論理スイッチはネットワークの単一の仮想マシンまたは複数の仮想マシンに接続します。論理スイッチに接続された仮想マシンは、ハイパーバイザー間のトンネルを使用して相互に通信することができます。

ロックダウン モードを有効にした場合、最初の論理スイッチを作成するときに、最大で 4 分ほどの遅延が発生します。

前提条件

  • トランスポート ゾーンが構成されていることを確認します。『NSX-T Data Center インストール ガイド』を参照してください。
  • ファブリック ノードが NSX-T Data Center 管理プレーン エージェント (MPA) および NSX-T Data Center ローカル制御プレーン (LCP) に正常に接続されていることを確認します。

    GET https://<nsx-mgr>/api/v1/transport-nodes/<transport-node-id>/state API の呼び出しで、statesuccess である必要があります。『NSX-T Data Center インストール ガイド』を参照してください。

  • トランスポート ノードがトランスポート ゾーンに追加されていることを確認します。『NSX-T Data Center インストール ガイド』を参照してください。
  • ハイパーバイザーが NSX-T Data Center ファブリックに追加され、仮想マシンがこれらのハイパーバイザー上でホストされていることを確認します。
  • 論理スイッチ トポロジおよび BUM フレーム レプリケーションの概念を理解します。マネージャ モードでの論理スイッチおよびBUM フレーム レプリケーション モードの理解を参照してください。
  • NSX Manager ユーザー インターフェイスで [マネージャ] モードが選択されていることを確認します。NSX Manager を参照してください。[ポリシー] モード ボタンと [マネージャ] モード ボタンが表示されない場合は、ユーザー インターフェイスの構成を参照してください。

手順

  1. 管理者権限で NSX Manager にログインします。
  2. [ネットワーク] > [論理スイッチ] > [スイッチ] > [追加] を選択します。
  3. 論理スイッチの名前と、必要に応じて説明を入力します。
  4. 論理スイッチのトランスポート ゾーンを選択します。
    同じトランスポート ゾーンにある論理スイッチに接続された仮想マシンは、相互に通信することができます。
  5. アップリンク チーミング ポリシーの名前を入力します。
  6. [管理状態][稼動中] または [停止] に設定します。
  7. 論理スイッチのレプリケーション モードを選択します。
    オーバーレイ論理スイッチにはレプリケーション モード(階層型の 2 層またはヘッド)が必要ですが、VLAN ベースの論理スイッチには必要ありません。
    レプリケーション モード 説明
    階層型の 2 層

    レプリケータは、同じ VNI 内の他のホストへの BUM トラフィックのレプリケーションを実行するホストです。

    ホストはそれぞれ、各 VNI でレプリケータとなる 1 つのホスト トンネル エンドポイントを指名します。これは VNI ごとに実行されます。

    ヘッド ホストは各 BUM フレームのコピーを作成し、各 VNI に対して認識している各トンネル エンドポイントにコピーを送信します。
  8. (オプション) VLAN タギングに使用する VLAN ID または VLAN ID の範囲を指定します。
    このスイッチに接続された仮想マシンに対してゲスト VLAN タギングをサポートするには、VLAN ID の範囲を指定する必要があります。これは、トランク VLAN ID 範囲とも呼ばれます。論理ポートではトランク VLAN ID 範囲に基づいてパケットがフィルタリングされ、ゲスト仮想マシンはトランク VLAN ID 範囲に基づいてパケットを独自の VLAN ID でタグ付けできます。
  9. (オプション) [スイッチング プロファイル] タブをクリックして、スイッチング プロファイルを選択します。
  10. [保存] をクリックします。
    NSX Manager のユーザー インターフェイスで、新しい論理スイッチがクリック可能なリンクになります。

次のタスク

仮想マシンを論理スイッチに接続します。マネージャー モードでの論理スイッチへの仮想マシンの接続 を参照してください。