Google Cloud Platform (GCP) ファイアウォール ルールを使用すると、指定した構成に基づいて、仮想マシン (VM) インスタンス間のトラフィックを許可または拒否できます。

ファイアウォール ルールを作成して、Virtual Private Cloud (VPC) ネットワークと、ルールの動作を定義する一連のコンポーネントを指定します。詳細については、「GCP ファイアウォール ルール」を参照してください。

ファイアウォール ルールは、コントローラ、SE、およびアプリケーション サーバの入力方向および出力方向トラフィックを許可するように構成する必要があります。

注:

デフォルトでは、GCP ですべてのプロトコルとポートの出力が許可されますが、一部のファイアウォール ルールで出力が拒否されている場合は、特定の宛先プロトコルとポートを許可する必要があります。

出力方向トラフィックが許可されている場合は、出力方向ルールの構成をスキップします。

ファイアウォール ルールを構成すると、次の通信が許可されます。

  1. 管理トラフィック

    1. コントローラ - サービス エンジン

    2. コントローラが使用するネットワーク サービス

    3. サービス エンジン - サービス エンジン

  2. データ トラフィック

    1. サービス エンジン上の仮想サービス トラフィック

    2. サービス エンジン - アプリケーション サーバ

以下の手順に従って、次のファイアウォール ルールを作成します。

注:

ターゲット タグがコントローラとサービス エンジン仮想マシンに適用されるため、以下で作成されるターゲット タグを書きとめます。

管理トラフィック

入力方向および出力方向の管理トラフィックに必要なプロトコルとポートのリストについては、「管理目的の通信に使用するポート」を参照してください。

コントローラのファイアウォール ルール

ファイアウォール ルールを構成して、NSX Advanced Load Balancer Controller の入力方向トラフィックを許可するには、「コントローラの入力方向ルールの構成」を参照してください。

ファイアウォール ルールを構成して、コントローラからの出力方向トラフィックを許可するには、「コントローラの出力方向ルールの構成」を参照してください。

データ トラフィック

データ トラフィックの入力を許可するには、「仮想サービス ポートのサービス エンジンの入力方向ルールの構成」を参照してください。

データ トラフィックの出力を許可するには、「バックエンド サーバ ポートのサービス エンジンの出力方向ルールの構成」を参照してください。