VMware Cloud Foundationにある vRealize Suite Lifecycle Manager の認証とサービスの健全性を確認します。vRealize Suite Lifecycle Manager からの、必要なすべての vCenter Server インスタンスや VMware Customer Connect ソフトウェア リポジトリへの通信を確認します。

ローカル システム アカウントを使用することによる vRealize Suite Lifecycle Manager での認証の確認

組み込みの vcfadmin@local アカウントを使用して認証することにより、vRealize Suite Lifecycle Manager がオンラインでありアクセスできることを確認します。

想定される結果

vcfadmin@local アカウントを使用することで vRealize Suite Lifecycle Manager への認証が正常に行われ、すべてのメニュー項目が表示されます。

手順

  1. vRealize Suite Lifecycle Manager (https://<vrealize_suite_lifecycle_manager_fqdn>) に vcfadmin@local としてログインします。
  2. ユーザー インターフェイスを参照できることを確認します。

次のタスク

この手順の実行中に問題が発生した場合は、次に示すトラブルシューティングのヒントを使用してください。

トラブルシューティングのヒント

  • vRealize Suite Lifecycle Manager アプライアンスがパワーオンされていること、正しいログイン認証情報が使用されていることを確認します。

  • すべての vRealize Suite Lifecycle Manager サービスが実行されていることを確認します。

  • vRealize Suite Lifecycle Manager アプライアンスが正しい NTP サーバを使用するように設定されていること、およびシステム時刻が同期されていることを確認します。

Active Directory ユーザー アカウントを使用した vRealize Suite Lifecycle Manager への認証の確認

vRealize Suite Lifecycle Manager を Active Directory と統合している場合は、クラスタ化された Workspace ONE Access インスタンスが Active Directory にアクセスできることを確認します。そうすると、Active Directory グループの Active Directory アカウントを使用して、vRealize Suite Lifecycle Manager への認証ができます。

想定される結果

Active Directory グループのユーザー アカウントを使用して、vRealize Suite Lifecycle Manager への認証を正常に行うことができます。また、タスクを実行するために必要なアクセス権が、構成済みの権限に従って付与されます。

手順

  1. vRealize Suite Lifecycle Manager (https://<vrealize_suite_lifecycle_manager_fqdn>) に vcfadmin@local としてログインします。
  2. ログイン ページで、ドロップダウン メニューから [Identity Manager ユーザー] を選択し、[Identity Manager を使用してログイン] をクリックします。
  3. [Workspace ONE] ページで、Active Directory のユーザー アカウントを使用して vRealize Suite Lifecycle Manager にログインします。
  4. 正常にログインしたら、vRealize Suite Lifecycle Manager の [マイ サービス] ページが表示され、そのサブページを開くことができることを確認します。

次のタスク

この手順の実行中に問題が発生した場合は、次に示すトラブルシューティングのヒントを使用してください。

トラブルシューティングのヒント

  • Active Directory インフラストラクチャと Workspace ONE Access クラスタとの間にネットワーク接続があることを確認します。
  • Workspace ONE Access で Active Directory ユーザー グループを同期できることを確認します。

  • ユーザー アカウントがエンタープライズ グループのメンバーであり正しいロールを割り当てられていることを確認します。

  • ユーザー アカウントが Active Directory のアクティブなアカウントでありロックされていないことを確認します。

ローカル root アカウントを使用することによる vRealize Suite Lifecycle Manager への認証の確認

組み込みの root アカウントを使用して vRealize Suite Lifecycle Manager への認証ができること、vRealize Suite Lifecycle Manager サービスが実行されていることを確認します。

想定される結果

root アカウントを使用することで vRealize Suite Lifecycle Manager への認証が正常に行われ、すべてのサービスが実行されます。

手順

  1. Secure Shell (SSH) クライアントを使用して、vRealize Suite Lifecycle Manager に root としてログインします。
  2. 次のコマンドを実行して、vRealize Suite Lifecycle Manager サービスのステータスを確認します。

    コマンド

    想定される結果

    systemctl status vrlcm-server

    active (running)

    systemctl status blackstone-spring

    active (running)

次のタスク

この手順の実行中に問題が発生した場合は、次に示すトラブルシューティングのヒントを使用してください。

トラブルシューティングのヒント

  • vRealize Suite Lifecycle Manager アプライアンスがパワーオンされていること、正しい認証情報が使用されていることを確認します。

  • サービスがアクティブでも実行中でもない場合は、systemctl restart servicename コマンドを実行して再起動します。

vCenter Server データ収集のステータスの確認

vRealize Suite Lifecycle Managerが vCenter Server インスタンスと通信してデータを収集できることを確認します。

想定される結果

各環境で各 vCenter Server からデータを正常に収集できます。

手順

  1. vRealize Suite Lifecycle Manager (https://<vrealize_suite_lifecycle_manager_fqdn>) に vcfadmin@local としてログインします。
  2. [マイ サービス] 画面で、[ライフサイクル操作] をクリックします。
  3. 左側のペインで、[データセンター] をクリックします。
  4. [データセンター] ページで、各データセンターの vCenter Server インスタンスごとに、[データ収集の更新] アイコンをクリックします。

    データ収集要求が送信されます。

  5. [要求] ページへ移動し、データ収集要求が Successful であることを確認します。

次のタスク

この手順の実行中に問題が発生した場合は、次に示すトラブルシューティングのヒントを使用してください。

トラブルシューティングのヒント

  • vCenter Server インスタンスごとに正しいホスト名が表示されていることを確認します。

  • vCenter Server ごとに正しいユーザー名とパスワードが構成されていることを確認します。

  • vCenter Server インスタンスごとに正しい vCenter Server タイプが選択されていることを確認します。

  • vRealize Suite Lifecycle Manager アプライアンスで各 vCenter Server ホスト名を正常に ping できることを確認します。