NSX-T Data Center 3.1.1 以降では、以前のリリースよりも少ない手動の手順で、Horizon Cloud の展開と NSX Cloud を連携できます。
Horizon Cloud の連携は、NSX Cloud 管理コンポーネント(NSX Manager と Cloud Service Manager (CSM))でサポートされます。オンプレミスで展開することも、NSX-T Data Center 3.1.1 以降ではネイティブで Microsoft Azure に展開することもできます。
次の図は、この連携のシナリオとして、PCG と Horizon Cloud 管理コンポーネント間に NSX Cloud 管理コンポーネントと共有サブネットを展開する際に使用できる例を表しています。
図 1. オンプレミスに展開された NSX Cloud コンポーネントと Horizon Cloud の連携
![この図は、NSX Cloud 管理コンポーネント(NSX Manager と CSM)がオンプレミスで展開されていることを示しています。Microsoft Azure の VNet はオンプレミス コンポーネントに接続されており、この VNet には PCG および Horizon Cloud 管理コンポーネントが含まれています。](images/GUID-934ADF16-B2A1-4485-97B2-01ED8367D6E5-high.png)
![この図は、Microsoft Azure の 2 つの VNet を示しています。1 つ目の VNet は、NSX Cloud 管理コンポーネント(NSX Manager と CSM)を含む NSX Cloud 管理 VNet です。2 つ目の VNet には、PCG および Horizon Cloud 管理コンポーネントが含まれています。その他の詳細については、周囲のテキストを参照してください。](images/GUID-A52FEB9B-7C35-4B4A-B166-F4184C80E7FA-high.png)
Horizon Cloud ポッドは、PCG の展開先と同じ自己管理/中継 VNet に展開する必要があります。システムは、自己管理/中継 VNet に Horizon Cloud ポッドを展開した後、必要な NSX-T Data Center ポリシーを自動的に作成し、Horizon Cloud 管理コンポーネントと Microsoft Azure に展開された VDI 間の通信を有効にします。必要に応じて、VDI のセキュリティ ポリシーを作成できます。
注: エンティティの自動作成は NSX-T Data Center バージョン 3.1.1 以降のみの機能です。
前提条件
- NSX Cloud 管理コンポーネントがすでに展開され、アクティブであることを確認します。展開モデルの関連手順については、NSX-T Data Center オンプレミス コンポーネントの展開またはNSX Cloud マーケットプレイス イメージを使用した Microsoft Azure での NSX Cloud コンポーネントの展開を参照してください。
- Horizon Cloud ポッドの展開先と同じ VNet に PCG がすでに展開されていることを確認します。PCG が展開されている VNet は、NSX Cloud の用語では自己管理 VNet または中継 VNet と呼ばれます。NSX Public Cloud Gateway:展開のアーキテクチャとモード を参照してください。
- NSX Cloud 管理コンポーネントがオンプレミスに展開されている場合は、VGW または IGW の接続を使用して、オンプレミスのコンポーネントに自己管理 VNet(中継 VNet)が接続されていることを確認します。
- パブリック クラウドに NSX Cloud 管理コンポーネントを展開する場合は、NSX Cloud コンポーネントが展開されている VNet と自己管理/中継 VNet 間がピアリング接続されていることを確認します。