このドキュメント ページでは、VDI 専用デスクトップ割り当てにすでに存在する特定の個々の VDI デスクトップのサイズを変更する方法について説明します。

サービス リリース 2204 以降では、既存の割り当てられた専用 VDI デスクトップを編集して、仮想マシン モデル、ディスク サイズ、およびディスク タイプを変更できます。この機能を使用するには、ポッドでそのリリースのマニフェスト バージョン以降が実行されている必要があります。

この機能は通常、次のシナリオで使用されます。

  • 割り当て済みのデスクトップで、割り当てのエンド ユーザーの一部に、割り当ての仮想マシン構成とは異なる CPU、メモリ、またはディスク タイプのニーズがある。
  • VDI 専用割り当て自体は仮想マシン モデルとディスク タイプおよびサイズを使用し、既存のデスクトップがあったが、その後割り当て自体が別の仮想マシン モデルまたは異なるディスク タイプ、あるいはディスク サイズを使用するように編集された。このシナリオでは、割り当ての新しい仮想マシン構成と一致するようにこれらのデスクトップを個別に編集するまで、既存のデスクトップは割り当ての元の仮想マシン モデルまたはディスク構成を使用したままになります。

この機能に関する注意事項:

  • 特定の VDI デスクトップを編集することは、そのデスクトップの基盤となる仮想マシンに使用される Azure 仮想マシン モデル、ディスク サイズ、およびディスク タイプを変更することを意味します。
  • VDI 専用デスクトップ割り当て内の特定のデスクトップを編集すると、そのデスクトップが存在する割り当て全体が混合タイプの割り当てと見なされます。
  • 割り当て全体は、指定された仮想マシン設定を引き続き使用します。その結果、後でその VDI 専用デスクトップ割り当て内のデスクトップの数を増やすと、割り当ての拡張から作成された新しい VDI デスクトップに割り当ての仮想マシン設定が適用されます。
  • この機能は、単一セッションの Windows 10 および Windows 11 オペレーティング システムでサポートされています。
  • 次のオペレーティング システムでの使用はサポートされていません:Windows 7 およびマルチセッション Windows オペレーティング システム。(Horizon Cloud for Microsoft Azure 環境では、マルチセッションの Windows オペレーティング システムはファームで使用されることに注意してください。この機能は、VDI 専用デスクトップ割り当てのコンテキストで使用されます。したがって、これらのマルチセッション システムは VDI 専用デスクトップ割り当てに使用されないため、この機能がこのようなマルチセッション システムでサポートされることは想定されていません。)
  • この機能での ZRS ディスク タイプの使用は現在サポートされていません。Microsoft Azure クラウドでは、ZRS(ゾーン冗長ストレージ)オプションは限定プレビューで提供されます。ZRS ディスク タイプで構成されたデスクトップを編集すると失敗することがあります。デスクトップを編集して ZRS 以外のディスク タイプから ZRS ディスク タイプに切り替えると、失敗することがあります。
  • コンソールの VDI 専用デスクトップ割り当ての [デスクトップ] タブにある [モデル] 列には、割り当てのデスクトップに使用されている Azure 仮想マシン モデルが表示されます。その [モデル] 列から、どのデスクトップが他のデスクトップとは異なる仮想マシン モデルを使用しているかを確認できます。

前提条件

VDI デスクトップで [編集] アクションを実行するには、VDI デスクトップをパワーオフ状態にする必要があります。

割り当ての電源管理ポリシーが VDI デスクトップのパワーオフを妨げないようにします。電源管理ポリシーがデスクトップを確実にパワーオンするように設定されている場合、VDI デスクトップをパワーオフして編集すると、システムは自動的にパワーオンしようと試みます。必要に応じて、電源管理ポリシーを一時的に調整し、VDI デスクトップをパワーオフして編集できるようにします。次に、デスクトップを更新するシステム アクティビティが終了したら、割り当ての電源管理ポリシーを以前の状態に戻します。

手順

  1. Horizon Universal Console で、デスクトップが存在する VDI 専用デスクトップ割り当ての詳細に移動し、[デスクトップ] タブを選択します。
  2. デスクトップがまだオフになっていない場合は、パワーオフします。
  3. パワーオフ状態のデスクトップを選択し、[詳細] > [編集] の順にクリックします。
  4. 新しい仮想マシン モデルを選択するか、ディスク タイプまたはサイズを変更します。
    注: この機能での ZRS ディスク タイプの使用は現在サポートされていません。ZRS タイプを選択すると失敗することがあります。
  5. [保存] をクリックします。

次のタスク

VDI デスクトップをパワーオフして編集できるように電源管理ポリシーを一時的に調整した場合は、割り当ての電源管理ポリシーを以前の状態に戻します。

ディスク サイズを増やすと、デスクトップの基盤となる仮想マシンでのゲスト OS の操作が必要になる場合があります。詳細については、ディスク サイズが増加した場合に必要な操作を参照してください。