Horizon Universal Console の作成ワークフローを使用して、App Volumes アプリケーションをテナントのインベントリに追加します。この作成ワークフロー内で、システムは Horizon Cloud 内でネイティブにアプリケーション パッケージをキャプチャします。
背景情報については、VMware Digital Workspace Tech Zone にアクセスして、Horizon Cloud Service on Microsoft Azure の App Volumesのビデオ デモ ウォークスルーをご覧ください。
前提条件
この手順を実行する前に、環境が次の前提条件を満たしていることを確認します。
手順
- コンソールで、 を選択します。
[アプリケーション] ページの
[App Volumes] タブが表示されます。
- をクリックします。
- [新しいアプリケーション パッケージ] ウィンドウの [定義] の下に、以下に示す値を入力します。
オプション |
説明 |
アプリケーション |
[新規] ラジオ ボタンを選択し、アプリケーションの一意の名前を入力します。名前は英字 (a ~ Z) で開始し、英字 (a ~ Z)、ハイフン (-)、および数字のみで構成する必要があります。 |
説明 |
(オプション)アプリケーションの説明を入力します。 |
パッケージ |
パッケージの一意の名前を入力します。 |
説明 |
(オプション)パッケージの説明を入力します。 |
- [新しいアプリケーション パッケージ] ウィンドウの [アプリケーション パッケージのデスクトップ] の下に、以下に示す値を入力します。
オプション |
説明 |
場所 |
[ポッド] ドロップダウン メニューに表示されるポッドのセットをフィルタする場所を選択します。 |
ポッド |
[イメージ] ドロップダウン メニューに表示されるポッドのセットをフィルタするポッドを選択します。ドロップダウン メニューには、App Volumes が有効で、App Volumes Agent がインストールされたイメージを少なくとも 1 つ持ち、Unified Access Gateway が有効になっている[ポッド]のみが表示されます。 |
イメージ |
[イメージ] ドロップダウン メニューからイメージを選択します。
注: メニューには、App Volumes Agent がインストールされ、単一ユーザー タイプまたはクライアント タイプのオペレーティング システムを実行しているイメージのみが表示されます。このようなイメージの作成の詳細については、上記の前提条件を参照してください。
|
- アプリケーションのリストの下で、アプリケーションをオンデマンドで配信するか、次回のログインまたは起動時に配信するかを選択します。
- [保存] をクリックします。
ユーザーがキャプチャ プロセスを初めて開始するときは、キャプチャ デスクトップ仮想マシンがアプリケーションのキャプチャに使用できるようになるまで、最大で 20 分かかります。この 20 分間に、システムは、キャプチャ デスクトップ仮想マシンに使用されるキャプチャ プロセスの VDI デスクトップ割り当てを 1 つ以上作成しています。システムが基盤となる割り当てと仮想マシンを作成するには、最大で 20 分かかる場合があります。
- システムは、ポッドごとに 1 つのイメージにつき割り当てを 1 つ作成します。このため、1 つまたは複数の割り当てを作成する場合があります。
- 各割り当ては、キャプチャを実行している同時ユーザー数に合わせて拡張され、常にパワーオフ状態の余分な仮想マシンが 1 台あります。最初のユーザーがキャプチャ プロセスを開始すると、2 台の仮想マシンが作成されます。1 台はキャプチャのためにそのユーザーに割り当てられ、もう 1 台はパワーオフされます。2 つ目のユーザーがキャプチャを開始すると、割り当ては 3 台の仮想マシンに拡張され、最終的には割り当てのキャパシティの上限まで拡張されます。各キャプチャが完了すると、キャプチャで使用された仮想マシンが削除され、割り当てのキャパシティが減少します。通常、キャプチャが実行されていないときの割り当てのデフォルト サイズは、1 台の仮想マシンです。ただし、割り当ての仮想マシンの数を一時的にゼロにすることは可能です。いずれの場合でも、最初のユーザーがキャプチャを開始すると、上記のようにサイズが 2 台の仮想マシンに増加します。
- これらの割り当ては
appcaptureXXX
パターンに従って名前が付けられます。ここで、XXX
はランダムに生成された番号になります。
- 次に説明するように、割り当ての場所は異なります。
- コンソールの [ブローカ] ページのテナントの構成に応じて、またその構成を反映するコンソールの動的な性質により、割り当て用のコンソールの左側のナビゲーションには、たとえば、 または のような [デスクトップ] と [アプリケーション] のラベルの組み合わせが表示されたり、それらの行に沿っていくつかの組み合わせが表示されたりします。[アプリケーション] ラベルが付いているコンソールのパスのタイプの場合は、これらの割り当てが表示されます。
- コンソールの [ブローカ] ページで、Horizon Cloud ポッドの Universal Broker が有効になっていることが示され、割り当てが非マルチクラウド割り当てに基づいている場合、それらは に表示されます。
注: 2020 年 12 月 9 日の更新前に実行したキャプチャからの割り当てがあり、
Horizon Cloud ポッドの
Universal Broker が有効になっている場合は、それらの割り当てを
[RDSH デスクトップとアプリ] コンソール ページから削除することをお勧めします。
Universal Broker を有効にすると、キャプチャ プロセスで作成されたすべての新しい割り当てがマルチクラウド割り当てになり、以下で説明するように、
[VDI デスクトップとアプリ] と
[RDSH デスクトップとアプリ] の両方に表示されます。
- コンソールの [ブローカ] ページで、Horizon Cloud ポッドの Universal Broker が有効になっていることが示され、割り当てがマルチクラウド割り当てに基づいている場合、それらは と の両方の場所に表示されます。
注: 割り当てが両方の場所に表示される場合、名前は少し異なります。
[RDSH デスクトップとアプリ] での割り当ての名前には英数字文字列が追加されています。たとえば、
[VDI デスクトップとアプリ] の
appcapture1234
という名前の割り当ては、
[RDSH デスクトップとアプリ] では
appcapture1234-5ab6c789
という名前になります。
重要: これらの割り当てのいずれかを削除する前に、割り当ての削除に関する以下の情報を確認してください。
- 割り当ての削除について:
- 近い将来に追加のキャプチャを実行する予定がない場合は、これらの割り当てを削除して、理由もなく環境内に存在しないようにすることができます。削除した場合、次回キャプチャを実行したときに、システムは新しいものを作成するまでに最大で 20 分かかります。
- パッケージ プロセスに使用されるイメージを更新する場合は、更新する前にこれらの割り当てを削除する必要があります。
注目: 上記のように、
と
の両方で表示される割り当てを削除する場合、
ページでは割り当てを削除しないでください。ここで削除するとエラーが発生します。代わりに、
ページから割り当てを削除してください。これにより、両方のページから割り当てが削除されます。
割り当てが両方の場所に表示される場合、名前は少し異なることに注意してください。 での割り当ての名前には英数字文字列が追加されています。たとえば、 の appcapture1234
という名前の割り当ては、 では appcapture1234-5ab6c789
という名前になります。
ヒント:
に移動して、キャプチャの進行状況に関する有用な情報と、手順の各ポイントでの次のステップを表示できます。パッケージの作成、割り当ての作成、割り当てのステータスに関する通知があります。通知では、割り当て名、パッケージ名、各キャプチャを実行するユーザーの ID も確認できます。何らかの理由でキャプチャに失敗した場合は、通知を確認して、報告されたエラーを表示できます。
これで、[アプリケーション] ページのリストにアプリケーション パッケージのエントリが作成されます。このリスト エントリの [ステータス] をポイントすると、キャプチャ仮想マシンのステータスが示されます。ステータスが
Desktop ready for application capture
の場合は、手順に従ってキャプチャ デスクトップ仮想マシンにログインし、アプリケーション パッケージのアプリケーションのインストールを開始できます。
- [アプリケーション] ページで、アプリケーションの名前をクリックします。
アプリケーションの [アプリケーションの詳細] ページが表示されます。
- 新しいアプリケーション パッケージを選択し、[キャプチャの開始] をクリックします。
新しいブラウザ タブで、Horizon HTML Access(ブラスト)ログイン フォームが開きます。
- Horizon Universal Console へのログインに使用したものと同じ認証情報を使用してログインします。
- Horizon HTML Access クライアントで、キャプチャ デスクトップ仮想マシンを起動します。
注意: キャプチャ仮想マシンにログインするために使用されるユーザー名にはローカル管理者権限が必要です。そうでないと、ユーザーには
[パッケージング中] ダイアログ ボックスが表示されません。
Windows デスクトップに、
[VMware App Volumes - パッケージの進行中] ダイアログ ボックスが、
[パッケージング中...] のメッセージとともに表示されます。
重要: このダイアログ ボックスを閉じないでください。必要に応じて、アプリケーション パッケージに必要なアプリケーションのインストールが完了するまで、邪魔にならない場所に移動します。
- アプリケーション パッケージにパッケージ化するアプリケーションをインストールします。
- [VMware App Volumes - パッケージの進行中] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。アプリケーションのインストールが終了したら、[App Volumes – パッケージの進行中] ウィンドウで OK をクリックします。次の [App Volumes –パッケージの進行中] ウィンドウが表示されます。
[VMware App Volumes - パッケージの進行中] ダイアログ ボックスに、
[インストールが完了しましたか? ] というメッセージが表示されます。
- [はい] をクリックします。
[VMware App Volumes - パッケージの完了] ダイアログ ボックスが表示されます。
- 名前とバージョンに必要な変更を加え、必要に応じて説明を追加します。
- [完了] をクリックします。
仮想マシンの再起動を求めるメッセージが表示されます。
- [OK] をクリックして、仮想マシンの再起動を許可します。
キャプチャ デスクトップ仮想マシンが再起動すると、HTML Access クライアント セッションによって切断されたことを示すメッセージが表示されます。
- キャプチャ デスクトップ仮想マシンがオンラインに戻ったら、再度ログインして、[パッケージ化に成功しました! ]というメッセージを確認します。
- キャプチャ デスクトップ仮想マシンからログアウトします。
結果
[アプリケーションの詳細] ページに、Application capture in progress
のステータスで新しいアプリケーション パッケージ表示されます。アプリケーション パッケージのインポートが完了すると、ステータスは Success
に変わります。