Workspace ONE Access 22.09.X 仮想アプライアンスのアップグレードでインターネットに接続できない場合は、オフライン アップグレードを実行できます。

オフライン アップグレードには 2 つのオプションを使用できます。ローカル Web サーバにアップグレード リポジトリをセットアップして、アプライアンスがローカル Web サーバを使用してアップグレードするように構成することができます。または、アップグレード パッケージを Workspace ONE Access 22.09.X サーバにダウンロードし、updateoffline.hzn スクリプトを使用してアップグレードすることができます。

Workspace ONE Access オフライン アップグレードの前提条件

オフラインで 22.09.X 仮想アプライアンスを 23.09.X にアップグレードする前に、次の前提条件タスクを実行します。

  • バックアップのために仮想アプライアンスのスナップショットを取得します。スナップショットの作成方法については、ナレッジベースの記事Managing snapshots in vSphere Web Client (KB2032907)を参照してください。
  • Microsoft SQL Server 2014 で TLS 1.2 をサポートするために、Microsoft SQL パッチを適用して更新されています。
  • Microsoft SQL データベースで db_owner ロールを取り消した場合は、アップグレードを実行する前にロールを追加しなおす必要があります。そうしないと、アップグレードは失敗します。db_owner ロールを、インストール中に使用されたのと同じユーザーに追加します。
    1. sysadmin の権限を持ったユーザーとして Microsoft SQL Server Management Studio にログインします。
    2. Workspace ONE Access 22.09.X のデータベース インスタンスに接続します。
    3. 次のコマンドを入力します。

      Windows 認証モードを使用している場合は、次のコマンドを使用します。

      USE <saasdb>;
      ALTER ROLE db_owner ADD MEMBER <domain\username>; GO 
      						  

      <saasdb> をデータベース名に置換し、<domain\username> を関連するドメインとユーザー名に置換します。

      SQL サーバ認証モードを使用している場合は、次のコマンドを使用します。
      USE <saasdb>;
      ALTER ROLE db_owner ADD MEMBER <loginusername>; GO 
      						  

      <saasdb> をデータベース名に置換し、<loginusername> を関連するユーザー名に置換します。

    データベースレベルのロールの取り消しの詳細については、Workspace ONE Access へのアップグレード後のデータベースレベルのロールの変更を参照してください。
  • 外部データベースのスナップショットまたはバックアップを作成します。
  • Workspace ONE Access が適切に構成されていることを確認します。
  • Workspace ONE Access のアップグレードが存在することを確認します。My VMware サイト (my.vmware.com) でアップグレードを確認します。
  • updateoffline.hzn スクリプトを使用してアップグレードするとき、展開環境にプロキシ サーバが含まれている場合は、プロキシ サーバを無効にします。

    Workspace ONE Access コンソールからプロキシ サーバを無効にします。

    1. Workspace ONE Access コンソールにログインし、[監視] > [回復性] ページに移動します。
    2. アプライアンスを選択し、[仮想アプライアンス構成] をクリックします。
    3. [構成の管理] をクリックし、管理者ユーザーのパスワードを使用してログインして、[プロキシ構成] をクリックします。
    4. [プロキシ] を無効にします。
    5. [保存] をクリックします。

    アップグレードが正常に完了したら、プロキシ サーバを再度有効にします。

  • 次のディレクトリ領域の要件を満たしていることを確認します。
    ディレクトリ 使用可能な最小容量
    / 4 GB
    オフライン アップグレード パッケージ (identity-manager-23.09.0.0-buildNumber-updaterepo.zip) をダウンロードするディレクトリ 2 GB
  • 展開内のすべてのコネクタがバージョン 22.09.x 以前のサポート対象バージョンのエンタープライズ コネクタであることを確認します。

    レガシー コネクタ(バージョン 19.03.0.1 以前)は、Workspace ONE Access 仮想アプライアンス バージョン 23.09 と互換性がありません。Workspace ONE Access 仮想アプライアンスを 23.09 にアップグレードする前に、レガシー コネクタを 22.09.x(またはサポートされている以前のバージョンのエンタープライズ コネクタ)に移行します。仮想アプライアンスを 23.09 にアップグレードした後、コネクタを 23.09 にアップグレードします。

    VMware Workspace ONE Access Connector 22.09 への移行』または『VMware Workspace ONE Access Connector 22.09 へのアップグレード』を参照してください。