コネクタは、VMware Identity Manager サービスの一部です。VMware Identity Manager 仮想アプライアンスをインストールする際、コネクタ コンポーネントはデフォルトで常に含まれます。
コネクタは、次の機能を実行します。
- エンタープライズ ディレクトリと、サービスで作成した対応ディレクトリ間でユーザーとグループのデータを同期します。
- ID プロバイダとして使用される場合、サービスに対してユーザーを認証します。
コネクタは、デフォルトの ID プロバイダになります。
コネクタはサービスの一部として提供されるため、標準的な展開環境では、追加コネクタをインストールする必要はありません。
ただし、状況によっては、追加コネクタが必要になる場合があります。 例:
- ディレクトリ タイプが異なる複数の Active Directory(統合 Windows 認証)を使用している場合は、それぞれに個別のコネクタが必要です。
コネクタ インスタンスは、複数のディレクトリと関連付けることができます。ワーカーと呼ばれるパーティションが各ディレクトリのコネクタで作成されます。ただし、同じコネクタ インスタンスでは、統合 Windows 認証タイプの 2 つのワーカーを使用することはできません。
- 社内または外部のどちらからログインするかによって、ユーザーのアクセスを管理したい場合。
- 証明書ベースの認証を使用したいが、ロード バランサで SSL が終端するように構成されている場合。証明書認証では、ロード バランサでの SSL パススルーが要求されます。
追加コネクタをインストールするには、次のタスクを実行します。
- コネクタ OVA パッケージをダウンロードします。
- サービスでアクティベーション トークンを生成します。
- コネクタ仮想アプライアンスを展開します。
- コネクタ設定を構成します。