NSX コンポーネントのデータをバンドルとして収集できます。NSX の問題のトラブルシューティングで、VMware のテクニカル サポートにバンドルを提供できます。データ収集のステータスを確認し、バンドルをダウンロードしたり、構成済みのリモート サーバからバンドルを収集できます。

前提条件

この機能を使用するには、NSX 6.4.0 以降が必要です。

手順

  1. vSphere Web Client で、[ネットワークとセキュリティ (Networking & Security)] > [ツール (Tools)] > [サポート バンドル (Support Bundle)] の順に移動します。
  2. リストから必要な NSX Manager を選択します。
  3. 次のように、サポート ログに含めるコンポーネントを選択します。
    1. NSX Manager ログを含めるには、[NSX Manager のログを含める (Include NSX Manager logs)] チェック ボックスを選択します。
    2. 必要なオブジェクト タイプをリストから選択します。[ホスト (Hosts)][Edge (Edges)][コントローラ (Controllers)] を選択できます。
    3. 選択したオブジェクト タイプに基づき、使用可能なコンポーネントが [使用可能なオブジェクト (Available Objects)] 列に表示されます。
      • ログに含めるコンポーネントの横にあるチェック ボックスを選択し、矢印キー (右矢印) をクリックして、コンポーネントを [選択したオブジェクト (Selected Objects)] リストに移動します。
      • 選択したオブジェクトを削除するには、削除するコンポーネントの横にあるチェック ボックスを選択し、矢印キー (左矢印) をクリックして、コンポーネントを [使用可能なオブジェクト (Available Objects)] リストに移動します。
    4. [ホスト (Hosts)] では、追加のログ オプションとして [ゲスト イントロスペクション (Guest Introspection)][ファイアウォール (Firewall)] を選択できます。
  4. 選択したオブジェクトごとに、リストからバンドル収集プロセスのデフォルトのタイムアウト(分)を設定します。
  5. [リセット (RESET)] をクリックしてすべての選択を消去し、もう一度開始します。
    注: サポート バンドルをダウンロードするか、リモート サーバにアップロードできます。バンドルをリモート サーバにアップロードしない場合、生成後にバンドルがダウンロード可能になります。
  6. バンドルをリモート サーバにアップロードするには、次の手順を行います。
    1. [リモート ファイル サーバにサポート バンドルをアップロード (Upload support bundle to remote file server)] チェック ボックスを選択します。
    2. 転送プロトコルとして、[SFTP] または[FTP] サーバを選択します。
    3. 次のように、サーバの詳細を入力します。
      • [ホスト名/IP アドレス (Hostname/IP)]:リモート サーバのホスト名または IP アドレスを入力します。
      • [ユーザー名 (Username)][パスワード (Password)]:リモート サーバのユーザー名とパスワードを入力します。
      • [ポート (Port)]:デフォルトでは、ポート番号が追加されています。必要に応じてポート番号を変更できます。番号を変更するには、矢印キーをクリックします。
      • [バックアップ ディレクトリ (Backup Directory)]:バックアップ ディレクトリの名前を入力します。
  7. [バンドルの収集を開始 (Start Bundle Collection)] をクリックします。

結果

バンドルの詳細を表示するには、[バンドルの詳細を表示 (View Bundle Details)] リンクをクリックします。

全体の進行状況 (%) と各コンポーネントのステータスを確認できます。リモート サーバにアップロードされるバンドルの進行状況 (%) を確認できます。次のようなステータスが表示されます。

  • [保留中 (Pending)]:プロセスの開始を待機しています。
  • [処理中 (In Progress)]:進行中のプロセスが完了するまでの状態です。
  • [スキップされました (Skipped)]:ディスク容量が制限されていると、このステータスが表示される場合があります。一部のログを使用したバンドルが生成されます。バンドルはローカルにダウンロード可能になるか、リモート サーバにアップロードされます。スキップされたログのステータスが表示されます。
  • [失敗 (Failed)]:接続の問題やタイムアウト エラーなど、さまざまな理由でログの収集に失敗しています。[新たに開始 (START NEW)] をクリックして、もう一度データ収集を開始します。
  • [完了 (Completed)]:バンドルをダウンロードしたり、リモート サーバで確認できます。
  • [中止 (Aborted)]:バンドルの生成プロセスがキャンセルされています。
  • [一部完了 (Partially Completed)]:ログが部分的に収集されます。

次のタスクのいずれかの後にバンドルが削除されます。

  • バンドルがリモート サーバにアップロードされた。
  • 新しいログ収集要求を開始した。

次のタスク

  • 生成後に サポート バンドルをダウンロードできます。あるいは、構成済みのリモート サーバにアップロードされたファイル名を確認できます。
  • [新たに開始 (START NEW)] をクリックして、もう一度データ収集を開始します。確認のダイアログ ボックスが表示されます。[はい (Yes)] をクリックして、新しいデータ生成要求を開始します。