VirtualizeExternalOutOfProcessCOM パラメータは、プロセス外 COM オブジェクトを仮想環境で実行できるかどうかを制御します。

仮想環境の外部にある COM オブジェクトは、常に物理環境で実行されます。

このパラメータは、ThinApp パッケージに含まれておらず、仮想レジストリにも登録されていないプロセス外 COM オブジェクトを処理します。

ThinApp では、外部のプロセス外 COM オブジェクトがホスト コンピュータを変更できないようにその COM オブジェクトを仮想環境で実行するように VirtualizeExternalOutOfProcessCOM パラメータの初期値が設定されています。

外部 COM オブジェクトを仮想環境で実行すると互換性の問題がある場合、ホスト システムに COM オブジェクトを作成して実行できます。

特定の COM オブジェクトのみを仮想環境外で実行するには、ExternalCOMObjects パラメータを使用して、各 COM オブジェクトの CLSID をリストします。ExternalCOMObjects パラメータを参照してください。

物理環境でのプロセス外 COM オブジェクトの実行

VirtualizeExternalOutOfProcessCOM パラメータを変更して、外部のプロセス外 COM オブジェクトすべてを、仮想環境ではなく物理環境で実行するように設定できます。たとえば、仮想 Microsoft Access 2003 を使用してネイティブの IBM Lotus Notes セッション経由でメールを送信できます。

[BuildOptions]
VirtualizeExternalOutOfProcessCOM=0