リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続するには、サーバ名を指定し、ユーザー アカウントの認証情報を入力する必要があります。

管理者とエンド ユーザーの接続手順は若干異なるため、該当するセクションを参照してください。「管理者の手順」または「エンド ユーザーの手順」を参照してください。

注: Horizon Cloud on Azure デスクトップには、次の考慮事項が適用されます。
  • 管理者が Horizon Cloud 制御プレーンで Horizon クラウド資格オンランプ機能を有効にし、資格のあるユーザーとグループがこの機能を使用できるようにした場合、Horizon Connection Server に接続した後に Horizon 8 と Horizon Cloud on Azure の両方のデスクトップにアクセスできます。
  • Horizon クラウド資格オンランプ機能が有効になっていない場合、Horizon Cloud on Azure デスクトップにアクセスするには、Horizon Connection Server ではなく VMware Horizon Cloud Service - next-gen ポータルに接続する必要があります。「VMware Horizon Cloud Service - next-gen ドキュメント」で、「VMware Horizon Client でのデスクトップの起動」および「VMware Horizon Client でのアプリケーションの起動」を参照してください。

管理者の手順

次のタスクが完了していることを確認します。
  • ユーザー名とパスワード、RSA SecurID ユーザー名とパスコード、RADIUS 認証情報、スマート カード個人識別番号 (PIN) などのログイン認証情報を取得します。
  • ログイン用の NETBIOS ドメイン名を取得します。例として、mycompany.com ではなく mycompany を使用してください。
  • Horizon Client の Connection Server の準備」で説明されている管理タスクを実行します。
  • 企業のネットワークの外部から VPN 接続でリモート デスクトップおよび公開アプリケーションにアクセスする必要がある場合には、クライアント デバイスが VPN 接続を使用するように設定され、その接続が有効になっていることを確認します。
  • リモート デスクトップまたは公開アプリケーションへのアクセスを提供するサーバの完全修飾ドメイン名 (FQDN) があることを確認します。サーバ名ではアンダースコア (_) はサポートされません。ポートが 443 でない場合、ポート番号も必要です。
  • RDP 表示プロトコルを使用してリモート デスクトップに接続する予定である場合は、AllowDirectRDP エージェント グループ ポリシーが有効になっていることを確認します。詳細については、『Horizon リモート デスクトップの機能と GPO』ドキュメントを参照してください。
  • サーバによって示された証明書に証明書確認モードを設定します。使用するモードを決定するには、「Horizon Windows Client での証明書確認モードの設定」を参照してください。

エンド ユーザーがリモート デスクトップおよび公開アプリケーションにアクセスする前に、クライアント デバイスからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続できることをテストします。サーバを指定し、ユーザー アカウントの認証情報を入力する必要がある場合があります。

  1. VPN 接続が必要な場合、VPN をオンにしてください。
  2. Horizon Client を開始します。
  3. (オプション) 現在ログインしている Windows ドメイン ユーザーとしてログインするには、メニュー バーの右上隅にある [オプション] メニュー(... アイコン)をクリックし、[現在のユーザーとしてログイン] を選択します。

    この設定は、クライアント システムに [現在のユーザーとしてログイン] 機能がインストールされている場合にのみ使用できます。Horizon Client システムにログインするために、Windows Hello for Business と証明書信頼が使用されます。

  4. サーバに接続します。
    オプション 説明
    [新規サーバに接続] [+ サーバの追加] ボタンをクリックするか、メニュー バーの [+ サーバの追加] クリックします。サーバの名前を入力して、[接続] をクリックします。
    注: サーバを追加するときに IPv6 アドレスを指定するには、アドレスを角括弧で囲む必要があります。
    [既存サーバに接続] サーバのアイコンをダブルクリックするか、サーバ アイコンを右クリックして [接続] を選択します。
  5. RSA SecurID の認証情報または RADIUS の認証証明書の入力を求められた場合、認証情報を入力して [続行] をクリックします。
  6. 少なくとも 1 つのリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを使用する資格を付与されたユーザーの認証情報を入力し、ドメインを選択して [ログイン] をクリックします。

    username@domain の形式でユーザー名を入力すると、Horizon Client はこれをユーザー プリンシパル名 (UPN) として扱います。この場合、[ドメイン] ドロップダウン メニューは使用できなくなります。v

    [ドメイン] ドロップダウン メニューが表示されていない場合、username@domain または domain\username の形式でユーザー名を入力する必要があります。

  7. Horizon Client から、スタート メニューまたはリモート デスクトップに公開アプリケーションまたはリモート デスクトップのショートカットを作成するように求めるプロンプトが表示された場合は、[はい] または [いいえ] をクリックします。

    このプロンプトは、公開アプリケーションまたはリモート デスクトップにショートカットが設定されているサーバに初めて接続したときに表示されます。[はい] をクリックすると、ユーザーに使用資格がある場合、クライアント システムに公開アプリケーションまたはリモート デスクトップのスタート メニュー ショートカットまたはデスクトップ ショートカットがインストールされます。[いいえ] をクリックすると、スタート メニュー ショートカットまたはデスクトップ ショートカットはインストールされません。一部は、ショートカットが自動的にインストールされ、プロンプトは表示されません。

    Horizon 管理者は、[Horizon Server の構成時にショートカットを自動的にインストールする] グループ ポリシーで、「エンド ユーザーにショートカットをインストールするように指示する」(デフォルト)、「ショートカットを自動的にインストールする」または「ショートカットをインストールしない」を設定できます。

  8. (オプション) リモート デスクトップの表示設定を行うには、リモート デスクトップのアイコンを右クリックして [設定] を選択します。
    オプション アクション
    [表示プロトコルの選択] Horizon 管理者が許可している場合、[接続方法] ドロップダウン メニューから表示プロトコルを選択できます。
    [表示レイアウトの選択] [表示] ドロップダウン メニューを使用して、ウィンドウ サイズを選択するか複数のモニターを使用します。
  9. リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続するには、デスクトップまたはアプリケーションの選択ウィンドウでリモート デスクトップまたは公開アプリケーションのアイコンをダブルクリックします。

    RDSH 公開デスクトップに接続するときに、公開デスクトップが別の表示プロトコルを使用するようにすでに設定されている場合、すぐには接続できません。Horizon Client がプロンプトを表示し、プロトコル(RDP か Blast/PCoIP)を設定するか、ログオフするか確認されます。ログオフすると、Horizon Client が別の表示プロトコルで接続できるようになります。

[結果]

接続すると、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションが開きます。

サーバで使用資格のあるリモート デスクトップまたは公開アプリケーションが複数ある場合は、デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウが開いたままになります。このウィンドウで、別のリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続できます。

クライアント ドライブ リダイレクト機能が有効になっている場合、[共有] ダイアログ ボックスが表示され、ローカル ファイル システムのファイルに対するアクセスを許可または拒否できます。詳細については、「Horizon Windows Client でのローカル フォルダとドライブの共有」を参照してください。

サーバに最初に接続したときに、Horizon Client はサーバのショートカットを Horizon Clientホーム ウィンドウに保存します。次にサーバに接続するときに、このサーバのショートカットをダブルクリックできます。

サーバへの認証に失敗した場合、またはクライアントがリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続できない場合は、以下の手順を実行します。
  • サーバの証明書が正常に動作していることを確認します。アクセスできない場合は、リモート デスクトップのエージェントにアクセスできないという情報も Horizon Console に表示される場合があります。これらは、証明書の問題によって発生する二次的な接続の問題の現象です。
  • Connection Server インスタンスで設定されているタグがこのユーザーからの接続を許可していることを確認します。『Horizon 8 の管理』ドキュメントを参照してください。
  • ユーザーがこのリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにアクセスする資格を付与されていることを確認します。『Horizon 8 でのデスクトップとアプリケーション』ドキュメントを参照してください。
  • RDP 表示プロトコルを使用してリモート デスクトップに接続する場合は、リモート デスクトップのオペレーティング システムでリモート デスクトップ接続が許可されていることを確認します。

デフォルトでは、Horizon Client は、リモート セッション中のネットワーク品質を監視し、遅延が大きいためにネットワークが不安定であることを検出した場合に通知メッセージを表示します。詳細については、「不安定なネットワーク接続の検出」を参照してください。

[次の手順]

起動設定を行います。エンド ユーザーがサーバのホスト名を指定する必要がないようにする場合、または他の起動設定を行う場合は、コマンドライン オプションを使用してリモート デスクトップのショートカットを作成します。「コマンド ラインからの Horizon Windows Client の実行」を参照してください。

エンド ユーザーの手順

システム管理者から以下の情報を取得します。
  • VPN (仮想プライベート ネットワーク)接続をオンにするかどうかに関する指示。
  • サーバに接続するために使用するサーバ名。
  • ポートが 443 でない場合には、サーバとの接続に使用するポート番号。
  • Active Directory ユーザー名とパスワード、RSA SecurID ユーザー名とパスコード、RADIUS 認証情報、スマート カード個人識別番号 (PIN) などのログインに使用する認証情報。
  • ログインのためのドメイン名。

証明書確認モードを設定するようにシステム管理者から指示された場合には、「Horizon Windows Client エンド ユーザーの証明書確認モードの構成」を参照してください。

  1. VPN 接続が必要な場合、VPN をオンにしてください。
  2. Horizon Client を開始します。
  3. (オプション) 現在ログインしている Windows ドメイン ユーザーとしてログインするには、メニュー バーの右上隅にある [オプション] メニュー(... アイコン)をクリックし、[現在のユーザーとしてログイン] を選択します。

    この設定は、クライアント システムに [現在のユーザーとしてログイン] 機能がインストールされている場合にのみ使用できます。セッションでアクティブな場合、Windows Hello for Business が認証に使用されます。

  4. サーバに接続します。
    オプション 説明
    [新規サーバに接続] [+ サーバの追加] ボタンをクリックするか、メニュー バーの [+ サーバの追加] をクリックします。システム管理者の指示に従ってサーバの名前を入力して、[接続] をクリックします。
    [既存サーバに接続] サーバのアイコンをダブルクリックするか、サーバ アイコンを右クリックして [接続] を選択します。
  5. RSA SecurID の認証情報または RADIUS の認証証明書の入力を求められた場合、認証情報を入力して [続行] をクリックします。
  6. 少なくとも 1 つのリモート デスクトップまたは公開アプリケーションを使用する資格を付与されたユーザーの認証情報を入力し、ドメインを選択して [ログイン] をクリックします。

    username@domain の形式でユーザー名を入力すると、Horizon Client はこれをユーザー プリンシパル名 (UPN) として扱います。この場合、[ドメイン] ドロップダウン メニューは使用できなくなります。v

    [ドメイン] ドロップダウン メニューが表示されていない場合、username@domain または domain\username の形式でユーザー名を入力する必要があります。

  7. Horizon Client から、スタート メニューまたはリモート デスクトップに公開アプリケーションまたはリモート デスクトップのショートカットを作成するように求めるプロンプトが表示された場合は、[はい] または [いいえ] をクリックします。

    このプロンプトは、公開アプリケーションまたはリモート デスクトップにショートカットが設定されているサーバに初めて接続したときに表示されます。[はい] をクリックすると、ユーザーに使用資格がある場合、クライアント システムに公開アプリケーションまたはリモート デスクトップのスタート メニュー ショートカットまたはデスクトップ ショートカットがインストールされます。[いいえ] をクリックすると、スタート メニュー ショートカットまたはデスクトップ ショートカットはインストールされません。一部は、ショートカットが自動的にインストールされ、プロンプトは表示されません。

  8. (オプション) リモート デスクトップの表示設定を行うには、リモート デスクトップのアイコンを右クリックして [設定] を選択します。
    オプション アクション
    [表示プロトコルの選択] Horizon 管理者が許可している場合、[接続方法] ドロップダウン メニューから表示プロトコルを選択できます。
    [表示レイアウトの選択] [表示] ドロップダウン メニューを使用して、ウィンドウ サイズを選択するか複数のモニターを使用します。
  9. リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続するには、デスクトップまたはアプリケーションの選択ウィンドウでリモート デスクトップまたは公開アプリケーションのアイコンをダブルクリックします。

    RDSH 公開デスクトップに接続するときに、公開デスクトップが別の表示プロトコルを使用するようにすでに設定されている場合、すぐには接続できません。Horizon Client がプロンプトを表示し、プロトコル(RDP か Blast/PCoIP)を設定するか、ログオフするか確認されます。ログオフすると、Horizon Client が別の表示プロトコルで接続できるようになります。

[結果]

接続すると、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションが開きます。

サーバで使用資格のあるリモート デスクトップまたは公開アプリケーションが複数ある場合は、デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウが開いたままになります。このウィンドウで、別のリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続できます。

クライアント ドライブ リダイレクト機能が有効になっている場合、[共有] ダイアログ ボックスが表示され、ローカル ファイル システムのファイルに対するアクセスを許可または拒否できます。詳細については、「Horizon Windows Client でのローカル フォルダとドライブの共有」を参照してください。

サーバに最初に接続したときに、Horizon Client はサーバのショートカットを Horizon Clientホーム ウィンドウに保存します。次にサーバに接続するときに、このサーバのショートカットをダブルクリックできます。

デフォルトでは、Horizon Client は、リモート セッション中のネットワーク品質を監視し、遅延が大きいためにネットワークが不安定であることを検出した場合に通知メッセージを表示します。詳細については、「不安定なネットワーク接続の検出」を参照してください。

[次の手順]

ログインするたびに同じリモート デスクトップに接続するには、リモート デスクトップ ウィンドウのメニュー バーにある [オプション] メニューを選択し、[このデスクトップに自動接続] を選択します。