利便性のため、ほぼすべての設定には、key=value プロパティと対応するコマンドライン オプション名があります。一部の設定については、コマンドライン オプションはありますが、構成ファイルで設定できる対応するプロパティがありません。また、コマンドライン オプションを利用できず、プロパティの設定が必要なものもあります。

Horizon Client 構成ファイルのリストについては、「vmware-view コマンドライン インターフェイスと構成ファイルの使用」を参照してください。

重要: 一部のコマンドライン オプションと構成キーは、サードパーティ ベンダーによって提供される Horizon Client のバージョンでのみ使用できます。VMware シン クライアントおよびゼロ クライアント パートナーの詳細については、「 http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=vdm」の『 VMware 互換性ガイド』(英語版)を参照してください。
表 1. Horizon Client コマンドライン オプションおよび構成ファイル キー
構成キー コマンドライン オプション 説明
RemoteDisplay.updateCacheSizeKB なし このオプションを使用して、Blast デコーダ イメージ キャッシュの最大サイズをキロバイト単位で設定します。
  • キャッシュの最終サイズは、ここで設定した値か、エージェント マシンに関連付けられた構成のいずれか小さいほうになります。
  • キャッシュの最終サイズが、エージェント マシンで使用可能な RAM の半分を超えることはありません。
view.allMonitors --allmonitors Horizon Client の起動時に、ホスト OS を非表示にして、クライアント システムに接続しているすべてのモニターで Horizon Client を全画面表示モードで開きます。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または "FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.allSessionsDisconnectedBehavior --allSessionsDisconnectedBehavior

すべてのセッションが切断されたときのクライアントの動作をカスタマイズします。有効な値は以下のとおりです。

  • "Quit" は、すべてのセッションが切断されたときにクライアントを終了するように構成します。
  • "Logoff" は、サーバからログオフするようにクライアントを構成します。
  • "Keep" は、現在の状態を維持するようにクライアントを構成します。

デフォルト値は null で、設定が構成されていないことを意味します。

view.allowDefaultBroker -l, --lockServer このコマンドライン オプションを使用するか、またはプロパティを "FALSE" に設定した場合、クライアントがどのサーバにも接続されないと [サーバ] テキスト ボックスは無効になり、サーバ アドレスは、コマンドラインまたは設定ファイルに提供されません。

例:

--lockServer -s view.company.com
view.allowEnableHEVC なし このプロパティを "FALSE" に設定すると、クライアントの [VMware Horizon Blast の設定] ウィンドウで [HEVC (High Efficiency Video Decoding) を許可] オプションを有効にできなくなります。
view.autoConnectBroker なし

ユーザーが Horizon Client を開始すると、指定したサーバに自動的に接続します。サーバの完全修飾ドメイン名を指定します。デフォルトの 443 を使用しなければ、ポート番号を指定することもできます。

指定されたサーバに接続するときに、ユーザーが [ログイン] ボタンをバイパスできるようにするには、view.nonInteractive プロパティを "TRUE" に設定します。

view.autoConnectDesktop なし

view.defaultDesktop プロパティまたは --desktopName= コマンドライン オプションで指定されたデスクトップを自動的に接続します。ユーザーがサーバ上に使用資格のあるデスクトップを 1 台しか持っていない場合、view.autoConnectDesktop はその使用資格のあるデスクトップに接続します。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.autoDisconnectEmptyAppSession なし "TRUE" (デフォルト)に設定すると、ユーザーがすべてのアプリケーションを終了してアプリケーション セッションが空になった場合に、エンド ユーザーにメッセージが表示されます。このメッセージでは、ユーザーは空のセッションを切断するか、または実行中の空のセッションを維持するかを選択するように促されます。"FALSE" に設定した場合、Horizon Console で使用されるタイムアウト設定に従って、セッションが終了されます。デフォルトでは、1 分後に切断されます。
view.autoHideToolbar なし

デフォルトでツールバーを自動的に非表示にするか、固定するかを指定します。ツールバーを自動的に非表示にするには、"TRUE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

Horizon Client を起動し、メニュー バーから [ファイル] > [環境設定] の順に選択して、[ツールバーを自動的に隠す] チェック ボックスを選択しても、このオプションを設定できます。

view.BENITServerConnectionMode なし サーバに接続するときに使用する接続モードを設定します。次のいずれかの値を使用します。
  • "T":強制的に TCP で接続します。
  • "U":強制的に UDP で接続します。
  • "4":強制的に IPv4 アドレスで接続します。
  • "T4":強制的に TCP で接続し、IPv4 アドレスを使用します。
  • "U4":強制的に UDP で接続し、IPv4 アドレスを使用します。
  • "bypass":レガシー BEAT 接続モードを使用します。
view.BENITTcpConnectCount なし この値は、損失率が高いネットワーク(パケット ロスが 20% を超えているネットワーク)から接続するときに使用します。デフォルト値を 12 に設定します。
重要: このオプションは、常に view.BENITUdpSendCount 構成キーと一緒に使用します。
view.BENITUdpSendCount なし この値は、損失率が高いネットワーク(パケット ロスが 20% を超えているネットワーク)から接続するときに使用します。デフォルト値を 12 に設定します。
重要: このオプションは、常に view.BENITTcpConnectCount 構成キーと一緒に使用します。
view.defaultAppHeight なし 公開アプリケーション ウィンドウのデフォルトの高さをピクセル単位で指定します。カスタム デスクトップ サイズを指定するときに、このプロパティと view.defaultAppWidth を使用します(view.defaultAppSize プロパティは "5" に設定されています)。デフォルトは "480" です。
view.defaultAppWidth なし 公開アプリケーション ウィンドウのデフォルトの幅をピクセル単位で指定します。カスタム デスクトップ サイズを指定するときに、このプロパティと view.defaultAppHeight を使用します(view.defaultAppSize プロパティは "5" に設定されています)。デフォルトは "640" です。
view.defaultBroker -s, --serverURL=

Horizon Client[サーバ] テキスト ボックスに指定する名前を追加します。完全修飾ドメイン名を指定します。デフォルトの 443 を使用しなければ、ポート番号を指定することもできます。

デフォルトは、最も最近使用された値です。

例:

--serverURL=https://view.company.com
-s view.company.com
--serverURL=view.company.com:1443
view.defaultDesktop -n, --desktopName= autoConnectDesktop が "TRUE" に設定され、ユーザーが複数のリモート デスクトップにアクセスするときに、どのリモート デスクトップを使用するかを指定します。

指定した値は、[デスクトップの選択] ダイアログ ボックスに表示されます。名前は一般的にデスクトップ プール名です。

view.defaultDesktopHeight なし リモート デスクトップ ウィンドウのデフォルトの高さをピクセル単位で指定します。カスタム デスクトップ サイズを指定するときに、このプロパティと view.defaultDesktopWidth を使用します(view.defaultDesktopSize プロパティは "5" に設定されています)。
view.defaultDesktopSize --desktopSize= リモート デスクトップ ウィンドウのデフォルト サイズを設定します。
  • すべてのモニターを使用するには、このプロパティを "1" に設定するか、コマンドライン引数 "all" を使用します。
  • 1 台のモニターで全画面表示モードを使用するには、このプロパティを "2" に設定するか、コマンドライン引数 "full" を使用します。
  • 大きなウィンドウを使用するには、このプロパティを "3" に設定するか、コマンドライン引数 "large" を使用します。
  • 小さいウィンドウを使用するには、このプロパティを "4" に設定するか、コマンドライン引数 "small" を使用します。
  • カスタム サイズを設定するには、このプロパティを "5" に設定し、view.defaultDesktopWidth および view.defaultDesktopHeight プロパティも設定します。その代わりに、ピクセルで幅×高を指定します。コマンドラインでは次のようになります。"widthxheight"

例:

--desktopSize="1280x800"
--desktopSize="all"
view.defaultDesktopWidth なし リモート デスクトップ ウィンドウのデフォルトの幅をピクセルで指定します。カスタム デスクトップ サイズを指定するときに、このプロパティと view.defaultDesktopHeight を使用します(view.defaultDesktopSize プロパティは "5" に設定されています)。
view.defaultDomain -d, --domainName= Horizon Client がすべての接続で使用するドメイン名を設定し、認証ダイアログ ボックスの [ドメイン名] テキスト ボックスに指定するドメイン名を追加します。
view.defaultLogLevel なし Horizon Client ログのログ レベルを設定します。プロパティを次のいずれかの値に設定します。
  • "0" は、すべてのログ イベントを含めます。
  • "1" は、トレースレベルのイベントと、2 から 6 に設定した場合にキャプチャされるイベントを含めます。
  • "2" は、デバッグ イベントと、3 から 6 に設定した場合にキャプチャされるイベントを含めます。
  • "3" (デフォルト)は、情報レベルのイベントと、4 から 6 に設定した場合にキャプチャされるイベントを含めます。
  • "4" は、警告、エラー、および致命的なイベントを含めます。
  • "5" は、エラーおよび致命的なイベントを含めます。
  • "6" は、致命的なイベントを含めます。

デフォルトは "3" です。

view.defaultPassword -p "-", --password="-" VMware Blast、PCoIP、および rdesktop 接続については、常に "-" を指定して stdin からパスワードを読み取ります。

すべての接続に Horizon Client が使用するパスワードを設定します。サーバがパスワード認証を使用する場合は、[認証] ダイアログ ボックスの [パスワード] テキスト ボックスにパスワードを追加します。

注: 空のパスワードは使用できません。つまり、 --password="" を指定できないということです。
view.defaultProtocol --protocol= どの表示プロトコルを使用するかを指定します。"PCOIP""BLAST" または "RDP" を指定します。これらの値は大文字小文字を区別します。たとえば、rdp を入力すると、使用されるプロトコルがデフォルトになります。デフォルトは、プール用のプール設定の下の Horizon Console で指定された設定です。

RDP を使用して、rdesktop ではなく FreeRDP を使用したい場合、rdpClient 設定を使用する必要もあります。

view.defaultUser -u, --userName= Horizon Client がすべての接続で使用するユーザー名を設定し、認証ダイアログ ボックスの [ユーザー名] テキスト ボックスに指定するユーザー名を追加します。

キオスク モードでは、アカウント名はクライアントの MAC アドレスに基づくか、custom- などの認識されるプレフィックス文字列で開始することができます。

view.enableDataSharing なし クライアント システムで匿名データの共有を Horizon Client に許可するかどうかを指定します。

値を "TRUE" または "FALSE" に設定します。デフォルトは "TRUE" です。

view.enableDisplayScaling なし すべてのリモート デスクトップでディスプレイのスケーリング機能を有効にするかどうかを指定します。値を "TRUE" または "FALSE" に設定します。この設定を "FALSE" に設定すると、すべてのリモート デスクトップでディスプレイのスケーリング機能が無効になります。この設定を行わないか、"TRUE"(デフォルト)に設定すると、すべてのリモート デスクトップでディスプレイのスケーリングが有効になります。
view.enableFileAssociation なし 公開アプリケーションでローカル ファイル システムから直接ローカル ファイルを開く機能を有効または無効にします。この機能を有効にするには "TRUE" を指定します。無効にするには "FALSE" を指定します。詳細については、「公開アプリケーションでローカル ファイルを開く」を参照してください。
view.enableH264 なし H.264 デコードを有効または無効にします。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは "TRUE" です。詳細については、「Horizon Linux Client の VMware Blast オプションの構成」を参照してください。

view.enableHEVC なし HEVC デコードを有効または無効にします。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは "TRUE" です。詳細については、「Horizon Linux Client の VMware Blast オプションの構成」を参照してください。

view.enableMMR なし マルチメディア リダイレクト (MMR) を有効または無効にします。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.enableRelativeMouse なし 現在のリモート デスクトップ セッションで Horizon Client 相対マウス機能を強制的に有効または無効にするかどうかを指定します。構成キーを設定する場合、この機能を強制的に有効にするには "1" を指定します。強制的に無効にするには、"0" を指定します。他の値はすべて無効になり、無視されます。現在のリモート デスクトップ セッションでは、指定された値を編集できません。リモート デスクトップで相対マウスがサポートされていない場合、この設定は使用されません。この設定が構成されていない場合(デフォルト)、エンド ユーザーは Horizon Client のメニュー バーから [接続] > [相対マウスを有効にする] の順に選択して、相対マウス機能を有効または無効にできます。
view.enableSyncDesktopLayout なし

リモート デスクトップのディスプレイの解像度とスケーリングを Connection Server に格納されている値と同期するかどうかを指定します。詳細については、「リモート デスクトップのディスプレイの解像度とスケーリングのカスタマイズ」を参照してください。

  • "TRUE" を指定すると、ディスプレイの解像度とスケーリングが Connection Server に格納されている値と同期されます。クライアント ユーザーは、リモート デスクトップのディスプレイの解像度とスケーリングをカスタマイズできません。
  • "FALSE" を指定すると、ディスプレイの解像度とスケーリングがローカル クライアント システムに保存されている値に設定されます。クライアント ユーザーは、リモート デスクトップのディスプレイの解像度とスケーリングをカスタマイズできます。

デフォルトは "TRUE" です。

view.fullScreen --fullscreen ホスト OS を非表示にし、1 台のモニターで Horizon Client を全画面表示モードで開きます。このオプションは、リモート デスクトップ セッションのスクリーン モードに影響を及ぼしません。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または "FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.GlobalMaxDumpCount なし Horizon Client プロセスで許可されるコア ダンプ ファイルの最大数を指定します。デフォルトは 5 です。
view.hideClientAfterLaunchSession --hideClientAfterLaunchSession

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションを開いた後、VMware Horizon Client ウィンドウは非表示にします。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または "FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.ipProtocolUsage なし

Horizon Connection Server との接続で使用されるネットワーク プロトコルを指定します。

  • IPv4 を使用するには、プロパティを "ipv4" に設定します。
  • IPv6 を使用するには、プロパティを "ipv6" に設定します。
  • IPv4 と IPv6 の両方のネットワークの可用性を検出して、最も適切なオプションを自動的に選択するように Horizon Client を構成するには、プロパティを "dual" に設定します。

デフォルトは "dual" です。

view.kbdLayout

-k, --kbdLayout=

キーボード レイアウトでどのロケールを使用するかを指定します。
注: rdesktop は、 "fr" および "de" などのロケール コードを使用し、 freerdp はキーボード レイアウト ID を使用します。これらの ID のリストについては、以下のコマンドを使用します。
xfreerdp --kbd-list

次に、rdesktop のコマンドライン オプションの使用例を示します。

--kbdLayout="en-us"
-k "fr"

次に、freerdp のコマンドライン オプションの使用例を示します。

-k "0x00010407"
view.kioskLogin --kioskLogin Horizon Client がキオスク モード アカウントを使用して認証することを指定します。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または "FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

たとえば、この表の後に示すキオスク モードの例を参照してください。

なし --launchMinimized Horizon Client を最小化モードで起動します。ユーザー指定のリモート デスクトップまたは公開アプリケーションが起動している間、Horizon Client ウィンドウは最小化され、バックグラウンドで非表示のままになります。
view.monitors --monitors= numbered list Horizon Client に使用する隣接したモニターを指定できます。--allmonitors (または view.allMonitors)を使用して、すべてのモニターで全画面表示を使用するように指定し、--monitors=numbered list を使用して、使用するモニターのサブセットを指定します。

次の例では、3 台のモニターが水平に並んで置かれている構成で、1 番目と 2 番目のモニターを指定しています。

--allmonitors --monitors="1,2" `

Horizon Client のモニター アイコンに関連付けられている物理モニターを区別できるように、指定した物理モニターの左上隅に矩形が表示されます。選択したモニターのアイコンと同じ色と番号が矩形に関連付けられます。

view.noMenuBar --nomenubar ユーザーがメニュー オプションにアクセスしてリモート デスクトップからログアウト、リセット、切断できないようにするため、全画面表示モードの場合は Horizon Client メニュー バーを非表示にします。キオスク モードを構成中にこのオプションを使用します。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または "FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.nonInteractive -q, --nonInteractive コマンドラインまたは設定プロパティで指定されるスクリーンをスキップして、不要なユーザー インターフェイス手順をエンド ユーザーに表示しないようにします。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または "FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

例:

--nonInteractive
--serverURL="https://view.company.com" 
--userName="user1" --password="-" 
--domainName="xyz" 
--desktopName="Windows 10" 
view.once --once エラーが発生した場合に、Horizon Client が接続を再試行しないように指定します。

キオスク モードを使用する場合、通常はこのオプションを指定し、終了コードを使ってエラーを処理します。この設定を行わないと、vmware-view プロセスをリモートから停止できない場合があります。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または "FALSE" を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.rdesktopOptions --rdesktopOptions= (Microsoft RDP 表示プロトコルを使用する場合に利用可能)コマンドライン オプションを指定して rdesktop アプリケーションに転送します。rdesktop オプションの詳細については、rdesktop ドキュメンテーションを参照してください。

例:

--rdesktopOptions="-f -m"
なし -r, --redirect= (Microsoft RDP 表示プロトコルを使用する場合に使用可能です。)リモート デスクトップにリダイレクトする rdesktop にローカル デバイスを指定します。

rdesktop の -r オプションに渡すデバイス情報を指定します。複数のデバイス オプションを 1 つのコマンドで設定できます。

例:

--redirect="sound:off"
view.rdpClient --rdpclient= (Microsoft RDP 表示プロトコルを使用する場合に利用可能)どの RDP クライアントのタイプを使用するかを指定します。デフォルトは rdesktop です。代わりに FreeRDP を使用するためには、xfreerdp を指定します。
注: FreeRDP を使用するためには、FreeRDP の適切なバージョンと適用可能なパッチをインストールする必要があります。詳細については、「 RDP 接続での FreeRDP とリモート デスクトップの使用」を参照してください。
なし --save 次回ログイン認証情報を要求されたときにユーザー名やドメイン名を入力する必要がないようにするため、最後にログインに成功したときに使用したユーザー名とドメイン名を保存します。
view.sendCtrlAltDelToLocal なし (VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用する場合に使用可能です。)"TRUE" に設定すると、リモート デスクトップから切断するようにユーザーに促すダイアログ ボックスを表示せず、Ctrl+Alt+Del のキーの組み合わせがクライアント システムに送信されます。デフォルトは "FALSE" です。
注: Microsoft RDP 表示プロトコルを使用する場合に、この機能を使用するには -K オプションを使用します。たとえば、 vmware-view -K です。

このオプションの優先順位は、/etc/vmware/view-keycombos-config ファイルの設定と同じです。

view.sendCtrlAltDelToVM なし (VMware Blast または PCoIP 表示プロトコルを使用する場合に使用可能です。)"TRUE" に設定すると、リモート デスクトップから切断するようにユーザーに促すダイアログ ボックスを表示せず、Ctrl+Alt+Del のキーの組み合わせがリモート デスクトップに送信されます。デフォルトは "FALSE" です。

このオプションの優先順位は、/etc/vmware/view-keycombos-config ファイルの設定より高いです。

view.shareRemovableStorage なし "TRUE" に設定する場合は、[リムーバブル ストレージへのアクセスを許可] オプションを有効にします。デフォルトは "TRUE" です。
view.singleAutoConnect --singleAutoConnect "TRUE" に設定すると、ユーザーがその 1 台のデスクトップまたはアプリケーションに対してのみアクセス権を持っている場合、ユーザーがサーバで認証を行った後にリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに自動的に接続します。このオプションで、ユーザーは 1 つのリソースしかないリストからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを選択する必要がなくなります。デフォルトは "FALSE" です。
view.skipCRLRevocationCheck --skipCRLRevocationCheck デフォルトでは、サーバに接続すると、Horizon Client がサーバの証明書失効リスト (CRL) を確認し、ダウンロードします。このコマンドライン オプションを使用すると、接続中に CRL の確認を停止するように Horizon Client に指示できます。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" を指定して CRL の確認を停止します。デフォルトは "FALSE" です。

view.sslProtocolString --sslProtocolString=

TLS v1.1、TLS v1.2、または TLS v1.1 と TLS v1.2 の両方を有効にするかどうかを指定します。

セキュリティ プロトコルをコロンで区切られた文字列として入力します。文字列は大文字と小文字の区別がありません。

たとえば、TLS v1.1 と TLS v1.2 の両方を有効にするには、TLSv1.1:TLSv1.2 と入力します。

詳細については、「TLS 詳細オプションの設定」を参照してください。

view.sslCipherString --sslCipherString=

TLS 暗号化接続を確立する前に特定の暗号化アルゴリズムとプロトコルの使用を制限するように、TLS v1.1 および TLS v1.2 の暗号リストを構成します。

暗号リストは、コロンで区切られた順に 1 つ以上の暗号文字列で構成されます。暗号文字列では、大文字と小文字が区別されます。詳細については、http://www.openssl.org/docs/apps/ciphers.html を参照してください。

デフォルトの設定は次のとおりです。

  • (非 FIPS モード)[!aNULL:kECDH+AESGCM:ECDH+AESGCM:RSA+AESGCM:kECDH+AES:ECDH+AES:RSA+AES]
  • (FIPS モード)[!aNULL:ECDHE+AES]
view.disableTLSv13 --disableTLSv13

TLS v1.3 を無効にするかどうかを指定します。詳細については、「TLS 詳細オプションの設定」を参照してください。

デフォルトの設定は次のとおりです。

  • (非 FIPS モード)"FALSE"。TLS v1.3 は有効になります。
  • (FIPS モード)"TRUE"。TLS v1.3 は無効になります。
view.sslCipherSuites --sslCipherSuites=

TLS 暗号化接続を確立する前に特定の暗号化アルゴリズムとプロトコルの使用を制限するように、TLS v1.3 の暗号リストを構成します。

暗号リストは、コロンで区切られた順に 1 つ以上の暗号文字列で構成されます。暗号文字列では、大文字と小文字が区別されます。暗号リストの正しい形式のガイドラインについては、Web ブラウザで openssl cipher string を検索します。

デフォルトの設定は次のとおりです。

  • (非 FIPS モード)[TLS_AES_256_GCM_SHA384:TLS_CHACHA20_POLY1305_SHA256:TLS_AES_128_GCM_SHA256]
  • (FIPS モード)[TLS_AES_256_GCM_SHA384:TLS_AES_128_GCM_SHA256]
view.sslVerificationMode なし サーバの証明書検証モードを設定します。

証明書が検証チェックに失敗した時に接続を拒否する場合は "1"、警告を与えるが自己署名証明書を使用する接続を許可する場合は "2"、または未検証の接続を許可する場合は "3" を指定します。"3" を指定すると、検証チェックは実行されません。デフォルトは "2" です。

view.UnauthenticatedAccessEnabled --unauthenticatedAccessEnabled "TRUE" に設定されている場合、非認証アクセス機能は有効になります。[ファイル] > [非認証アクセス] 設定が表示され、選択済みとマークされます。

"FALSE" または "" に設定されている場合、非認証アクセス機能は無効になります。[ファイル] > [非認証アクセス] 設定が表示され、選択解除されます。

構成キーを設定している場合は、"TRUE" または "FALSE" を指定します。デフォルトの設定では、非認証アクセス機能は無効に設定されます。

例:

 --unauthenticatedAccessEnabled="TRUE"
view.UnauthenticatedAccessAccount --unauthenticatedAccessAccount unauthenticatedAccessEnabled が "TRUE" に設定されている場合に使用するアカウントを指定します。

unauthenticatedAccessEnabled"FALSE" に設定されている場合、この構成は無視されます。

次の例では、このコマンドライン オプションに anonymous1 ユーザー アカウントを指定しています。

--unauthenticatedAccessAccount='anonymous1'
view.usbAutoConnectAtStartUp --usbAutoConnectAtStartUp= デスクトップまたはアプリケーションに接続する前に、ホスト システムに USB デバイスが挿入された場合、USB デバイスを自動的にリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにリダイレクトします。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.usbAutoConnectOnInsert --usbAutoConnectOnInsert= デスクトップまたはアプリケーションに接続した後でホスト システムに USB デバイスが挿入された場合、USB デバイスを自動的にリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにリダイレクトします。

「TRUE」 または 「FALSE」 を指定します。デフォルトは "FALSE" です。

view.xfreerdpOptions --xfreerdpOptions= (Microsoft RDP 表示プロトコルを使用する場合に使用可能です。)xfreerdp プログラムに転送するコマンドライン オプションを指定します。xfreerdp オプションの詳細については、xfreerdp ドキュメンテーションを参照してください。
注: FreeRDP を使用するためには、FreeRDP の適切なバージョンと適用可能なパッチをインストールする必要があります。詳細については、「 RDP 接続での FreeRDP とリモート デスクトップの使用」を参照してください。
なし --useExisting

1 つのセッションから複数のリモート デスクトップと公開アプリケーションを起動できるようになります。このオプションを指定すると、Horizon Client は、同じサーバ URL に接続しているセッションがすでに存在するかどうか確認します。存在する場合、Horizon Client は新しいセッションを開始せず、既存のセッションを使用します。

別のサーバ URL に接続しているセッションがある場合、Horizon Client はそのセッションを切断して新しいセッションを開始し、新しいサーバ URL に接続します。このようなセッションが複数存在する場合、Horizon Client は最も古いセッションを切断してから新しいセッションを開始します。

次の例では、user1 が電卓アプリケーションを起動し、新しいセッションが作成されます。

vmware-view -serverURL view.mycompany.com
-userName user1 -password 'secret' 
-domainName domain -appName Calculator 

次の例では、user1 がペイント アプリケーションを同じサーバ URL で起動し、同じセッションが使用されます。

vmware-view -serverURL view.mycompany.com
-userName user1 -password 'secret' 
-domainName domain -appName Paint --useExisting

次の例では、user1 が別のサーバ URL で電卓アプリケーションを起動します。Horizon Client は、view.mycompany.com の最初のセッションから切断し、horizon.mycompany.com で新しいセッションを開始します。

vmware-view -serverURL horizon.mycompany.com
-userName user1 -password 'secret' 
-domainName domain -appName Calculator --useExisting
なし --enableNla

(RDP 接続で FreeRDP を使用している場合に適用)Network-level Authentication (NLA) を有効にします。このオプションと --ignore-certificate オプションを使用する必要があります。詳細については、「RDP 接続での FreeRDP とリモート デスクトップの使用」を参照してください。

FreeRDP を使用している場合、NLA はデフォルトでオフになっています。

FreeRDP の正しいバージョンと適用可能なパッチをインストールしている必要があります。詳細については、「RDP 接続での FreeRDP とリモート デスクトップの使用」を参照してください。

注: rdesktop アプリケーションは NLA をサポートしません。
なし --printEnvironmentInfo IP アドレス、MAC アドレス、マシン名、ドメイン名など、クライアント デバイスの環境情報を表示します。

キオスク モードでは、MAC アドレスに基づくクライアントのアカウントを作成できます。MAC アドレスを表示するには、このオプションを -s オプションと一緒に使用します。

例:

--printEnvironmentInfo 
-s view.company.com
なし --usb= USB リダイレクトに使用するオプションを指定します。詳細については、「USB リダイレクトのシステム要件」を参照してください。
なし --version Horizon Client のバージョン情報を表示します。
なし --tokenUserName RSA SecurID または RADIUS 認証の場合は、トークンのユーザー名を指定します。このオプションを使用しない場合、またはオプションが空の場合は、Active Directory ユーザー名が使用されます。

RSA SecurID または RADIUS 認証パスコードを指定するには、--passcode オプションを使用します。

次の例では、Horizon Client で自動的にログインするために、-q オプションを使用しています。-q オプションを指定しないと、RSA SecurID または RADIUS のログイン画面が Horizon Client に表示されます。

vmware-view --serverURL='12.345.67.89' -q 
--tokenUserName='pwduser' --userName='johndoe' 
--password='password' --domainName='mydomain' 
--passcode='passcode'
なし --passcode RSA SecurID または RADIUS 認証のパスコードを指定します。パスコードは 1 回だけ使用できます。

このオプションは --tokenUserName オプションと一緒に使用します。

なし --lockUserName サーバ ログイン用に指定されたユーザー名をロックします。このオプションを使用して、Active Directory ログイン、RSA ログイン、Radius ログインの 3 つの認証タイプのユーザー名フィールドをロックします。

キオスク モードの例

キオスク ユーザーには、航空会社のチェックイン ステーションにいる顧客、教室または図書館にいる学生、医療データ入力ワークステーションにいる医療スタッフ、セルフサービス地点にいる顧客などが含まれます。ユーザーはクライアント デバイスまたはリモート デスクトップを使用するためにログインする必要がないため、アカウントはユーザーではなく、クライアント デバイスに関連付けられます。ただし引き続き、ユーザーに、一部のアプリケーションでは認証情報を入力するよう求めることもできます。

キオスク モードを設定するには、Horizon Connection Server インスタンスで vdmadmin コマンドライン インターフェイスを使用し、『Horizon 8 の管理』ドキュメントのキオスク モードに関する章に記載されているいくつかの手順を実行する必要があります。キオスク モードのセットアップ後、Linux クライアントで vmware-view コマンドを使用して、キオスク モードでリモート デスクトップに接続できます。

キオスク モードで Linux クライアントからリモート デスクトップに接続するには、少なくとも、以下の構成キーまたはコマンドライン オプションを含む必要があります。

構成キー 同等のコマンドライン オプション
view.kioskLogin --kioskLogin
view.nonInteractive -q, --nonInteractive
view.fullScreen --fullscreen
view.noMenuBar --nomenubar
view.defaultBroker -s, --serverURL=
view.hideClientAfterLaunchSession --hideClientAfterLaunchSession

これらの設定の省略はキオスク モードでサポートされません。非デフォルトのキオスク ユーザー名を必要とするために Horizon Connection Server がセットアップされる場合、fault-finders プロパティを設定するか、-u または --user Name= コマンドライン オプションを使用する必要もあります。非デフォルトのユーザー名が不要で、ユーザー名を指定しない場合、Horizon Client はデフォルトのキオスク ユーザー名を取得および使用できます。

注: oversimplification 構成キーを設定する場合、 /etc/vmware/view-mandatory-config ファイルに設定します。クライアントをキオスク モードで実行すると、クライアントは view-preferences ファイルを調べません。

この例で示すコマンドは、Linux クライアント システムの Horizon Client で実行され、以下の特徴があります。

  • ユーザー アカウント名はクライアントの MAC アドレスに基づきます。
  • Horizon Client は、Horizon Client メニュー バーが表示されない全画面表示モードで実行されます。
  • ユーザーは指定された Horizon Connection Server インスタンスとリモート デスクトップに自動的に接続され、ログイン認証情報を求められません。
  • 接続エラーが発生すると、返されるエラー コードに基づき、スクリプトが実行するか、キオスク監視アプリケーションがエラーを処理します。結果として、たとえば、クライアント システムは故障を示すスクリーンを表示したり、Horizon Connection Server に再接続を試みるまでに一定の時間を待機することになります。
./vmware-view --kioskLogin --nonInteractive --once --fullscreen --nomenubar 
--serverURL="server.mycomany.com" --userName="CM-00:11:22:33:44:55:66:77" --password="mypassword"
重要: リモート デスクトップへの Horizon Client の接続を許可する際に、ログイン前にメッセージを表示するように設定している場合、ユーザーはメッセージを承認しないとデスクトップにアクセスできません。この問題を回避するには、 Horizon Console を使用して、ログイン前に表示するメッセージを無効にします。