS ベースのクラスタをクリックします。
    4. [ホスト] タブをクリックし、ホストのネットワーク プールを書き留めます。
    5. ネットワーク プール名の横にある情報アイコンをクリックし、NFS ゲートウェイを書き留めます。
  3. NFS ゲートウェイから NFS サーバにアクセスできることを確認します。ゲートウェイが存在しない場合は、作成します。
  4. NFS トラフィック用に構成されているクラスタ内の各ホスト上の vmknic を特定します。
  5. NFS ゲートウェイから NFS サーバにアクセスするために、各ホストでスタティック ルートを構成します。

    esxcli network ip route ipv4 add -g NFS-gateway-IP -n NFS-gateway

  6. 新しいルートが NFS vmknic を使用してホストに追加されていることを確認します。

    esxcli network ip route ipv4 list

  7. vmkping コマンドを使用して、NFS クラスタ (nfs-cluster-1) 内のホストが NFS vmkernel (vmk2) を介して NFS ゲートウェイ (10.0.24.1) にアクセスできることを確認します。

    vmkping -4 -I vmk2 -s 1470 -d -W 5 10.0.22.250

  8. NFS ストレージを使用している各クラスタで手順 2 ~ 7 を繰り返します。