vSphere Distributed Switch (VDS) で NSX-T Data Center を構成して実行するには、2 つのオプションがあります。
オプション 1：NSX-T Data Center 3.2 では、N-VDS スイッチを展開せずに VDS に分散ファイアウォールを作成できます。この機能は、セグメンテーション、可視化、または高度なセキュリティ機能が必要なデータセンターとワークロードで使用できます。これにより、NSX-T Data Center ホスト スイッチによって管理されているかどうかに関係なく、仮想マシンで分散ファイアウォール機能が動作します。
オプション 2：NSX-T Data Center 3.0 では、VDS スイッチに NSX-T Data Center をインストールすることで、ホスト トランスポート ノードを準備できました。リリース 3.0 と 3.1 では、NSX Edge 仮想マシンをトランスポート ノードとして準備するために、N-VDS スイッチのみを使用できました。ただし、ネットワークのトポロジによっては、サポートされている任意のスイッチ（VSS、VDS、または N-VDS）に NSX Edge 仮想マシンを接続できます。
ホスト スイッチとして VDS を使用するトランスポート ノード ホストのクラスタを準備した後、次の操作を行うことができます。
- VDS スイッチで NSX-T Data Center トランスポート ノードを管理します。
- vCenter Server で NSX-T Data Center 分散仮想ポート グループとして NSX-T Data Center に作成されたセグメントを認識します。
- vSphere 分散仮想ポート グループと NSX-T Data Center 分散仮想ポート グループの間で仮想マシンを移行します。
- これらのタイプのポート グループで実行されている仮想マシンのトラフィックを送信します。
