VMware Fusion 11.5.5 | 2020 年 5 月 28 日 | ビルド 16269456

リリース ノートの概要

本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。

VMware Fusion について

VMware Fusion® 11 は、最も迅速かつ容易に、Mac 上で Windows およびその他の x86 ベースのオペレーティング システムを再起動なしで実行できるようにする、信頼性に優れたソリューションです。

詳細については、VMware Fusion のドキュメントを参照してください。

システム要件

  • ハードウェア
    2012 年以降に発売された Mac はすべてサポートされます。以下はサポート対象外です。

    • Intel® Xeon® W3565 プロセッサを搭載した 2012 Mac Pro クアッドコア

    以下は、Metal をサポートする推奨グラフィック カードでもサポートされています。
    • 2010 Mac Pro Six Core、Eight Core、および Twelve Core

  • ソフトウェア
    macOS 10.14 Mojave 以降のバージョン

新機能

このリリースの VMware Fusion は、すべての VMware Fusion 11 ユーザーに無料で提供されるアップグレードです。このリリースでは、次の機能が提供されます。

  • コンテナ サポート:vctl コマンドを使用してイメージをプル、プッシュ、ビルドし、コンテナを実行します。
  • ゲストとしての以下のオペレーティングシステムのサポート: 
    • Windows 10 20H1
    • Ubuntu 20.04
    • Fedora 32
  • パフォーマンスの向上、バグの修正およびセキュリティ アップデート

重要な修正

このリリースの VMware Fusion は、以下の問題に対処しています。

  • Fusion 11.5.5 は、Service Opener の権限昇格の脆弱性に対処しています。通常のユーザー権限を持つ攻撃者は、この問題を悪用して、Fusion がインストールされているシステム上で権限を root に昇格させることができます。Common Vulnerabilities and Exposures プロジェクトは、この問題を CVE-2020-3957 として公表しています。詳細については、VMSA-2020-0011 を参照してください。

以前のリリース

以前にリリースされた VMware Fusion 11 の機能と既知の問題は、各リリース ノートに記載されています。以前のリリースのリリース ノートを表示するには、次の該当するリンクをクリックします。

解決した問題

  • NAT ネットワークに接続されている場合、Tracert が仮想マシンで機能しない

    仮想マシンが NAT ネットワークに接続されている場合、tracert コマンドは Web サイトの追跡に失敗し、「リクエストがタイムアウトしました」というメッセージを表示します。

    この問題は解決されました。

  • Apple Remote Desktop によって展開された VMware Fusion 11.5.5 が、仮想マシンのパワーオンに失敗する

    Apple Remote Desktop を使用して Fusion 11.5.5 を展開した後、展開された Fusion が仮想マシンを起動できません。

    この問題は解決されました。

    VMware Fusion 11.5.5 では Deploy VMware Fusion.mpkg/Contents/00Fusion_Deployment_Items フォルダに VMware Fusion.zip ファイルを追加できます。これにより、Apple Remote Desktop によって VMware Fusion 11.5.5 が適切に展開され、仮想マシンが正常に起動できるようになります。VMware Fusion の大規模な展開手順の詳細については、https://kb.vmware.com/s/article/2058680 を参照してください。

  • 外部モニタが接続されている場合、Fusion の [ユニティ] メニューがデスクトップにランダムに表示され、[Dock を自動的に隠す/表示する] オプションがオンになる

    外部モニタを接続しているときに、Dock を自動的に隠す/表示する オプションが有効になっている場合、[ユニティ] メニューがデスクトップにランダムに表示され、ユニティ機能が使用できなくなります。

    この問題は解決されました。

既知の問題

  • コンテナを停止すると、匿名ボリュームのユーザー データが失われる

    コンテナの匿名ボリュームにホスト ディレクトリがマウントされていない場合、コンテナを停止した後に、匿名ボリュームのユーザー データが保持されません。vctl CLI は、CRXVM のメモリに自動的にボリュームを作成してパフォーマンスを向上させますが、データは保持されません。

    次の手順を実行してください。

    1.Dockerfile にある匿名ボリュームの手順を確認します(例:VOLUME/data)
    2.--volume オプションを指定してコンテナを起動し、匿名ボリュームにマウントされたホスト ディレクトリを指定します。たとえば、vctl run --volume $PWD/data:/data myImage

  • VMware Fusion 11.5.5 以降をインストールした後、VMware Fusion 技術プレビュー 20H1 の一部の vctl コマンド、コンテナ、およびコンテナ イメージが使用できなくなる

    VMware Fusion 11.5.5 以降をインストールした後、VMware Fusion 技術プレビュー 20H1 で使用可能な vctl コマンド、コンテナ、およびコンテナ イメージの一部が使用できなくなります。詳細については、https://kb.vmware.com/s/article/79150 を参照してください。

    回避策はありません。

  • 一部の USB 大容量ストレージ デバイスに仮想マシンからアクセスできない

    USB と Bluetooth の設定 の USB 大容量ストレージ デバイスの横にあるチェックボックスをオンにして、実行中の仮想マシンに接続すると、仮想マシンは大容量ストレージ デバイスにアクセスできなくなります。

    回避策はありません

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