Tier-0 ゲートウェイには、Tier-1 ゲートウェイとのダウンリンク接続と物理ネットワークとのアップリンク接続があります。
NSX フェデレーション の グローバル マネージャ から Tier-0 ゲートウェイを追加する場合は、グローバル マネージャ での Tier-0 ゲートウェイの追加を参照してください。
アクティブ/アクティブまたはアクティブ/スタンバイになるように、Tier-0 ゲートウェイの HA(高可用性)モードを構成できます。次のサービスは、アクティブ/スタンバイ モードでのみサポートされます。
- NAT
- ロード バランシング
- ステートフル ファイアウォール
- VPN
注: アクティブ/スタンバイの Tier-0 ゲートウェイは
NSX-T Data Center 3.0.1 以降でサポートされています。
Tier-0 および Tier-1 ゲートウェイでは、単一層およびマルチティア トポロジの両方で、すべてのインターフェイス(アップリンク、サービス ポート、およびダウンリンク)に対して次のようなアドレス構成がサポートされます。
- IPv4 のみ
- IPv6 のみ
- デュアル スタック - IPv4 と IPv6 の両方
EVPN(イーサネット VPN)タイプ 5 ルートをサポートするように Tier-0 ゲートウェイを構成できます。EVPN の構成方法については、EVPN の構成を参照してください。
Tier-0 ゲートウェイのルート再配分を構成する場合、2 つの送信元グループ(Tier-0 サブネットとアドバタイズされた Tier-1 サブネット)から選択できます。Tier-0 サブネット グループの送信元は次のとおりです。
送信元のタイプ | 説明 |
---|---|
接続されたインターフェイスとセグメント | これには、外部インターフェイス サブネット、サービス インターフェイス サブネット、Tier-0 に接続されたセグメント サブネットが含まれます。 |
スタティック ルート | Tier-0 ゲートウェイに構成したスタティック ルート。 |
NAT IP | Tier-0 ゲートウェイによって所有され、Tier-0 ゲートウェイに構成された NAT ルールから検出された NAT IP アドレス。 |
IPsec のローカル IP | VPN セッションの確立に使用されるローカル IPSEC エンドポイント IP アドレス。 |
DNS フォワーダの IP | クライアントからの DNS クエリのリスナー IP。DNS クエリをアップストリーム DNS サーバに転送するために使用される送信元 IP としても使用されます。 |
EVPN TEP IP | これは、Tier-0 ゲートウェイで EVPN ローカル エンドポイント サブネットを再配布する際に使用されます。 |
アドバタイズされた Tier-1 サブネット グループの送信元は次のとおりです。
送信元のタイプ | 説明 |
---|---|
接続されたインターフェイスとセグメント | これには、Tier-1 ゲートウェイに接続されたセグメント サブネット、Tier-1 ゲートウェイに構成されたサービス インターフェイス サブネットが含まれます。 |
スタティック ルート | Tier-1 ゲートウェイに構成したスタティック ルート。 |
NAT IP | Tier-1 ゲートウェイによって所有され、Tier-1 ゲートウェイに構成された NAT ルールから検出された NAT IP アドレス。 |
LB VIP | ロード バランシング仮想サーバの IP アドレス。 |
LB SNAT IP | ロード バランサによって送信元 NAT に使用される IP アドレスまたは IP アドレスの範囲。 |
DNS フォワーダの IP | クライアントからの DNS クエリのリスナー IP。DNS クエリをアップストリーム DNS サーバに転送するために使用される送信元 IP としても使用されます。 |
IPsec ローカル エンドポイント | IPsec ローカル エンドポイントの IP アドレス。 |
Tier-0 ゲートウェイで、プロキシ ARP は外部およびサービス インターフェイスの IP に対する ARP クエリを処理します。NSX-T Data Center 3.0.2 以降では、IP プレフィックス リストにあり、Permit アクションが構成されているサービスの IP に対する ARP クエリもプロキシ ARP で処理されます。
前提条件
手順
次のタスク
Tier-0 ゲートウェイを追加した後、DHCP サーバ プロファイルまたは DHCP リレー プロファイルを選択して、ゲートウェイで動的 IP 管理を有効にすることができます。詳細については、Tier-0 または Tier-1 ゲートウェイへの DHCP サーバ プロファイルの適用を参照してください。