特定の仮想マシンに対してフォルダ共有を有効にできます。仮想マシン間でフォルダを共有するには、各仮想マシンがホスト システムまたはネットワーク共有上の同じディレクトリを使用するように構成する必要があります。
注: リモート仮想マシンで共有フォルダを有効にすることはできません。
前提条件
- 仮想マシンで使用されているゲスト OS が共有フォルダをサポートしていることを確認します。共有フォルダをサポートしているゲスト OSを参照してください。
- 最新バージョンの VMware Tools がゲスト OS にインストールされていることを確認します。
- ホスト システムでのアクセス権の設定で、共有フォルダのファイルへのアクセスが許可されていることを確認します。たとえば、Workstation Pro を User というユーザー名で実行している場合は、仮想マシンが共有フォルダのファイルに対して読み取りまたは書き込みを行うには、User がフォルダ内のファイルに対して読み取りまたは書き込みのアクセス権を持っている必要があります。
手順
- 仮想マシンを選択して、 を選択します。
- [オプション] タブで [共有フォルダ] を選択します。
- フォルダ共有のオプションを選択します。
オプション |
説明 |
常に有効 |
仮想マシンがシャットダウン、サスペンド、またはパワーオフされた場合でも、フォルダ共有を有効のままにします。 |
次回のパワーオフまたはサスペンドまで有効 |
仮想マシンをパワーオフ、サスペンド、またはシャットダウンするまで、一時的にフォルダ共有を有効にします。仮想マシンを再起動した場合は、共有フォルダは有効のままになります。この設定は、仮想マシンがパワーオンされている場合にのみ使用できます。 |
- (オプション) ドライブを共有フォルダ ディレクトリにマップするには、[Windows ゲストのネットワーク ドライブとしてマップする] を選択します。
このディレクトリには、有効にしたすべての共有フォルダが入ります。
Workstation Pro によってドライブ文字が選択されます。
- 共有フォルダを追加するには、[追加] をクリックします。
Windows ホストでは、
[共有フォルダ追加]ウィザードが開始します。Linux では、[共有フォルダのプロパティ] ダイアログ ボックスが開きます。
- ホスト システム上の共有するディレクトリへのパスを参照または入力します。
D:\share
など、ネットワーク共有上のディレクトリを指定した場合には、
Workstation Pro は常にそのパスを使用しようとします。そのディレクトリが後で別のドライブ文字のホストに接続された場合、
Workstation Pro は共有フォルダを見つけることができなくなります。
- 仮想マシン内で表示される共有フォルダの名前を指定し、[次へ] をクリックします。
ゲスト OS によって共有名として適切でないと判断された文字は、ゲスト内では別の文字で表示されます。たとえば、共有名でアスタリスクを使用した場合、ゲストの共有名では * ではなく %002A と表示されます。不正な文字は、ASCII の 16 進数値に変換されます。
- 共有フォルダの属性を選択します。
オプション |
説明 |
共有する |
共有フォルダを有効にします。このオプションを選択解除すると、仮想マシン構成からは削除せずに共有フォルダ オプションをオフにできます。 |
読み取り専用 |
共有フォルダを読取り専用にします。このプロパティが選択されている場合、仮想マシンは共有フォルダのファイルを表示およびコピーできますが、ファイルの追加、変更、削除を行うことはできません。共有フォルダのファイルへのアクセスは、ホスト コンピュータでのアクセス権の設定によって決定されます。 |
- [完了] をクリックして共有フォルダを追加します。
共有フォルダは [フォルダ] リストに表示されます。フォルダ名の隣のチェック ボックスに、フォルダが共有されていることが示されます。このチェック ボックスの選択を解除することで、フォルダの共有をオフにできます。
- [OK] をクリックして、変更内容を保存します。
次のタスク
共有フォルダを表示します。Linux ゲストでは、共有フォルダは /mnt/hgfs の下に表示されます。Solaris ゲストでは、共有フォルダは /hgfs の下に表示されます。Windows ゲストで共有フォルダを表示するには、Windows ゲストで共有フォルダを表示を参照してください。