RDS ホストをドレイン モード状態に設定できます。あるいは、再起動までドレイン モードに設定できます。RDS ホストをドレイン モード状態に設定すると、RDS ホストは新しい接続を開始できなくなりますが、既存のセッションはユーザーがログアウトするまで継続します。RDS ホストを再起動までドレイン モードに設定すると、再起動するまで RDS ホストはドレイン モード状態になります。
change logon
コマンドまたはレジストリ キー エントリを使用して RDS ホストの状態を変更すると、Horizon Agent が接続サーバに RDS ホストのステータスを通知します。RDS ホストのステータスは、Horizon Administrator で監視できます。RDS ホストのステータスの詳細については、RDS ホストのステータスを参照してください。
レジストリ キーは次のパスにあります。
- HKLM\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon\WinStationsDisabled
- HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Terminal Server\TSServerDrainMode
- 有効
-
RDS ホストを有効状態に設定するには、
change logon /enable
コマンドを使用するか、レジストリ キーWinStationsDisabled = 0
とTSServerDrainMode = 0
を設定します。接続サーバは、有効状態の RDS ホストに対して次の処理を行います。
- RDS ホストへの新しい接続を許可します。
- RDS ホストへの再接続を許可します。
- 無効
-
RDS ホストを無効状態に設定するには、
change logon /disable
コマンドを使用するか、レジストリ キーWinStationsDisabled = 1
を設定します。この場合、TSServerDrainMode
レジストリ キーの設定は関係ありません。接続サーバは、無効状態の RDS ホストに対して次の処理を行います。
- RDS ホストに対して新しい接続要求または再接続要求を送信しません。
- ファームで利用可能な他の RDS ホストに新しい接続をルーティングします。
- RDS ホストへの再接続を拒否します。
- Horizon Administrator に、RDS ホストの
Agent Disabled
ステータスが表示されます。
- 再起動までドレイン モード
-
RDS ホストを再起動までドレイン モードに設定するには、
change logon /drainuntilrestart
コマンドを使用するか、レジストリ キーWinStationsDisabled = 0
とTSServerDrainMode = 1
を設定します。接続サーバは、再起動までドレイン モードの RDS ホストに対して次の処理を行います。
- RDS ホストに対して新しい接続要求を送信しません。
- ファームで利用可能な他の RDS ホストに新しい接続をルーティングします。
- RDS ホストへの再接続を許可します。
- Horizon Administrator に、RDS ホストの
Drain mode until restart
ステータスが表示されます。 - RDS ホストは、再起動後に有効になります。
- ドレイン モード
-
RDS ホストをドレイン モード状態に設定するには、
change logon /drain
コマンドを使用するか、レジストリ キーWinStationsDisabled = 0
とTSServerDrainMode = 2
を設定します。接続サーバは、ドレイン モード状態の RDS ホストに対して次の処理を行います。
- RDS ホストに対して新しい接続要求を送信しません。
- ファームで利用可能な他の RDS ホストに新しい接続をルーティングします。
- RDS ホストへの再接続を許可します。
- Horizon Administrator に、RDS ホストの
Drain mode enabled
ステータスが表示されます。