このシナリオでは、NSX 環境でハードウェア ゲートウェイ スイッチを設定するための一般的なタスクについて説明します。ハードウェア ゲートウェイを使用して仮想マシン VM1 を物理サーバに接続する方法と、ハードウェア ゲートウェイを使用して WebService 論理スイッチを VLAN-Server VLAN 160 に接続する方法を、一連のタスクを通じて理解します。

サンプルのトポロジでは、仮想マシン VM1 と VLAN-Server にサブネット 10 の IP アドレスが設定されています。VM1 は WebService 論理スイッチに接続されています。VLAN-Server は物理サーバ上の VLAN 160 に接続されています。

仮想マシンと VLAN-Server がサブネット 10 で設定されているサンプルのトポロジ
重要: Cross-vCenter NSX 環境では、ハードウェア ゲートウェイ スイッチの設定が、プライマリおよびセカンダリ NSX Manager と複数のレプリケーション クラスタでサポートされます。ただし、デフォルトのレプリケーション クラスタを使用できるのは、プライマリ NSX Manager のハードウェア ゲートウェイのみです。セカンダリ NSX Manager では、ハードウェア ゲートウェイに新しいレプリケーション クラスタを作成する必要があります。ハードウェア ゲートウェイ スイッチは、論理スイッチに割り当てられている必要があります。

前提条件

  • メーカーのドキュメントを参照して、物理ネットワークの要件を満たしていることを確認してください。
  • ハードウェア ゲートウェイを設定する前に、NSX のシステムとハードウェアの要件を満たしていることを確認してください。「NSX Data Center for vSphere のシステム要件」を参照してください。
  • 論理ネットワークが正しく設定されていることを確認してください。『NSX インストール ガイド』を参照してください。
  • VXLAN のトランスポート パラメータのマッピングが正しいことを確認してください。『NSX インストール ガイド』を参照してください。
  • ハードウェア ゲートウェイ メーカーの証明書を取得してください。
  • VXLAN ポートの値が 4789 に設定されていることを確認してください。「VXLAN ポートの変更」を参照してください。