レプリケーション クラスタは、ハードウェア ゲートウェイから送信されたトラフィックを転送するハイパーバイザーのセットです。トラフィックは、ブロードキャスト、不明なユニキャストまたはマルチキャスト トラフィックの場合があります。

注: レプリケーション ノードとハードウェア ゲートウェイ スイッチを含むハイパーバイザーを同じ IP アドレスのサブネットにすることはできません。 この制限は、ほとんどのハードウェア ゲートウェイで使用されるチップセットの制限によるものです。大半のハードウェア ゲートウェイは Broadcom Trident II チップセットを使用していますが、このチップセットでは、ハードウェア ゲートウェイとハイパーバイザーの間にレイヤー 3 の基盤ネットワークが必要になります。

Cross-vCenter NSX 環境では、プライマリおよびセカンダリ NSX Manager と複数のレプリケーション クラスタで、ハードウェア ゲートウェイ スイッチの設定がサポートされます。ただし、デフォルトのレプリケーション クラスタを使用できるのは、プライマリ NSX Manager のハードウェア ゲートウェイのみです。セカンダリ NSX Manager では、ハードウェア ゲートウェイに新しいレプリケーション クラスタを作成する必要があります。

重要: NSX ユーザー インターフェイスでは、デフォルトで 1 つのレプリケーション クラスタを表示できますが、複数のレプリケーション クラスタは表示できません。複数のレプリケーション クラスタは、API を通じてサポートしています。『 NSX API ガイド』の「 特定のハードウェア ゲートウェイ レプリケーション クラスタの操作」を参照してください。

前提条件

レプリケーション ノードとして機能するハイパーバイザーが利用可能であることを確認してください。

手順

  1. vSphere Web Client にログインします。
  2. [Networking and Security (Networking & Security)] > [サービス定義 (Service Definitions)]の順に選択します。
  3. [ハードウェア デバイス (Hardware Devices)] タブをクリックします。
  4. [レプリケーション クラスタ] セクションで [編集 (Edit)] をクリックして、このレプリケーション クラスタでレプリケーション ノードとして機能するハイパーバイザーを選択します。
  5. ハイパーバイザーを選択して青い矢印をクリックします。
    レプリケーション クラスタでレプリケーション ノードとして選択されたハイパーバイザー
    選択されたハイパーバイザーが [選択したオブジェクト] 列に移動します。
  6. [OK] をクリックします。

結果

レプリケーション ノードがレプリケーション クラスタに追加されました。レプリケーション クラスタには、1 台以上のホストが必要です。