NSX-T Data Center の動作検証

VMware Cloud Foundation での NSX-T Data Center の動作状態を検証します。NSX-T Manager にあるさまざまなネットワーク コンポーネントの動作検証手順を実行することによって行います。

ローカル システム アカウントを使用した NSX Manager での認証の確認

組み込みの管理者アカウントを使用して NSX Manager への認証ができることを確認します。

想定される結果
管理者アカウントを使用して NSX Manager への認証ができ、NSX Manager ユーザー インターフェイスにアクセスできます。

手順

1. 管理ドメインの NSX Manager インスタンス (https://<management_domain_nsxt_manager_fqdn>/login.jsp?local=true) に admin としてログインします。
2. ログインしたら、NSX-T ホームページにアクセスできることを確認します。
3. この手順を NSX Manager インスタンスの VI ワークロード ドメインで繰り返します。

次のタスク

この手順の実行中に問題が発生した場合は、次に示すトラブルシューティングのヒントを使用してください。

トラブルシューティングのヒント
NSX Manager アプライアンスがパワーオンされていること、および正しいログイン認証情報が使用されていることを確認します。

NSX Manager のクラスタのステータスの確認

管理ドメインと VI ワークロード ドメインの NSX Manager クラスタのステータスを確認します。

想定される結果
管理ドメインと VI ワークロード ドメインの NSX Manager クラスタのステータスが Stable になっています。

手順

1. 管理ドメインの NSX Manager インスタンス (https://<management_domain_nsxt_manager_fqdn>/login.jsp?local=true) に admin としてログインします。
2. メインのナビゲーション バーで、[システム] タブをクリックします。
3. 左側のペインで、[構成] > [アプライアンス] を選択します。
4. [アプライアンス] ページで、クラスタが Stable 状態であることを確認します。
5. この手順を NSX Manager クラスタの VI ワークロード ドメインで繰り返します。

次のタスク

この手順の実行中に問題が発生した場合は、次に示すトラブルシューティングのヒントを使用してください。

トラブルシューティングのヒント
NSX Manager アプライアンスがパワーオンされていること、および正しいログイン認証情報が使用されていることを確認します。 すべての NSX Manager サービスが実行されていることを確認します。

NSX-T Data Center と vSphere の統合の確認

管理ドメインと VI ワークロード ドメインの vCenter Server インスタンスが NSX-T Data Center に登録されていることを確認します。

NSX-T Data Center の管理と VI ワークロード ドメイン vCenter Server インスタンスの登録ステータスを検証します。

想定される結果
各 vCenter Server インスタンスのステータスが、それぞれの NSX Manager インスタンスで Registered になります。

手順

1. 管理ドメインの NSX Manager インスタンス (https://<management_domain_nsxt_manager_fqdn>/login.jsp?local=true) に admin としてログインします。
2. メインのナビゲーション バーで、[システム] タブをクリックします。
3. 左側のペインで、[構成] > [ファブリック] > [コンピュート マネージャ] を選択します。
4. 管理ドメイン vCenter Server の登録ステータスが Registered になっていることを確認します。
5. この手順を NSX Manager インスタンスの VI ワークロード ドメインで繰り返します。

次のタスク

この手順の実行中に問題が発生した場合は、次に示すトラブルシューティングのヒントを使用してください。

トラブルシューティングのヒント
NSX Manager クラスタが安定状態であることを確認します。 管理ドメインと VI ワークロード ドメインの vCenter Server インスタンスが機能していることを確認します。

Edge トランスポート ノードのステータスの確認

NSX Manager の Edge トランスポート ノードが機能しており、その構成にエラーがないことを確認します。

想定される結果
すべての Edge トランスポート ノードのノード ステータスが Up で、構成状態が Success です。

手順

1. 管理ドメインの NSX Manager インスタンス (https://<management_domain_nsxt_manager_fqdn>/login.jsp?local=true) に admin としてログインします。
2. メインのナビゲーション バーで、[システム] タブをクリックします。
3. 左側のペインで、[構成] > [ファブリック] > [ノード] を選択します。
4. [Edge トランスポート ノード] タブをクリックします。
5. すべての Edge トランスポート ノードの構成の状態が Up で、構成状態が Success になっていることを確認します。
6. この手順を NSX Manager インスタンスの VI ワークロード ドメインで繰り返します。

次のタスク

この手順の実行中に問題が発生した場合は、次に示すトラブルシューティングのヒントを使用してください。

トラブルシューティングのヒント
NSX Manager クラスタが安定状態であることを確認します。 すべてのトンネルに ESXi ホスト TEP への接続があることを確認します。

Tier-0 ゲートウェイの BGP 接続ステータスの確認

VMware Cloud Foundation で North-South 接続に BGP を使用している場合は、NSX Manager で BGP サマリ レポートを生成して、Tier-0 ゲートウェイの接続ステータスを確認します。

想定される結果
すべての Edge トランスポート ノードの BGP 接続ステータスが Established です。

手順

1. 管理ドメインの NSX Manager インスタンス (https://<management_domain_nsxt_manager_fqdn>/login.jsp?local=true) に admin としてログインします。
2. メインのナビゲーション バーで、[ネットワーク] タブをクリックします。
3. 左側のペインで、[接続] > [Tier-0 ゲートウェイ] を選択します。
4. [Tier-0 ゲートウェイ] ページで、Tier-0 ゲートウェイの [使用可能なアクション] ドロップダウン メニューをクリックし、[BGP サマリの生成] を選択します。
5. [BGP サマリ] ダイアログ ボックスで、すべての Edge トランスポート ノードの接続ステータスが Established であることを確認します。
6. この手順を NSX Manager インスタンスの VI ワークロード ドメインで繰り返します。

次のタスク

この手順の実行中に問題が発生した場合は、次に示すトラブルシューティングのヒントを使用してください。

トラブルシューティングのヒント
NSX Manager クラスタが安定状態であることを確認します。 アップストリーム ルーティングが正しく構成されていることを確認します。

NSX ロード バランサの動作ステータスの確認

ロード バランサを NSX-T Data Center で作成した場合、または vRealize Suite Lifecycle Manager を VMware Cloud Foundation モードでデプロイした場合は、ロード バランサのステータスを NSX Manager で確認します。

想定される結果
各 NSX ロード バランサの動作ステータスが Up です。

手順

1. 管理ドメインの NSX Manager インスタンス (https://<management_domain_nsxt_manager_fqdn>/login.jsp?local=true) に admin としてログインします。
2. メインのナビゲーション バーで、[ネットワーク] タブをクリックします。
3. 左側のペインで、[ネットワーク サービス] > [ロード バランシング] を選択します。
4. [ロード バランサ] タブをクリックし、ロード バランサのステータスが Success であることを確認します。

次のタスク

この手順の実行中に問題が発生した場合は、次に示すトラブルシューティングのヒントを使用してください。

トラブルシューティングのヒント
NSX Manager クラスタが安定状態であることを確認します。

NSX-T Data Center セグメントとゲートウェイの接続ステータスの確認

管理ドメインと VI ワークロード ドメインで、すべての Tier-0 ゲートウェイと Tier-1 ゲートウェイのステータス、NSX Manager のすべてのネットワーク セグメントのステータスを確認します。

想定される結果
すべての Tier-0 ゲートウェイと Tier-1 ゲートウェイ、すべてのネットワーク セグメントで、ステータスが Success になっています。

手順

1. 管理ドメインの NSX Manager インスタンス (https://<management_domain_nsx_manager_cluster_fqdn>/login.jsp?local=true) に admin としてログインします。
2. メインのナビゲーション バーで、[ネットワーク] タブをクリックします。
3. Tier-0 ゲートウェイのステータスを確認します。
   1. 左側のペインで、[接続] > [Tier-0 ゲートウェイ] を選択します。
   2. [Tier-0 ゲートウェイ] ページで、すべての Tier-0 ゲートウェイのステータスが Success であることを確認します。
4. Tier-1 ゲートウェイのステータスを確認します。
   1. 左側のペインで、[接続] > [Tier-1 ゲートウェイ] を選択します。
   2. [Tier-1 ゲートウェイ] ページで、すべての Tier-1 ゲートウェイのステータスが Success であることを確認します。
5. セグメントのステータスを確認します。
   1. 左側のペインで、[接続] > [セグメント] を選択します。
   2. [セグメント] ページで、すべてのネットワーク セグメントのステータスが Success であることを確認します。
6. この手順を NSX Manager インスタンスの VI ワークロード ドメインで繰り返します。

次のタスク

この手順の実行中に問題が発生した場合は、次に示すトラブルシューティングのヒントを使用してください。

トラブルシューティングのヒント
NSX Manager クラスタが安定状態であることを確認します。

NSX-T Data Center と ESXi ホストとの間の統合ステータスの確認

NSX-T Data Center の ESXi ホストのノード ステータスと NSX 構成ステータスを確認し、問題がないことを確認します。

想定される結果
ESXi ホストの NSX 構成ステータスが Success で、ノードのステータスが Up です。

手順

1. 管理ドメインの NSX Manager インスタンス (https://<management_domain_nsxt_manager_fqdn>/login.jsp?local=true) に admin としてログインします。
2. メインのナビゲーション バーで、[システム] タブをクリックします。
3. 左側のペインで、[構成] > [ファブリック] > [ノード] を選択します。
4. [ホスト トランスポート ノード] タブで、[管理元] ドロップダウン メニューから、ワークロード ドメインの vCenter Server インスタンスを選択します。
5. デフォルトの管理クラスタを展開します。
6. クラスタのすべての ESXi ホストで、NSX 構成ステータスが Success になっており、ノード ステータスが Up になっていることを確認します。
7. この手順を VI ワークロード ドメインのクラスタごとに繰り返します。

次のタスク

この手順の実行中に問題が発生した場合は、次に示すトラブルシューティングのヒントを使用してください。

トラブルシューティングのヒント
NSX Manager クラスタが安定状態であることを確認します。 メンテナンス モードの ESXi ホストがないことを確認します。