NSX Manager は、NSX-T 環境の管理に使用するアプリケーションです。本番環境でフォルト トレランスを実現するには、3 つの NSX Manager ノードから構成されるクラスタを展開し、各ノードをそれぞれ別の ESXi ホストで実行する必要があります。
注:以下の手順で使用されているオブジェクト名と構成値は、環境の準備に記載されている値の例です。これらは、環境に適した名前と値に置き換えてください。
最初の NSX Manager の展開
最初のマネージャ ノードは、vCenter Server の [OVF テンプレートの展開] ウィザードで展開します。
- vCenter Server で NSX-cluster を右クリックして、[OVF テンプレートの展開] を選択します。
- プロンプトに従って、次の情報を入力します。
ova ファイルの場所 ova ファイルをダウンロードした場所 仮想マシン名 NSX-mgr-1 仮想マシンの場所 NSX-cluster コンピューティング リソース 192.168.10.11(ESXi-1 の IP アドレス) 展開構成 準備手順で決めたサイズを選択します。 ストレージ Storage-1 仮想ディスクのフォーマット シン プロビジョニング Network 1 PG-mgmt(vCenter Server で使用される管理ポート グループ) IP アドレスの割り当て 静的、手動 IP プロトコル IPv4 ホスト名 nsx-mgr-1 ロール名 NSX Manager NSX サイト名 Site-1 デフォルト IPv4 ゲートウェイ 192.168.10.1 管理ネットワーク IPv4 アドレス 192.168.10.14 管理ネットワークのネットマスク 255.255.255.0 DNS サーバ リスト 192.168.38.1 NTP サーバ リスト 192.168.38.2 - 展開が完了するのを待ちます。vSphere Client ウィンドウの下部にある [最近のタスク] パネルに、タスクの完了時間が表示されます。
- NSX Manager 仮想マシンをパワーオンします。
- https://192.168.10.14 で NSX-mgr-1 にログインします。
- [追加] をクリックして NSX-T ライセンスを追加します。 の順に移動し、
- [追加] をクリックして vCenter Server をコンピュート マネージャとして追加します。
プロンプトに従って、次の情報を入力します。
名前 VC-1 FQDN または IP アドレス 192.168.10.10 ユーザー名 vCenter Server への管理者のログイン名。 パスワード 管理者のパスワード
の順に移動し、 - 「サムプリントが見つかりません」という警告が表示されたら、[追加] をクリックします。
- [登録状態] が [登録済み] になるまで待ちます。[更新] をクリックすると、状態が更新されます。
2 番目と 3 番目の NSX Manager の展開
- の順に移動します。
- [NSX アプライアンスの追加] をクリックします。
- プロンプトに従って、次の情報を入力します。
ホスト名 nsx-mgr-2 管理 IP アドレス/ネットマスク 192.168.10.15/24 管理ゲートウェイ 192.168.10.1 DNS サーバ 192.168.38.1 NTP サーバ 192.168.38.2 ノード サイズ 準備手順で決めたサイズを選択します。 コンピュート マネージャ VC-1 コンピュート クラスタ NSX-cluster ホスト 192.168.10.12 データストア Storage-1 仮想ディスクのフォーマット シン プロビジョニング ネットワーク PG-mgmt SSH の有効化 データセンターのポリシーに基づいて選択します。 root アクセスの有効化 データセンターのポリシーに基づいて選択します。 システム ユーザー名 root root パスワード CLI ユーザー名 admin CLI パスワード audit CLI ユーザー名 audit audit CLI パスワード - [アプライアンスのインストール] をクリックします。
- NSX Manager ノードがインストールされ、使用可能になるまで待ちます。
- 手順 2 ~ 5 を繰り返して、ESXi ホスト 192.168.10.13 の 管理 IP アドレス 192.168.10.16 に 3 番目の NSX Manager を展開します。