再保護プロセスではいくつかの状態が発生します。これらの状態は、Site Recovery ユーザー インターフェイスのリカバリ プランで確認できます。

再保護に失敗した場合、または一部しか成功しなかった場合、再保護を完了するための修正アクションを実行できます。

表 1. 再保護の状態
状態 説明 修正アクション
Reprotect In Progress

Site Recovery Manager は再保護を実行しています。

なし

Partial Reprotect

複数のリカバリ プランが同じ保護グループを共有し、その一部の保護グループが別のプランで正常に再保護された場合に発生します。

部分的にしか再保護されていないプランで再保護を再度実行します。

Incomplete Reprotect

再保護中に障害があるために、発生します。たとえば、逆方向レプリケーションに失敗した場合や、プレースホルダ仮想マシンの作成に失敗した場合は、この状態になることがあります。

  • 再保護操作で逆方向レプリケーションに失敗した場合は、サイトが接続されていることを確認します。次に、Site Recovery ユーザー インターフェイスで再保護の進行状況を確認し、再保護タスクを再度開始します。それでも再保護に成功しない場合は、[強制クリーンアップ] オプションを使用して再保護タスクを実行します。
  • Site Recovery Manager がプレースホルダ仮想マシンの作成に失敗した場合でも、リカバリは可能です。Site Recovery ユーザー インターフェイスで再保護手順を確認して問題を解決し、再保護を再び実行します。
Reprotect Interrupted

再保護プロセスでいずれかの Site Recovery Manager サーバが不意に停止した場合、この状態になります。

両方の Site Recovery Manager サーバが実行されていることを確認して、再保護タスクを再度開始します。

Ready

再保護が正常に完了すると発生します。

なし。