Workspace ONE Access インスタンスが展開されたら、セットアップ ウィザードを使用してパスワードを設定し、外部データベース プロパティを構成します。
セットアップ ウィザードを実行する場合は、完全修飾ホスト名を使用します。名前には IP アドレスを入力しないでください。
手順
- インストールが完了したら、表示された Workspace ONE Access URL に移動します。完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力します。たとえば、
https://WS1AccessHostnameFQDN.example.com
などです。
- 証明書への同意を求めるメッセージが表示されたら、同意します。
証明書の更新は最初の設定の後に可能です。
- [開始する] ページで [続行] をクリックします。
- [パスワードを設定] ページで、次の管理者アカウントのパスワードを設定します。これらはアプライアンスの管理に使用されます。設定したら [続行] をクリックします。
アカウント |
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アプライアンス管理者 |
[管理者] ユーザーのパスワードを設定します。管理者ユーザー名は変更できません。[admin] ユーザー アカウントは、アプライアンス設定の管理に使用されます。 強力なパスワードを作成するには、パスワードを 8 文字以上にし、次の各文字を 1 つ以上含める必要があります。
- 大文字:A ~ Z(ラテン文字)
- 小文字:a ~ z(ラテン文字)
- 数字:0 ~ 9
- 特殊文字(!、$、#、% など)
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アプライアンスの root ユーザー |
[root] ユーザー パスワードを設定します。root ユーザーは、アプライアンスのすべての権限を持ちます。 root ユーザーとリモート ユーザー (sshuser) の強力なパスワードを作成するには、パスワードを 14 文字以上にし、次の各文字を 1 つ以上含める必要があります。
- 大文字:A ~ Z(ラテン文字)
- 小文字:a ~ z(ラテン文字)
- 数字:0 ~ 9
- 特殊文字(!、$、#、% など)
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リモート ユーザー |
[sshuser] のパスワードを設定します。このパスワードは、SSH 接続を使用してリモートからアプライアンスにログインするために使用されます。 |
- 外部データベースをセットアップします。[データベース接続のセットアップ] ページで、データベース タイプに [外部データベース] を選択します。
重要:
Workspace ONE Access アプライアンスを最初に展開するときに使用するデータベース タイプを選択します。データベース タイプは変更できません。
注: 本番環境では、内部データベースを使用することをお勧めしません。
[外部データベースを使用する場合は]、次のように構成します。
- [データベース タイプ] で [外部データベース] を選択します。
- 次の外部データベース設定を構成します。
オプション |
説明 |
認証タイプ |
Workspace ONE Access サーバに Microsoft SQL データベースを使用するには、Microsoft SQL Server に新しいデータベースを作成する必要があります。セットアップ時に、データベースの認証タイプを選択します。
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ドメイン名 |
[Windows 認証] を選択した場合は、ドメイン名を入力します。 |
JDBC サーバ アドレス |
データベース サーバの IP アドレス:ポートまたは FQDN:ポートを入力します。デフォルト ポートは 1433 です。 「<hostname_or_IP_address:port#> 」のように入力します。 |
データベース ユーザー名 |
データベースの作成時に構成した CREATE LOGIN ユーザー名を入力します。 「Workspace ONE Access のローカルの SQL Server 認証モードを使用して Microsoft SQL データベースを構成する」を参照してください。 |
データベース パスワード |
データベースの作成時に構成した CREATE LOGIN ユーザー パスワードを入力します。 |
データベース名 |
これは、データベースの設定時に入力した CREATE DATABASE 名です。たとえば、saasdb のように追加します。 |
接続の暗号化 |
Workspace ONE Access と Microsoft SQL Server 間の暗号化された接続を設定するには、[接続の暗号化] を選択します。 Microsoft SQL Server が Windows 認証モードで構成されている場合、[接続の暗号化] オプションはサポートされません。 Workspace ONE Access で [接続の暗号化] 機能を使用するには、Microsoft SQL Server を TLS 証明書を使用して構成する必要があります。TLS 証明書の構成については、Microsoft SQL Server のドキュメントを参照してください。
注: データベースへの接続を暗号化することにより、ネットワーク間で転送されるデータのセキュリティが強化されます。ただし、暗号化を有効にすると、SQL Server のパフォーマンスが低下する可能性があります。
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SQL Server Always On |
SQL Server Always On 機能を有効にするには、[SQL Server Always On] を選択します。 |
- ルート CA 署名付き証明書をアップロードしなかった場合は、[アップロード] をクリックして証明書をアップロードします。
ファイルに正しい順序で証明書チェーン全体が含まれていることを確認します。最初にプライマリ証明書、次に中間証明書、ルート証明書の順にします。証明書全体には、-----BEGIN CERTIFICATE----- 行と -----END CERTIFICATE---- 行を含めて、これらの行の間にあるすべてが含まれている必要があります。
- [保存] をクリックします。
[保存] をクリックすると、データベースへのアクセスを検証するための接続がテストされます。
結果
データベースへの接続を構成し、データベースを初期化します。このプロセスが完了すると、
[セットアップが完了しました] ページが表示されます。
次のタスク
ディレクトリを設定するには、最初に Workspace ONE Connector の 1 つ以上のインスタンスをインストールする必要があります。対応するバージョンの『Workspace ONE Access Connector のインストール』ガイドを参照してください。ディレクトリを設定する前に、要件および制限事項について『Workspace ONE Access とのディレクトリ統合』を確認してください。