VMware Integrated OpenStack 7.0 仮想アプライアンスをインストールし、既存の vCenter Server インスタンスに 7.0.1 パッチを適用します。

この手順では、vSphere Client を使用して VMware Integrated OpenStack をインストールする方法について説明します。OVF ツールを使用して仮想アプライアンスをインストールする場合は、--allowExtraConfig パラメータを含める必要があります。

前提条件

管理ネットワークおよび API アクセス ネットワークに、新規インストールに十分な数の IP アドレスが含まれていることを確認します。ネットワーク構成への IP アドレスの追加を参照してください。

手順

  1. vSphere Client にログインし、[ホストおよびクラスタ] ビューを選択します。
  2. VMware Integrated OpenStack 用として設定済みの管理クラスタの設定を編集し、[DRS 自動化][手動] に設定します。
    重要: Storage vMotion を使用して VMware Integrated OpenStack vApp とコントローラ仮想マシンを移行しないでください。Kubernetes パーシステント ボリュームの vmdk ファイルの名前が変更され、機能が破損します。
  3. 管理クラスタを右クリックし、ポップアップ メニューから [OVF テンプレートのデプロイ] を選択します。
  4. VMware Integrated OpenStack OVA へのパスを入力し、[次へ] をクリックします。
  5. 新しい VMware Integrated OpenStack vApp の名前を入力し、データセンターを選択して、[次へ] をクリックします。
    注: VMware Integrated OpenStack vApp の名前には、文字、数字、およびアンダースコア (_) のみを含めることができます。vApp 名は 60 文字以下に、vApp 名とクラスタ名の組み合わせは 80 文字以下にする必要があります。
  6. vApp を実行するクラスタを選択し、[次へ] をクリックします。
  7. インストールするテンプレートの詳細を確認し、[次へ] をクリックします。
  8. 使用許諾契約書を確認し、[使用許諾契約書に同意します] を選択します。その後、[次へ] をクリックします。
  9. プロビジョニング形式およびストレージ ポリシーを指定し、vApp ファイルを保存するデータストアを選択して、[次へ] をクリックします。
    プロビジョニング形式の詳細については、『 vSphere 仮想マシン管理』の 仮想ディスクのプロビジョニング ポリシーについてを参照してください。
  10. [宛先ネットワーク] 列で、既存の管理ネットワークを選択し、[次へ] をクリックします。
  11. [テンプレートのカスタマイズ] ページで、VMware Integrated OpenStack の追加設定を入力します。
    1. [ネットワーク プロパティ] で、Integrated OpenStack Manager 仮想マシンおよび DNS サーバの固定 IP アドレスを入力できます。
      DHCP を使用する場合は、すべてのフィールドを空白のままにします。 Integrated OpenStack Manager の固定 IP アドレスを入力する場合は、サブネットマスク、デフォルト ゲートウェイ、および DNS サーバも入力する必要があります。
    2. [システム] で、Integrated OpenStack Manager の管理者アカウントの初期パスワードを入力します。

      このパスワードは、Web インターフェイスで admin アカウントに、および Integrated OpenStack Manager 仮想マシンで root ユーザーに使用されます。パスワードには次のルールが適用されます。

      • パスワードは、8~128 文字である必要があります。
      • パスワードには、大文字、小文字、数字、特殊文字をそれぞれ 1 文字以上含める必要があります。
      • パスワードには、単純なパターン、一般的な単語、アカウントの名前に基づく単語を含めることはできません。
    3. [ルート ログインを許可][True] を選択します。
    4. [内部ネットワーク] で、Kubernetes サービス ネットワークのネットワーク アドレス、Kubernetes ポッド ネットワークのネットワーク アドレス、およびサービス ネットワークのドメイン名のサフィックスを入力します。
      注:

      サービスとポッド ネットワークは、相互に、また既存のネットワークと重複しないようにする必要があります。サービス ネットワーク ドメインのサフィックスは、既存のドメインと重複しないようにする必要があります。

      たとえば、現在のドメインの名前が corp.local である場合、cluster.local をサービス ネットワーク ドメインとして使用することはできません。cluster.example など、別のドメイン サフィックスを使用します。

    5. (オプション) [ログ管理] で、ログ分析サーバの IP アドレスとポート番号を入力します。
      デプロイが完了したら、ログ分析サーバの情報を追加または更新できます。
    6. (オプション) [時刻管理] で、時刻の同期に使用する NTP サーバを 1 台以上入力します。
      すべての VMware Integrated OpenStack 仮想マシンで、1 つの高可用性時刻ソースを使用する必要があります。時刻ソースを構成できない ESXi ホストがある場合は、このフィールドに NTP サーバを入力する必要があります。
  12. 画面の左上に All properties have valid values(すべてのプロパティの値は有効です)が表示されたら、[次へ] をクリックします。
  13. [設定の確認] 画面で、設定を確認します。設定が正しいことを確認したら、[終了] をクリックして、vApp をインストールします。
  14. VMware Integrated OpenStack vApp の名前を右クリックして、[電源] > [パワーオン] の順に選択します。
  15. vApp で新しい Integrated OpenStack Manager 仮想マシンを選択し、この IP アドレスを記録します。
    この IP アドレスにアクセスすることで、Web インターフェイスまたは SSH を介して新しい Integrated OpenStack Manager にログインできます。

次のタスク

VMware Integrated OpenStack 7.0.1 パッチの適用