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ジオフェンス エリア

Workspace ONE UEM では、ジオフェンス領域を使用したプロファイルを定義して、特定の領域にデバイスの使用を制限できます。ジオフェンス エリアは、実際の地理的領域を囲む、バーチャルな境界線です。

たとえば、半径 1 マイルのジオフェンス エリアであれば、会社オフィスに適用できます。より半径の広いジオフェンス エリアを、1 つの行政区域全体をカバーするために使用するといったこともできます。ジオフェンス領域を定義した後、この領域をプロファイル、SDK アプリケーション、Workspace ONE UEM アプリケーションに適用できます。

  • ジオフェンス エリアを有効にするには、次の 2 つのプロセスを実行します。

    1. ジオフェンス エリアを追加する。
    2. ジオフェンスをプロファイルに適用する。
  • ジオフェンスは、iOS および Android デバイスでご利用できます。

  • 位置情報に基づくセキュリティ プロファイルを有効にするには、ジオフェンスを他のペイロードと組み合わせて使用しますが、その際も、1 つのプロファイルで 1 つのペイロードのみを設定するようにしてください。

Workspace ONE UEM による GPS 位置情報追跡の詳細については、以下の VMware ナレッジベースの記事を参照してください。https://support.workspaceone.com/articles/115001663108

ジオフェンス エリアを追加

ジオフェンスをデバイスに適用する前に、ジオフェンス エリアを定義する必要があります。

このスクリーンショットは、ジオフェンスを定義する場所である [デバイスとユーザー]、[高度な設定]、[エリア システム設定] ページを示しています。

  1. [リソース] > [プロファイルとベースライン] > [設定] > [領域] の順に選択し、[領域] 設定画面を開きます。

    結果:システム設定が表示されます。

  2. ジオフェンス エリア ボタンを選択します。

  3. 住所 と、ジオフェンスの 半径 を、キロ単位またはマイル単位で入力します。

    地図上の任意の地点をダブルクリックして、円の中心地点を設定することができます。

  4. クリックして検索 を選択すると、入力した住所が検索パラメータとして Bing マップに送信されます。検索が成功した場合は、マップ ビューが更新されて、入力した場所がジオフェンスの中心として住所とともに表示されます。

    注:Bing マップとの統合は、「安全でないコンテンツ」 をこの画面に読み込むことになります。位置検索結果が正しく読み込まれないときは、ブラウザの「すべてのコンテンツを表示」を許可する必要があることがあります。

  5. エリア ネーム (Workspace ONE UEM コンソールに表示される名前) を入力して 保存 をクリックします。

次に行うこと:次に、ジオフェンスをプロファイルに適用する必要があります。

ジオフェンスをプロファイルに適用する

ジオフェンス エリアを追加したら、それをプロファイルに適用します。さらに他のペイロードと組み合わせてより強固なプロファイルを作成することもできます。

ユーザーが iOS デバイスの位置情報サービスを手動でアクティベーション解除した場合、Workspace ONE UEM は位置情報の更新データを収集できなくなります。この場合 Workspace ONE UEM は、位置情報サービスがアクティベーション解除になった地点にデバイスが存在している、と見なします。

このスクリーンショットは、ジオフェンスを割り当てる既存のデバイス プロファイルを選択する、[リソース]、[プロファイルとベースライン] のプロファイル リスト表示を示しています。

  1. [リソース] > [プロファイルとベースライン] > [プロファイル] の順に選択し、ジオフェンスを適用するプロファイルを見つけます。
  2. プロファイルの編集鉛筆アイコン (編集アイコンは鉛筆の形をしています。) を選択します。

    このスクリーンショットは、既存のデバイス プロファイルにジオフェンスを割り当てることができる [プロファイル編集] 画面を示しています。

  3. 全般 タブで 選択したエリア内のデバイスにのみインストール を選択します。このチェックボックスがオフになっている場合は [バージョン追加] ボタンを選択します。新しいバージョンを作成すると、プロファイルを再公開することになります。

    割り当てられたジオフェンス エリア ボックスが表示されます。ジオフェンス エリアが定義されていない場合は、ジオフェンス エリア作成メニュー画面に移動します。

  4. このプロファイルに適用するジオフェンス エリアを、1 つ以上入力します。

  5. 選択したジオフェンス エリア内にデバイスが存在する場合のみに適用する、パスコード、制限事項や Wi-Fi といったペイロードを構成します。
  6. 保存して公開 を選択します。

たとえば、貴社の各オフィスの周囲のジオフェンス エリアを定義できます。次に、Game Center、マルチプレイヤー ゲーム、YouTube コンテンツなどへのアクセスを禁止する制限事項ペイロードを追加します。プロファイルがアクティブ化された後、それが適用される該当組織グループのユーザーは、オフィス内ではこれらの機能にアクセスできなくなります。

iOS デバイスでのジオフェンス サポート

アプリケーションに使用されるジオフェンスは、位置情報サービス が作動している iOS デバイスでのみ機能します。位置情報サービスを作動するには、デバイスがセルラー ネットワークまたは Wi-Fi ホットスポットに接続されている必要があります。それ以外の場合は、デバイスに統合 GPS 機能を設定する必要があります。

Wi-Fi のみのデバイスでは、GPS データはデバイスが電源オンで、ロック解除され、Workspace ONE Intelligent Hub が起動し使用中である場合のみにレポートされます。セルラー デバイスの場合は、GPS データはデバイスの基地局が変わった時点でレポートされます。

デバイスを 「機内モード」 にすると、位置情報サービス (とそれに伴ってジオフェンス機能) が非アクティブになります。

デバイス Wi-Fi セルラー ネットワーク 内蔵 GPS
iPhone
iPad Wi-Fi + 3G/4G
iPad Wi-Fi
iPod Touch

GPS 位置情報を更新するには、以下の要件のすべてを満たす必要があります。

  • デバイス上で、Workspace ONE Intelligent Hub を実行する必要があります。
  • プライバシー設定で GPS 位置情報データの収集が許可されている必要があります([グループと設定] > [すべての設定] > [デバイスとユーザー] > [全般] > [プライバシー])。
  • Apple iOS の Workspace ONE Intelligent Hub の設定では、[位置情報データを収集] を有効にする必要があります([グループと設定] > [すべての設定] > [デバイスとユーザー] > [Apple] > [Apple iOS] > [Hub 設定])。

    Workspace ONE Intelligent Hub SDK の設定を、[なし] ではなく既定の SDK 設定に設定します。

iBeacon

iBeacon は、Apple 社により開発された、Bluetooth ベースの近接検知プロトコルです。そのため、特定の Apple 製品に限定される機能です。

iBeacon は iOS 固有の機能であり、位置の認識管理に使用されます。詳細については、「Apple iBeacon Overview」を参照してください。

親トピック:デバイス プロファイル

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