[Edge の概要 (Edge Overview)] タブには、Edge 固有の情報が表示されます。名前、説明、連絡先情報、関連付けられているプロファイルなどの詳細情報を更新できます。さらに、Edge をアクティベーションするための E メールの送信や、RMA の再アクティベーションの申請などのアクティビティを実行することもできます。

エンタープライズ ポータルで、 [設定 (Configure)] > [Edge (Edges)] をクリックします。ページに既存の Edge が表示されます。Edge へのリンクをクリックします。 [Edge の概要 (Edge Overview)] タブで、次の Edge 情報を表示および変更できます。
注: 新しい Orchestrator ユーザー インターフェイスを使用して Edge の詳細を表示および変更することもできます。 新しい Orchestrator UI を使用した Edge 情報の表示を参照してください。

デバイス モデルの識別

デバイス モデルを識別するには、デバイス名の横にある下矢印をクリックします。ポップアップ ウィンドウが表示され、Edge とデバイス モデルの情報が表示されます。
注: 5.1.0 リリースでは、次のようなファームウェアを更新する機能がサポートされています。
  • 6X0 Edge デバイス モデルおよび 3X00 Edge デバイス モデル (3400/3800/3810) のファームウェア プラットフォーム イメージ
  • 510-LTE(Edge 510LTE-AE、Edge 510LTE-AP)および 610-LTE(Edge 610LTE-AM、Edge 61LTE-RW)のファームウェア モデム イメージ
  • すべての物理 SD-WAN Edge デバイスの工場出荷時のイメージ

プラットフォームのファームウェアおよび/またはモデム ファームウェアが更新された場合は、[Edge 情報の詳細 (Edge Info details)] 画面に表示されます。

注: Wi-Fi 以外の Edge モデルでは、モデル名の末尾に「-n」が含まれます。次の図を参照してください。

Edge のプロパティ

選択した Edge の既存の詳細が表示されます。必要に応じて、情報を変更できます。
注: すでにアクティベーションされている Edge の次の詳細が表示されます。Edge がまだアクティベーションされていない場合は、 [プロパティ (Properties)] セクションに Edge アクティベーション メールを送信するオプションが表示されます。詳細については、 アクティベーション メールの送信を参照してください。
オプション 説明
名前 (Name) Edge の既存の名前が表示されます。
説明 Edge の既存の説明が表示されます。
カスタム情報 (Custom Info) Edge に関連付けられているカスタム情報が表示されます。
[事前通知の有効化 (Enable Pre-Notifications)] チェックボックス

デフォルトでは、このオプションが有効になっており、Edge のアラート通知がオペレータに送信されます。

オペレータは、E メール、SMS、または SNMP トラップを使用してアラートを受信できます。アラートを設定するには、アラートの設定を参照してください。[監視 (Monitor)] > [アラート (Alerts)] をクリックして、アラートを表示することもできます。

[アラートの有効化 (Enable Alerts)] チェックボックス

デフォルトでは、このオプションが有効になっており、Edge のアラート通知がカスタマーに送信されます。

カスタマーは、E メール、SMS、または SNMP トラップを使用してアラートを受信できます。アラートを設定するには、アラートの設定を参照してください。[監視 (Monitor)] > [アラート (Alerts)] をクリックして、アラートを表示することもできます。

認証モード (Authentication Mode)

以下の使用可能なリストから認証モードを選択します。

  • [証明書は不要 (Certificate Deactivated)]:Edge は認証の事前共有キー モードを使用します。
    注意: このモードは、カスタマーの展開には推奨されません。
  • [証明書の取得 (Certificate Acquire)]:このモードはデフォルトで選択されています。すべてのカスタマー展開に推奨されます。[証明書の取得 (Certificate Acquire)] モードでは、証明書が Edge のアクティベーション時に発行され、自動的に更新されます。Orchestrator は、Edge にキー ペアを生成して Orchestrator に証明書署名リクエストを送信することによって、SD-WAN Orchestrator の認証局から証明書を取得するように指示します。証明書を取得すると、Edge は、SD-WAN Orchestrator への認証および VCMP トンネルの確立に証明書を使用します。
    注: 証明書を取得した後、必要に応じてオプションを [証明書が必要 (Certificate Required)] に更新することができます。
  • [証明書が必要 (Certificate Required)]:このモードは、「静的」であるカスタマー エンタープライズにのみ適切です。静的なエンタープライズは、展開される新しい Edge の数が少なく、新しい PKI 指向の変更がないことが予想されるエンタープライズとして定義されます。
    重要: [証明書が必要 (Certificate Required)] には、 [証明書の取得 (Certificate Acquire)] に比べてセキュリティ上のメリットはありません。両方のモードは同等にセキュアで、 [証明書が必要 (Certificate Required)] を使用するカスタマーは、このセクションに記載されている理由でのみ使用する必要があります。
    [証明書が必要 (Certificate Required)] モードでは、有効な証明書がなければ Edge ハートビートは受け入れられません。
    注意: このモードを使用すると、カスタマーがこの厳密な適用を認識していない場合は Edge 障害が発生する可能性があります。
    このモードでは、Edge は PKI 証明書を使用します。オペレータは、Orchestrator のシステム プロパティを編集して証明書更新時間枠を変更できます。詳細については、オペレータにお問い合わせください。
注: Edge 証明書が失効すると、Edge のアクティベーションが解除され、アクティベーション プロセスを実行する必要があります。現在の QuickSec 設計では、証明書失効リスト (CRL) の有効期間がチェックされます。新しく確立された接続に CRL の影響が及ぶようにするには、CRL の有効期間が Edge の現在の時刻と一致する必要があります。このためには、Orchestrator の時刻を Edge の日付と時刻に合わせて適切に更新する必要があります。
ライセンス (License) 使用可能なリストから Edge ライセンスを選択します。リストには、オペレータによってエンタープライズに割り当てられているライセンスが表示されます。
証明書の表示 (View Certificates) このオプションは、Edge に有効な証明書がある場合に表示されます。[表示 (View)] リンクをクリックして、証明書の表示、エクスポート、取り消し、または更新ができます。
状態 (Status) Edge の状態が表示されます。
  • [保留中 (Pending)]:Edge はアクティベーションされていません。
  • [アクティベーション済み (Activated)]:Edge はアクティベーションされています。
  • [再アクティベーションの保留中 (Reactivation Pending)][再アクティベーションを要求 (Request Reactivation)] をクリックすると、状態が「再アクティベーションの保留中 (Reactivation Pending)」に変わります。これは、新規または交換された Edge を既存の設定で有効にできることを示します。ただし、この状態は、Edge の機能には影響しません。
アクティベーション済み (Activated) Edge がアクティベーションされた日時が表示されます。
ソフトウェア バージョン (Software Version) Edge のソフトウェア バージョンとビルド番号が表示されます。
ローカルの認証情報 (Local Credentials)

ローカル ユーザー インターフェイスの認証情報が表示されます。ローカルの認証情報には、「admin」というデフォルトのユーザー名と、ランダムに生成されたパスワードが含まれています。

[変更 (Modify)] をクリックして、Edge レベルで認証情報を更新します。

シリアル番号 (Serial Number) このオプションは、Edge が保留状態になっている場合に使用できます。Edge のシリアル番号を入力できます。これはオプションです。シリアル番号は、入力した場合は、アクティベーション時の Edge のシリアル番号と一致する必要があります。
アクティベーション キー (Activation Key) このオプションは、Edge が保留状態になっている場合に使用できます。アクティベーション キーは 1 か月間有効です。1 か月後にキーの有効期限が切れ、警告メッセージが表示されます。警告メッセージで [新しいアクティベーション キーの生成 (Generate New Activation Key)] をクリックすると、新しいキーを生成できます。

割り当てられたプロファイルと Edge 固有の上書き

Edge に割り当てられたプロファイルと Edge 固有のオーバーライドと追加が表示されます。Edge のオーバーライドは、Edge レベルで継承されたプロファイル設定に対する変更です。Edge の追加は、プロファイルに含まれていないものの、選択した Edge に追加される設定です。このセクションに、すべての Edge のオーバーライドと追加の概要が表示されます。

ドロップダウン リストからプロファイルを選択して、割り当てられたプロファイルを変更できます。

注: 別のプロファイルに切り替えても、Edge のオーバーライド設定は変更されません。
注: プッシュ アクティベーションによって、Edge ステージング プロファイルが表示されることがあります。これは、本番プロファイルで設定されていない新しい Edge です。このような場合、エンタープライズ管理者は、ドロップダウン リストからプロファイルを手動で割り当てる必要があります。

プロファイルの切り替え中に、カスタマーが割り当てたオペレータ プロファイルと Edge で割り当てられたエンタープライズ プロファイルとの間の互換性を確認します。次の表は、互換性マトリックスを示しています。

カスタマーのオペレータ プロファイルのタイプ [現在の Edge エンタープライズ プロファイル] [選択した Edge エンタープライズ プロファイル] 結果
セグメントベース セグメントベース セグメントベース 変更なし
ネットワークベース ネットワークベース ネットワークベース 変更なし
セグメントベース ネットワークベース セグメントベース Edge の設定は、セグメントベースの設定に変換されます。ただし、Edge のソフトウェア イメージがバージョン 3.0 以降に更新されるまで、Edge には配信されません。
ネットワークベース ネットワークベース セグメントベース Edge の設定は、セグメントベースの設定に変換されます。ただし、Edge のソフトウェア イメージがバージョン 3.0 以降に更新されるまで、Edge には配信されません。
セグメントベース ネットワークベース ネットワークベース Edge はイメージのアップデートを受信しません。
ネットワークベース セグメントベース セグメントベース Edge はイメージのアップデートを受信しません。

Edge の連絡先と場所

Edge の既存の連絡先と場所の詳細が表示されます。連絡先の詳細を変更できます。場所の詳細を更新するには、[場所を設定 (Set Location)] をクリックします。

[Edge の場所を設定 (Set Edge Location)] ウィンドウで、アドレスを検索するか、手動でアドレスを入力して場所を更新します。

送付先住所が Edge の場所と異なる場合は、送付先住所の横にある [同上 (Same as above)] チェックボックスをオフにして、送付先の連絡先を入力します。送付場所の詳細を更新するには、[場所を設定 (Set Location)] をクリックします。[Edge の送付場所 (Edge Shipping Location)] ウィンドウで、アドレスを検索するか、手動でアドレスを入力して場所を更新します。

RMA の再アクティベーション

このオプションは、アクティベーションされた Edge のみが使用できます。以下の目的で、RMA の再アクティベーション要求を開始できます。
  • 不具合による Edge の置き換え
  • Edge ハードウェア モデルのアップグレード
RMA の再アクティベーション

次の表に、RMA の再アクティベーション オプションの詳細を示します。

オプション 説明
再アクティベーションを要求 (Request Reactivation) 新しいアクティベーション キーを生成します。Edge の状態が [再アクティベーション保留中 (Reactivation Pending)] モードに変わります。
注: 再アクティベーション キーは、1 か月のみ有効です。
再アクティベーションの要求をキャンセル (Cancel Reactivation Request) RMA の再アクティベーション要求をキャンセルします。要求をキャンセルすると、Edge の状態が [アクティベーション済み (Activated)] モードに変わります。
アクティベーション E メールの送信 (Send Activation Email)

アクティベーションの手順を記載した E メールをサイトの連絡先に送信します。このオプションでは、Edge はアクティベーションされませんが、アクティベーション プロセスが開始されます。

このオプションをクリックすると、ポップアップ ウィンドウが表示され、E メールの詳細が表示されます。手順を変更して、E メールを送信できます。

E メールは、手順とアクティベーション URL で構成されています。URL には、SD-WAN Orchestrator のアクティベーション キーと IPv4 アドレスが表示されます。新しい Orchestrator UI を使用して、IPv4 または IPv6、あるいはその両方のアドレスを使用してアクティベーション リンクを送信できます。詳細については、新しい Orchestrator UI を使用した Edge アクティベーション E メールの送信を参照してください。

RMA シリアル番号 (RMA Serial Number) アクティベーションする Edge のシリアル番号。この Edge は、RMA の再アクティベーションを要求した現在の Edge を置き換えます。
注: シリアル番号と Edge モデルがアクティベーションする Edge と一致しない場合、アクティベーションは失敗します。
RMA モデル (RMA Model) アクティベーションする Edge のモデル番号。この Edge は、RMA の再アクティベーションを要求した現在の Edge を置き換えます。
注:
  • シリアル番号と Edge モデルがアクティベーションする Edge と一致しない場合、アクティベーションは失敗します。
  • 選択した RMA モデルが現在の Edge モデルと同じでない場合は、警告メッセージが表示されます。Edge 固有の設定とプロファイルの上書きは再アクティベーション時に削除されますが、統計情報は保持されます。Edge 固有の設定をメモし、再アクティベーション後に、新しく置き換えられた Edge に再度追加することをお勧めします。

RMA のアクティベーション キーは 1 か月間有効です。キーの有効期限が切れると、警告メッセージが表示されます。新しいキーを生成するには [新しいアクティベーション キーの生成 (Generate New Activation Key)] をクリックします。

new-rma-request

[新しいアクティベーション キーの生成 (Generate New Activation Key)] ウィンドウで、キーをアクティブにする日数を指定し、[送信 (Submit)] をクリックします。

generate-new-activation-key

キーを生成した後、新しいキーを使用して Edge を再アクティベーションします。

Edge の詳細に変更を加えた後、[変更の保存 (Save Changes)] をクリックします。