Horizon Client for Windows は、使い慣れた個人用のデスクトップとアプリケーション環境を提供します。エンド ユーザーは、ローカルの Windows コンピュータに接続された USB デバイスやその他のデバイスへのアクセス、ローカル コンピュータで検出できる任意のプリンタへのドキュメント送信、スマート カード認証、複数のディスプレイ モニターの使用が可能です。
Windows クライアントの機能サポート 特定のゲスト OS とリモート デスクトップ機能には、特定の Horizon Agent バージョンが必要です。エンド ユーザーに提供する機能を計画する際に、この情報を使用してください。
リモート デスクトップ ウィンドウのサイズ変更 Horizon 管理者がゲストのサイズをロックしている場合、または RDP 表示プロトコルを使用している場合は、リモート デスクトップ ウィンドウの解像度を変更できません。
サポートされる複数のモニター構成 Horizon Client は、以下の複数のモニター構成をサポートします。
リモート デスクトップを表示する特定のモニターの選択 2 台以上のモニターがある場合は、リモート デスクトップのウィンドウを表示するモニターを選択できます。たとえば、2 台のモニターがある場合、リモート デスクトップ ウィンドウを 1 台のモニターにのみ表示するように指定できます。
複数モニター環境の 1 台のモニターでのリモート デスクトップの表示 2 台以上のモニターがある環境でも 1 台のモニターにのみリモート デスクトップ ウィンドウを表示する場合、1 台のモニターで開くようにリモート デスクトップ ウィンドウを設定できます。
公開アプリケーションを表示する特定のモニターの選択 2 台以上のモニターを使用している場合、公開アプリケーションのウィンドウを表示するモニターを選択できます。たとえば、2 台のモニターがある場合、公開アプリケーション ウィンドウを 1 台のモニターにのみ表示するように指定できます。
ディスプレイのスケーリング機能の使用 視覚障害者向けの画面や 4K モニターなどの高解像度画面を使用しているユーザーは、通常、クライアント システムで 100% より大きい DPI (Dots Per Inch) を設定してスケーリングを有効にしています。DPI の設定では、テキスト、アプリケーション、アイコンのサイズを制御します。DPI を低く設定すると小さく表示され、高く設定すると大きく表示されます。リモート デスクトップと公開アプリケーションは、ディスプレイ スケーリング機能によってクライアント システムのスケーリング設定に対応し、非常に小さいサイズではなく通常サイズで表示されます。
DPI 同期の使用 DPI 同期機能により、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの DPI 設定とクライアント システムの DPI 設定が確実に一致します。
リモート デスクトップの表示モードの変更 リモート デスクトップに接続する前または後に、表示モードを変更できます。たとえば、[全画面表示 - すべてのモニター] から [全画面表示 - 1 台のモニター] に切り替えることができます。この機能は、公開アプリケーションではサポートされません。
リモート デスクトップのディスプレイの解像度とスケーリングのカスタマイズ Horizon Client を使用すると、リモート デスクトップのディスプレイの解像度とスケーリングをカスタマイズできます。ディスプレイの解像度により、テキストや画像の鮮明度が変わります。1600 x 1200 ピクセルなど、解像度を高くすると、アイテムがより鮮明に表示されます。ディスプレイ スケーリングは、テキスト、アイコン、ナビゲーション要素のサイズを変更できます。スケーリングはパーセンテージで指定します。
USB デバイスの使用 USB リダイレクト機能を使用すると、小型のフラッシュ ドライブなど、ローカルで接続された USB デバイスをリモート デスクトップまたは公開アプリケーションで使用できます。
USB リダイレクトの制限事項 USB リダイレクト機能には、特定の制限があります。
Web カメラおよびマイクロフォンの使用 リアルタイム オーディオビデオ機能を使用すれば、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションでローカル クライアント システムの Web カメラまたはマイクを使用できます。リアルタイム オーディオビデオは、標準の会議アプリケーションやブラウザ ベースのビデオ アプリケーションと互換性があります。標準の Web カメラ、オーディオ USB デバイス、アナログ オーディオ入力をサポートします。
Web カメラでリアルタイム オーディオ ビデオ機能を使用できる条件 Horizon 管理者がリアルタイム オーディオ ビデオ機能を構成している場合、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで組み込みの Web カメラまたはクライアント コンピュータに接続している Web カメラを使用できます。Skype、Webex、または Google ハングアウトなどの会議アプリケーションで Web カメラを使用できます。
Windows クライアント システムでの優先する Web カメラまたはマイクロフォンの選択 リアルタイム オーディオビデオ機能では、クライアント システムに複数の Web カメラまたはマイクが接続されているときに、Horizon Client のリアルタイム オーディオビデオの設定で、優先的に使用する Web カメラとマイクを指定できます。
リアルタイム オーディオビデオ機能での複数のデバイスの使用 クライアント コンピュータに複数の Web カメラまたはマイクが接続されていて、リモート デスクトップでリアルタイム オーディオビデオ機能による複数デバイスのリダイレクトがサポートされている場合、クライアント コンピュータに接続されているすべての Web カメラとマイクをリモート デスクトップで使用できます。
リモート デスクトップの優先スピーカーの選択 クライアント システムに複数のスピーカーが接続されている場合は、リモート デスクトップで優先するスピーカーを指定できます。使用可能なスピーカーをすべて選択することもできます。
リモート デスクトップ セッションの共有 セッション共同作業機能を使用すると、他のユーザーを既存のリモート デスクトップ セッションに招待できます。この方法で共有されているリモート デスクトップ セッションは、共同作業セッションといいます。別のユーザーとセッションを共有するユーザーは、セッション所有者といいます。共有セッションに参加するユーザーはセッション共同作業者といいます。
リモート デスクトップ セッションに参加するユーザーの招待 セッション共同作業機能を使用する場合、E メールまたはインスタント メッセージ(Windows リモート デスクトップのみ)を送信するか、クリップボードにリンクをコピーしてユーザーに転送することで、ユーザーをリモート デスクトップ セッションに招待できます。
共有リモート デスクトップ セッションの管理 招待状の送信後、共同作業セッションのユーザー インターフェイスがダッシュボードに変わり、共有リモート デスクトップ セッション(共同作業セッション)の現在の状態が表示されます。ここで、特定のアクションを実行できます。
リモート デスクトップ セッションへの参加 セッション共同作業機能を使用すると、共同作業の招待状のリンクをクリックして、リモート デスクトップ セッションに参加することができます。このリンクは、E メールやインスタント メッセージで提供される場合も、セッション オーナーから転送された文書に含まれている場合もあります。また、サーバにログインして、リモート デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウでセッションのアイコンをダブルクリックすることもできます。
ローカル フォルダとドライブの共有 クライアント ドライブ リダイレクト機能を使用すると、ローカル クライアント システムのフォルダとドライブをリモート デスクトップや公開アプリケーションと共有できます。
公開アプリケーションでローカル ファイルを開く 公開アプリケーションで。ローカル ファイル システムにあるローカル ファイルを直接開くことができます。
コピーとペースト デフォルトでは、クライアント システムからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにコピー アンド ペーストを行うことができます。
コピー アンド ペースト アクティビティの記録 クリップボード監査機能を有効にすると、Horizon Agent は、コピーアンドペースト アクティビティに関する情報をエージェント マシンのイベント ログに記録します。デフォルトでは、クリップボード監査機能は無効になっています。
クライアントのクリップボードのメモリ サイズの構成 クリップボードのメモリ サイズは、サーバとクライアントの両方に設定できます。
ドラッグ アンド ドロップ ドラッグ アンド ドロップ機能は、Horizon Agent のバージョンと機能の設定によって動作が異なります。
公開アプリケーションの使い方のヒント 公開アプリケーションは、ローカルのクライアント システムにインストールされたアプリケーションと同じように表示され、動作します。公開アプリケーションを使用する場合、次のことに注意してください。
切断後の公開アプリケーションへの再接続 Horizon Client でサーバの接続を切断した後も、実行中の公開アプリケーションを開いた状態にしておくこともできます。Horizon Client がサーバに再接続した際の実行中の公開アプリケーションの動作を設定できます。
異なるクライアント デバイスでの公開アプリケーションの複数のセッションの使用 公開アプリケーションの複数セッション モードを有効にすると、異なるクライアント デバイスからサーバにログインしたときに、同じ公開アプリケーションの複数のセッションを使用できます。
公開アプリケーションでのローカル IME の使用 英語以外のキーボードとロケールを使用している場合、ローカル クライアント システムにインストールされている IME (Input Method Editor) を使用して、英語以外の文字を公開アプリケーションに送信できます。
リモート デスクトップでのローカル IME の使用 英語以外のキーボードとロケールを使用している場合、ローカル クライアント システムにインストールされている IME (Input Method Editor) を使用して、英語以外の文字をリモート デスクトップに送信できます。Horizon Client は、簡体字中国語、繁体字中国語、日本語、韓国語をサポートしています。右クリック オプションは、日本語と韓国語でサポートされています。
リモート デスクトップまたは公開アプリケーションからの印刷 VMware Integrated Printing 機能を使用すると、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションから、ネットワーク プリンタまたはローカル接続のプリンタで印刷することができます。
VMware Integrated Printing 機能の印刷設定を行う リモート デスクトップで VMware Integrated Printing 機能の印刷設定を行うことができます。VMware Integrated Printing 機能を使用すると、Windows リモート デスクトップに追加のプリンタ ドライバをインストールすることなく、リモート デスクトップからローカルまたはネットワーク プリンタを使用できます。この機能で使用可能なプリンタごとに、データ圧縮、印刷品質、両面印刷、カラーなどの環境設定を行うことができます。
リモート デスクトップからローカル USB プリンタへの印刷 USB プリンタは、ローカル クライアント システムの USB ポートに接続されるプリンタです。ローカル クライアント システムに接続された USB プリンタにリモート デスクトップから印刷ジョブを送信できます。
リモート デスクトップでのマウスのパフォーマンスの向上 3D アプリケーションがリモート デスクトップで使用されている時に VMware Blast 表示プロトコルまたは PCoIP 表示プロトコルを使用する場合、相対マウス機能を有効にするとマウスのパフォーマンスが向上します。
スキャナの使用 スキャナ リダイレクト機能を使用すると、ローカル クライアント システムに接続されているスキャナを使用して、リモート デスクトップおよび公開アプリケーションの情報をスキャンできます。この機能は、USB リダイレクトを使用して達成できるよりも大幅に低いバンド幅でスキャン データをリダイレクトします。
シリアル ポート リダイレクト シリアル ポート リダイレクト機能を使用すると、内蔵の RS232 ポートまたは USB シリアル アダプタなどの、ローカルに接続されたシリアル (COM) ポートをリダイレクトできます。プリンタ、バーコード リーダー、およびその他のシリアル デバイスをこれらのポートに接続して、リモート デスクトップで使用できます。
入力フォーカスのキーボード ショートカット [入力フォーカスを有効にするためのホットキーの組み合わせ] と [入力フォーカスを解除するホットキーの組み合わせ] のグループ ポリシー設定を使用して、入力フォーカスのキーボード ショートカットを設定します。
キーボード入力ソース言語の同期 リモート デスクトップに接続すると、クライアント システムのキーボード入力ソース言語がリモート デスクトップで同期されます。
ロック キーの同期の構成 クライアント システムの Num Lock、Scroll Lock、Caps Lock キーの切り替え状態をリモート デスクトップに同期するように Horizon Client を設定するには、Horizon Client で設定を有効にします。デフォルトでは、この設定は無効になっています。