Kubernetes クラスタのインポートに時間がかかる場合があります。また、クラスタのロックダウンが必要になることもあります(この場合、作成、更新、削除操作は実行できません)。すべてのクラスタがロックダウンされないように、一度に 1 つのクラスタをインポートすることをおすすめします。
インポート プロセスを開始する前に、NSX Manager のバックアップを行う必要があります。これにより、復旧不能な障害が発生したときに、インポート前の状態に NSX Manager をリストアすることができます。
インポートを実行する Python3 スクリプト(mp_to_policy_importer.py)は、scripts/mp_to_policy_import ディレクトリにあります。このスクリプトは、クラスタを実行している Kubernetes マスター ノードで実行する必要があります。
制限事項と回避策については、制限事項と回避策を参照してください。エラーの対処方法については、障害とリカバリを参照してください。
マネージャ オブジェクトをポリシーにインポートするワークフロー:
- NSX-T をバージョン 3.1 以降にアップグレードします。
- NCP を 3.2 にアップグレードします。
- NCP YAML ファイルで、policy_nsxapi が false に設定されていることを確認します。
- 次のコマンドを使用して、NSX Manager で Migration Coordinator を起動します。
/etc/init.d/migration-coordinator start
次のコマンドを使用して、正常に実行されていることを確認します。
/etc/init.d/migration-coordinator status
マネージャ オブジェクトをポリシーにインポートする場合は、このマネージャの IP アドレスを使用してください。
- バックアップを作成します。
- 共有リソースをインポートします。共有リソースのインポート を参照してください。
- Kubernetes クラスタをロックします。Kubernetes API サーバが読み取り専用モードになります。Kubernetes リソースで作成、更新または削除操作を行わないでください。少なくとも 10 分以上待ってから、次のステップに進みます。
- NCP を停止します。
- バックアップを作成します。
- Kubernetes クラスタをインポートします。Kubernetes クラスタのインポート を参照してください。
- このクラスタで必要であれば、ncp.ini を更新します。共有リソースのインポート を参照してください。
- NCP YAML ファイルで、policy_nsxapi が true に設定されていることを確認し、NCP を起動します。
- クラスタのロックを解除します。これで、Kubernetes リソースに作成、更新または削除操作を実行できるようになりました。
- 次のクラスタに手順 4 ~ 12 を繰り返します。
- 環境内のすべてのクラスタがインポートされたら、TKGI 自動化と BOSH CPI を切り替え、ポリシー API を使用します。