この方法は、NSX Advanced Load Balancer を構成する従来の方法です。代わりに、「307 ソリューションを使用した (n+1) モードでの Horizon 環境のロード バランシング」を使用することをお勧めします。この設計では、プライマリ HTTPS プロトコルのみが NSX Advanced Load Balancer によってロード バランシングされます。UAG はパブリック IP アドレスを使用して構成する必要があり、各 UAG の Blast 外部 URL と PCoIP 外部 URL は同じ UAG に構成されます。

次の手順に従って、NSX Advanced Load Balancer で (n+1) VIP を構成します。

手順

  1. UAG 用のカスタム健全性モニターの作成
  2. プール用の SSL プロファイルの作成

    次の構成を使用して、UAG プールの SSL プロファイルを作成します。

    • 承諾済みバージョン:1.2

    • 暗号リスト:

      TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256

      TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256

      TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384

      TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384

    1. [テンプレート] > [SSL/TLS プロファイル] > [作成] の順に移動します。
    2. [アプリケーション プロファイル] を選択します。
    3. 次に示すように、[全般] タブに必要な詳細を入力します。


    4. [暗号] タブをクリックし、次の暗号を選択します。
      • TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_GCM_SHA256

      • TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA256

      • TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_GCM_SHA384

      • TLS_ECDHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA384

    5. [保存] をクリックします。
  3. プールの作成
    1. ユーザー インターフェイスから [アプリケーション] > [プール] の順に移動します。
    2. [プールの作成] をクリックします。
    3. [新しいプール] 画面で、次のように詳細を入力します。


      注:

      HTTP-Cookie は、パーシステンスの作成に使用されます。パーシステンス プロファイルは、必要に応じて変更できます。

      詳細については、『VMware NSX Advanced Load Balancer 構成ガイド』の「パーシステンス プロファイルの作成」トピックを参照してください。

    4. モニターをバインドするには、[アクティブ モニターの追加] をクリックし、作成された HTTPS モニターを選択します。

      必要なタイマーを備えた HTTPS タイプのモニターを作成することをお勧めします。Connection Server が完全なログ レベル(デバッグに使用)で構成されている場合、健全性モニター プローブに対する接続サーバの応答によって発生した遅延を考慮して、6 秒を超えるタイムアウト間隔を設定します。

    5. [次へ] をクリックします。
    6. [サーバを追加] をクリックします。
    7. UAG server01 の IP アドレスを追加します。
    8. [サーバを追加] をクリックします。
    9. UAG server02 の IP アドレスを追加します。
    10. [次へ] > [保存] をクリックします。
  4. System-Secure-HTTP-VDI プロファイルの [接続の多重化] を無効にします。
  5. L7 仮想サービスの作成

    L7 仮想サービスには SSL プロファイルが必要です。上の手順に示すように SSL プロファイルを作成し、仮想サービスを作成します。

    新しい L7 仮想サービスを作成するには、次の手順を実行します。

    1. ユーザー インターフェイスから、[アプリケーション] > [仮想サービス] の順に移動します。
    2. [仮想サービスの作成] > [詳細設定] の順にクリックします。
    3. [新しい仮想サービス] 画面で、仮想サービスの名とその他の詳細を入力します。
    4. [サービス ポート][詳細に切り替え] をクリックし、セカンダリ プロトコル用に次のポート番号を追加します。
    5. プール (Horizon-L7-pool) を選択します。
    6. 仮想サービス用に作成された SSL プロファイルを選択します。
    7. [次へ] をクリックします。
    注:

    [System-Secure-HTTP-VDI] プロファイルで、接続の多重化が無効になっていることを確認します。

    接続の多重化を無効にする方法については、「接続の多重化の無効化」を参照してください。