vSphere Distributed Switch で IPFIX を有効にできます。
次のように、論理スイッチで IPFIX を有効にします。
- NSX トランスポート ゾーン(論理スイッチ)をバッキングする vSphere Distributed Switch で、NetFlow コレクタを構成します。NetFlow コレクタの構成方法については、『vSphere ネットワーク』ガイドの「vSphere Distributed Switch のネットフロー設定の構成」を参照してください。
- 論理スイッチに対応する分散ポート グループで、NetFlow モニタリングを有効にできます。 NSX トランスポート ゾーンが複数の vSphere Distributed Switch (VDS) にまたがっている場合は、VDS/分散ポート グループごとに次の手順を繰り返します。NetFlow モニタリングを有効にする方法については、『vSphere』ドキュメントの「分散ポート グループまたは分散ポートでの NetFlow 監視の有効化または無効化」を参照してください。
NSX 環境では、ESXi の NSX アップリンクを通過する、論理スイッチの仮想マシン データ トラフィックは、VXLAN でカプセル化されます。ホストのアップリンクで NetFlow を有効にすると、カスタム IPFIX flow-record テンプレートを使用した IP フロー レコードがエクスポートされます。テンプレートには、外部の VXLAN UDP/IP ヘッダー情報とカプセル化された内部の IP パケット情報が含まれます。このようなフロー レコードによって、パケットをカプセル化している VTEP(外部ヘッダー)が可視化され、NSX 論理スイッチ (VXLAN) でホスト内トラフィック(内部ヘッダー)を生成した仮想マシンの詳細が提供されます。
vSphere Distributed Switch の IPFIX テンプレートの詳細については、IPFIX テンプレート を参照してください。