インスタント クローン デスクトップ プールのゴールド イメージで Horizon Agent をアップグレードする必要があります。
ここでは、デスクトップ ソースとして使用される仮想マシンでエージェント ソフトウェアからアップグレードするために実行が必要な作業の概要について説明します。一部の作業の実行には、vSphere Client のオンライン ヘルプまたは『Horizon 8 でのデスクトップとアプリケーション』(Horizon Administrator で [ヘルプ] ボタンをクリックして表示)に記載されている手順が必要になる場合があります。ターミナル サービス ホストまたは Microsoft RDS ホスト上のエージェント ソフトウェアをアップグレードする場合は、「セッション ベースのデスクトップを提供する RDS ホストのアップグレード」を参照してください。Linux 仮想マシン上のエージェント ソフトウェアをアップグレードするには、『Horizon 8 でのデスクトップとアプリケーション』ドキュメントを参照してください。
インスタント クローンの展開を予定している場合は、この手順を使用して、インスタントクローン デスクトップ プールのゴールド イメージを作成できます。ゴールド イメージで Horizon Agent をアップグレードするときは、インスタントクローン デスクトップ プールに適切なオプションを選択するだけです。
フル クローンの自動デスクトップ プールまたは手動デスクトップ プールに対してエージェントの自動アップグレード機能を使用できます。
前提条件
- レプリカ グループにある Connection Server インスタンスがすべてアップグレードされていることを確認します。安全な JMS ペアリング メカニズムが Horizon Agent で動作するように、すべての Connection Server インスタンスを最初にアップグレードする必要があります。
- ESXi ホストおよび仮想マシンをアップグレードする場合は、「ESXi ホストおよび仮想マシンのアップグレード」に説明されている手順を実行します。
- フル クローンの自動デスクトップ プールまたは手動デスクトップ プールに対してエージェントの自動アップグレード機能を使用するには、Horizon Enterprise Plus Subscription ライセンスが必要です。
- インストールとアップグレードを実行する際に使用するホスト上に、管理者権限を持つドメイン ユーザー アカウントがあることを確認します。
手順
- ゴールド イメージまたは仮想マシン テンプレートでエージェント ソフトウェアをアップグレードします。ユースケースに応じて、テスト用のインスタント クローン デスクトップ プールまたはフル クローン デスクトップ プールを作成します。手動デスクトップ プールを使用している場合は、プール内の 1 台のデスクトップでテストを行います。
- ゴールド イメージまたは仮想マシン テンプレートで、Horizon Agent インストーラの新しいバージョンをダウンロードして実行します。
インストーラは VMware の Web サイトからダウンロードできます。
- この仮想マシンから、小さなデスクトップ プールを作成します。
- 作成したデスクトップ プールから仮想マシン デスクトップをテストして、あらゆる使用方法のシナリオが正常に機能することを確認します。
たとえば、1 つの仮想マシン デスクトップを含むデスクトップ プールを作成し、
Horizon Client を使用してそのデスクトップにログインできることを確認します。
Horizon Agent インストーラを実行してデスクトップ プールを作成する手順については、『
Horizon 8 でのデスクトップとアプリケーション』(
Horizon Console の
[ヘルプ] ボタンをクリックして表示)を参照してください。
- すべてのゴールド イメージと仮想マシン テンプレートで手順 1 を繰り返します。
- インスタント クローン デスクトップ プールを作成する予定がある場合は、アップグレードされた各ゴールド イメージのスナップショットを作成します。
アップグレードするプールに移動して、プッシュ イメージ操作を実行します。プッシュ イメージ操作の詳細については、『
Horizon 8 でのデスクトップとアプリケーション』ドキュメントを参照してください。
スナップショットの作成手順については、vSphere Client のオンライン ヘルプを参照してください。
- フル クローンの自動デスクトップ プールまたは手動デスクトップ プールを使用し、Horizon Enterprise Plus Subscription ライセンスがある場合は、各仮想デスクトップでエージェント ソフトウェアを自動的にアップグレードします。「Horizon Agent の自動アップグレード」を参照してください。Horizon Enterprise Plus Subscription ライセンスがない場合は、ソフトウェア アップグレードに通常使用するサードパーティ製ツールを使用してエージェントをアップグレードします。
デスクトップ プールが自動化されたフル クローン デスクトップ プールの場合は、新しい仮想マシン テンプレートのスナップショットを取得します。後でプールを拡張すると、更新された仮想マシン テンプレートまたはスナップショットから新しい仮想デスクトップが作成されます。
- 非インスタント クローン プールの場合、3D レンダリング機能を有効にするには、プール設定を編集します。
- 次のプール設定を構成します。
- Windows デスクトップ プールの場合、プールが PCoIP 表示プロトコルまたは VMware Blast 表示プロトコルを使用するように設定します。Linux デスクトップ プールの場合、プールが VMware Blast 表示プロトコルを使用するように設定します。
- [ユーザーがプロトコルを選択できるようにする] を [いいえ] に設定します。
- Windows デスクトップ プールの場合は、[3D レンダラー] 機能をオンにします。Linux デスクトップ プール場合は、[NVIDIA GRID vGPU] を選択するか(vGPU が構成されている場合)、[vSphere Client を使用して管理] を選択します。
- Windows デスクトップ プールの場合は、各仮想マシンをパワーオフしてから再度パワーオンします。
仮想マシンのパワーオフとパワーオンを実行する代わりに再起動した場合、この設定は有効になりません。
- RDS ホストとして使用するすべてのマシンに、新しいバージョンの Horizon Agent のインストーラをダウンロードして実行します。Windows の場合、RDS ホストは物理 PC または仮想マシンです。Linux の場合、RDS ホストとして機能するのは仮想マシンのみです。
インストーラは VMware の Web サイトからダウンロードできます。
重要: Windows 仮想マシンの RDS ホストでインストーラを実行するときは、
[View Composer Agent] コンポーネントの選択が解除されています。アップグレード中は、このコンポーネントを選択しないでください。
- Windows デスクトップ プールの場合、物理 PC をデスクトップ ソースとして使用する場合は、これらの物理マシンに Horizon Agent の新しいバージョンのインストーラをダウンロードして実行します。
インストーラは VMware の Web サイトからダウンロードできます。
重要: デスクトップで使用するように設定された Windows Server オペレーティング システムで、アップグレード中に
Horizon Agent インストール モードを変更しない場合は、
Horizon Agent インストーラで
[デスクトップ モード] を選択して続行します。モードを変更する場合は、
[RDS モード] を選択し、インストーラの指示に従ってアップグレードを続行します。
- アップグレードされていない Horizon Client を使用して、アップグレード済みのリモート デスクトップ ソースに旧クライアント ソフトウェアでログインできることを確認します。