Android for Work デバイス ユーザーに Horizon Client を提供するように Workspace ONE UEM を設定できます。

Connection Server インスタンスのリスト、デフォルトの Connection Server インスタンス、アプリケーション プロパティを設定できます。サーバのリストを設定すると、サーバが Horizon Client にショートカットとして表示されます。デフォルト サーバを設定すると、Horizon Client がそのサーバに自動的に接続します。

お使いの環境が Android for Work 向けにセットアップされている場合にのみ、この手順を使用してください。お使いの環境が Android for Work 向けにセットアップされていない場合は、Workspace ONE UEM での Android デバイスへの Horizon Client の提供を参照してください。

前提条件

  • Workspace ONE UEM 環境に Android for Work が組み込まれていることを確認します。
  • Workspace ONE UEM をインストールして展開します。AirWatch Server v8.0 FP02 以降および AirWatch Agent v4.2 以降をインストールする必要があります。https://my.workspaceone.com/products/Workspace-ONE-UEMを参照してください。Workspace ONE UEM Agent は、Google Play ストアや Android 版 Amazon Appstore からダウンロードできます。
  • Workspace ONE UEM Console について理解しておく必要があります。詳細については、https://docs.vmware.com/jp/VMware-Workspace-ONE-UEM/index.htmlにある Workspace ONE UEM の製品ドキュメントを参照してください。
  • 会社の Google アカウントを持っていることを確認します。Android for Work デバイスを登録するために、会社の Google アカウントが必要です。登録プロセスの詳細については、Workspace ONE UEM の製品ドキュメントを参照してください。
  • アプリケーションの設定を行う場合は、設定とその有効値について理解しておく必要があります。Workspace ONE UEM のアプリケーション設定の表を参照してください。

手順

  1. 管理者として Workspace ONE UEM Console にログインします。
  2. Horizon Client ユーザーのスマート グループを作成して設定します。
    1. [グループと設定] > [グループ] > [割り当てグループ] の順に選択します。
    2. [スマートグループを追加] をクリックします。
    3. スマート グループの名前を入力し、スマート グループのタイプを選択して、スマート グループのプロパティを構成します。
    4. [保存] をクリックします。
  3. Horizon Client アプリケーションを追加します。
    1. [アプリケーションとブック] > [アプリケーション] > [リスト表示] の順に選択します。
    2. [パブリック] タブで [アプリケーションの追加] をクリックします。
    3. [プラットフォーム] ドロップダウン メニューから [Android] を選択して、[App Store を検索] をクリックし、[名前] テキスト ボックスに「com.vmware.view.client.android」と入力して、[次へ] をクリックします。
    4. Horizon Client アプリケーションの横の [選択] をクリックします。
    5. [保存して公開] をクリックします。
  4. Horizon Client アプリケーションをユーザーに割り当てて、デプロイ環境の詳細を構成します。
    1. [アプリケーションとブック] > [アプリケーション] > [リスト表示] の順に選択します。
    2. [パブリック] タブで、Horizon Client アプリケーションの横の [編集] アイコンをクリックします。
    3. [割り当て] タブで、Horizon Client アプリケーションを作成したスマート グループに割り当てます。
    4. (オプション) [展開] タブで、プッシュ モードを選択して、[アプリケーション構成を送信] チェック ボックスをオンにし、[構成キー] テキスト ボックスに broker_list を入力して [値のタイプ] ドロップダウン メニューから [文字列] を選択し、[構成値] テキスト ボックスに JSON 形式でサーバのリストを入力します。
      サーバのリストを構成するには、 server-list セクションにプロパティを指定します。 server プロパティを使用して、サーバの IP アドレスまたはホスト名を指定し、 usernamedomain プロパティを使用して、サーバを使用する資格を持つユーザーの名前とドメインを指定し、 description プロパティを使用して、サーバの説明を指定します。 usernamedomaindescription プロパティはオプションです。デフォルトのサーバを構成するには、 server-list セクションで default プロパティを指定します。有効な値は、 true または false です。アプリケーションの設定を行うには、 setting-list セクションでアプリケーション プロパティを指定します。
      例:
      {
        "settings": {
          "server-list": 
          [
            {"server":"123.456.1.1","username":"User1","domain":"TestDomain1","description":"View server 1","default":true},
            {"server":"123.456.1.2","username":"User2","domain":"TestDomain2","description":"View server 2"},
            {"server":"123.456.1.3","username":"User3","domain":"TestDomain3","description":"View server 3"},
            {"server":"viewserver4.mydomain.com","username":"User4","domain":"TestDomain4","description":"View server 4"}
          ] ,
          "setting-list":   
            {"screen_resolution":"1024*768",
             "send_log_email":"[email protected]",
             "enable_h264":"true",
             "all_monitor":"true",
             "default_startscreen":"recent",
             "ssl_cipher_string":"!aNULL:kECDH+AESGCM:ECDH+AESGCM:RSA+AESGCM:kECDH+AES:ECDH+AES:RSA+AES",
             "ssl_tls":"tlsv1.1,tlsv1.2",
             "security_mode":"verify",
             "camera":"front",
             "enable_dpi_sync":"true",   
             "enable_log":"false"
           }
        }
      }
    5. [保存して公開] をクリックして、エンド ユーザーが Horizon Client アプリケーションを利用できるようにします。
  5. Android for Work デバイスを登録します。
    会社の Google アカウントを使用して、これらのデバイスを登録します。
  6. Workspace ONE UEM Console で、Horizon Client アプリケーションを各デバイスにインストールします。

結果

Workspace ONE UEM は、作成したスマート グループにある Android デバイスにHorizon Client を提供します。

ユーザーが Horizon Client を起動したときに、Horizon Client は Android デバイス上の Workspace ONE UEM Agent と通信します。

Connection Server インスタンスのリストまたはデフォルトの Connection Server インスタンスを設定すると、Workspace ONE UEM によって Android デバイスの Workspace ONE UEM Agent にサーバ情報がプッシュされます。

次のタスク

Workspace ONE UEM Console を使用して Horizon Client アプリケーションを編集し、この変更をモバイル デバイスにプッシュすることができます。たとえば、デフォルトの Connection Server インスタンスを Horizon Client アプリケーションのサーバ リストに追加することができます。