ログ ファイルは、Mirage ゲートウェイ サーバに対する攻撃をトラブルシューティングしたり、Mirage ゲートウェイ サーバのステータス情報を取得したりするための重要なコンポーネントです。

Mirage ゲートウェイ サーバのログ ファイルは、/opt/MirageGateway/logs/ ディレクトリにあります。

Mirage ゲートウェイ サーバのセキュリティを向上させるには、ログ ファイルへのアクセス権を、Mirage ゲートウェイ プロセスを実行しているユーザーにのみ付与する必要があります。

Mirage ゲートウェイ ログのフォーマットを次に示します。
Date Time [Severity]: Component: Event Type: Description
ログの例を次に示します。
2014-04-15 03:26:33: [Error]: Auth Connector: Send: failed to send data to auth server (auth:)
2014-04-16 23:12:38: [Debug]: Gateway: Connect: coming new connection from (ip: 10.117.37.154)
2014-04-16 23:12:38: [Debug]: Gateway: Authenticate: started auth for (ip: 10.117.37.154)
2014-04-16 23:12:38: [Debug]: Auth Connector: Connect: ssl connection from (ip: 10.117.37.154)
2014-04-16 23:12:38: [Debug]: Auth Connector: Receive: reading client info from (10.117.37.154)
2014-04-16 23:12:38: [Debug]: Auth Connector: Authenticate: reading tcp auth from (ip: 10.117.37.154)
表 1. ログ ファイルのプロパティ
プロパティ 説明
日付 イベントによりログ エントリが作成された日付。この日付は、Mirage ゲートウェイ サーバのローカル タイム ゾーンに従います。

日付のフォーマットは、YYYY-MM-DD です。

時間 イベントによりログ エントリが作成された時間。この時間は、Mirage ゲートウェイ サーバのローカル タイム ゾーンに従います。

時間のフォーマットは、HH:MM:SS です。

重要度 イベントの重要度。当月の
  • 詳細
  • Trace
  • デバッグ
  • 情報
  • Warn
  • エラー
  • Fatal
コンポーネント イベントを作成した Mirage ゲートウェイ サーバのサブコンポーネント。イベントによっては、コンポーネント プロパティがログに記録されない場合があります。

コンポーネントを次に示します。

  • TCP 構成パーサー - TCP に関する構成(TCP タイムアウトなど)のパーサー。
  • ゲートウェイ構成パーサ - ゲートウェイの転送に関する構成(Mirage サーバのアドレスやロード バランシング戦略など)のパーサー。
  • 認証コネクタ - 認証用のディレクトリ サーバに接続するコンポーネント。
  • ゲートウェイ - Mirage クライアントからの接続を受け入れ、すべての読み取り/書き込み操作を実行するゲートウェイ機能。
  • アップストリーム - Mirage サーバに接続し、すべての読み取り/書き込み操作を実行するゲートウェイ機能。
イベントのタイプ コンポーネントが実行を試みた操作。イベントによっては、イベント プロパティがログに記録されない場合があります。
説明 イベントの詳細な説明。他のエンドポイントの情報を保持できます。
表 2. ログ イベントのタイプ
イベントのタイプ 説明
リソース割り当て メモリなどのリソースを割り当てます。
構文解析 構成ファイルなどの意味のあるデータを構文解析します。
IO ポート バインドや重複接続などの一般的な IO イベント。
接続 宛先に接続するか、または接続を受け入れます。
閉じる ネットワーク接続を閉じます。
受信 受信、つまり接続から読み取ります。
送信 送信、つまり接続に書き込みます。
保存 ファイルまたはストレージの場所に保存します。
ロード ファイルまたはストレージの場所からロードします。
転送 情報を転送します。
認証 証明書などの有効な日付を認証します。
検証 証明書などのデータを検証します。
コントロール TCP 遅延なしなどのパラメータを設定します。
表 3. リモート エンティティ
リモート エンティティのタイプ 説明
ip Mirage クライアント。
srv Mirage サーバ。
auth 認証サーバ(Active Directory など)。
gw Mirage ゲートウェイ サーバ。