既存のカスタマーの自己修復を有効にするには、次の前提条件を満たしていることを確認します。

  • VMware Edge Intelligence(分析)サービスを VMware SASE Orchestrator で有効にしておくこと。SASE Orchestrator で EI サービスを有効にする方法については、オペレータ スーパー ユーザーにお問い合わせください。
  • SASE Orchestrator が 5.0.1.0 で、SD-WAN Edge が 4.3.1 以降のコードを実行していること。[設定 (Configure)] > [Edge (Edges)] に移動すると、各 Edge にインストールされているソフトウェア イメージを確認できます。[Edge (Edges)] ページの表には、カスタマーごとの Edge のソフトウェア バージョンを示す列が表示されます。

既存のパートナー カスタマーの自己修復を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. パートナー ユーザーとして SASE Orchestrator にログインします。
  2. パートナー ポータルでカスタマーを選択し、上部のヘッダーで [SD-WAN] > [グローバル設定 (Global Settings)] の順にクリックします。
  3. 左側のメニューで [カスタマー設定 (Customer Configuration)] をクリックします。

    [サービス設定 (Service Configuration)] ページが表示されます。

  4. [Edge Intelligence サービス (Edge Intelligence service)] セクションで、[有効にする (Turn On)] ボタンをクリックして EI サービスを有効にします。
    注: このサービスは、 [SD-WAN] サービスがオンになっている場合にのみ有効にできます。
  5. [設定 (Configure)] ボタンをクリックします。[Edge Intelligence の設定 (Edge Intelligence Configuration)] ポップアップ ウィンドウが表示されます。
    既存のカスタマーの自己修復機能を有効にするには、この [EI の設定 (EI Configuration)] ポップアップ ウィンドウで [自己修復 (Self Healing)] チェックボックスをオンにします。
  6. [自己修復 (Self Healing)] チェックボックスをオンにして、EI がアプリケーションのパフォーマンスを向上させるための修正の推奨事項を提供できるようにします。デフォルトでは、カスタマーの自己修復機能は有効になっていません。詳細については、『VMware Edge Intelligence ユーザー ガイド』の「自己修復の概要」セクションを参照してください。この文書は https://docs.vmware.com/jp/VMware-Edge-Intelligence/index.html で入手できます。
  7. [更新 (Update)] ボタンをクリックします。
既存のカスタマーの自己修復機能が有効になると、 VMware Edge Intelligence (EI) は、そのカスタマーの下でプロビジョニングされた Edge 全体でシステムやアプリケーションのパフォーマンスに問題がないか、 VMware SD-WAN ネットワークを監視および追跡します。次に、EI は自己修復アクションに関するデータを収集し、インシデント アラート メールを介して SD-WAN 側のユーザーに修正の推奨事項を直接トリガします。
注: 現在、EI では手動による修正のみがサポートされています。自動修正のサポートは今後のリリースで予定されています。