vRealize Suite Lifecycle Manager を使用すると、vRealize Suite 製品のインストールをアップグレードすることができます。

vRealize Suite Lifecycle Manager 1.1 に展開申請が保存されている状態で vRealize Suite Lifecycle Manager を 1.2 にアップグレードすると、同じ申請が再開される場合は、vRealize Automation 7.3 製品の詳細ページの項目はロードされません。詳細については、ナレッジベースの記事 KB56369 を参照してください。vRealize Suite Lifecycle Manager のアップグレードがトリガされた場合、画面はメンテナンス モードのままになり、[ホーム] 画面は表示されません。アップグレード後に、マーケットプレイスのコンテンツにエラーが発生する可能性があります。コンテンツに、サービス開始の妨げとなる申請がいくつか含まれていることがあります。vRealize Suite Lifecycle Manager のユーザー インターフェイスにメンテナンス モードのメッセージが表示され、[ホーム] 画面は表示されません。このシナリオでは、xenon サーバを再起動します。問題が解決されない場合は、エラーのある申請を削除して xenon を再起動します。vRealize Automation 8.x にアップグレードするには、vRealize Suite Lifecycle Manager を使用した vRealize Automation 8.x のアップグレード を参照してください。

前提条件

アップグレードする vRealize Suite 製品が vRealize Suite Lifecycle Manager プライベート クラウド環境に含まれていることを確認し、製品のスナップショットを作成して、アップグレードで問題が発生した場合にこのスナップショットに戻せるようにします。製品スナップショットの作成と管理を参照してください。

vRealize Automation 7.x をアップグレードする場合は、次に示す追加の前提条件が満たされていることを確認します。

  • vRealize Automation の管理エージェントとすべての IaaS Windows ノードが実行されている。
  • vRealize Automation ロード バランサの 2 番目のメンバーが無効になっている。
vRealize Automation 8.x をアップグレードする場合は、次に示す追加の前提条件が満たされていることを確認します。
  • vRealize Suite Lifecycle Manager が最新バージョンにアップグレードされている。
  • VMware Identity Manager が 3.3.2 以降にアップグレードされている。
  • vRealize Automation サービスが実行されている。

手順

  1. [環境の管理] をクリックします。
  2. アップグレードする製品が含まれている環境に対して、[詳細の表示] をクリックします。
  3. アップグレードする製品名の横にある省略記号 (...) アイコンをクリックして、ドロップダウン メニューで [アップグレード] を選択します。
  4. アップグレードする製品バージョンを選択します。
  5. vRealize Automation または vRealize Business for Cloud をアップグレードする場合は、[デフォルト] リポジトリ、[vRealize Suite Lifecycle Manager リポジトリ]、または手動入力された [リポジトリの URL] のいずれからアップグレードするのかを選択します。
  6. vRealize Log Insight または vRealize Operations Manager をアップグレードする場合は、[vRealize Suite Lifecycle Manager リポジトリ] または手動入力された [リポジトリの URL] のどちらからアップグレードするのかを選択して、[製品のバージョン] を選択します。
  7. [次へ] をクリックします。
  8. [スナップショット] には 2 つのオプションがあります。[製品スナップショットの作成][作成した製品スナップショットを保持] を選択できます。[製品スナップショットの作成] を true に設定した場合、アップグレード前にスナップショットを作成してアップグレードの失敗時に初期状態にロールバックできるようにすると、プリフィックス LCM_AUTOGENERATED の付いたスナップショットが作成されます。[作成した製品スナップショットを保持] を true に設定した場合、作成されたスナップショットは保持され、アップグレードが正常に完了した後に以前のバージョンに戻すことができます。
    注:
    • vRealize Automation バージョン 7.x では [スナップショット] オプションはサポートされません。
    • スナップショットを選択すると、スナップショットを作成する前に製品の仮想マシンがパワーオフされ、指定した期間のダウンタイムが発生します。
    • アップグレードに失敗した場合に、[スナップショットを元に戻す] オプションを使用してロールバックできるようになりました。これは、アップグレード申請またはスケールアウト申請に失敗した場合にのみ適用されます。オプションとしてスナップショットの作成を選択した場合に、アップグレードの失敗時には、スナップショットのロールバック アクションは初期状態にロールバックするための新しい申請をトリガします。スナップショットのロールバック アクションの [申請] ページで省略記号 (...) を選択します。
  9. [事前チェックの実行] をクリックします。事前チェックが正常に完了したら、アップグレードの概要を表示して、[アップグレード] をクリックします。

    vRealize Suite Lifecycle Manager の外部にある vRealize Suite 製品をアップグレードした場合は、vRealize Suite Lifecycle Manager に最新の製品バージョンやアップグレードした製品の最新データは反映されません。このような場合は、vRealize Suite 製品(vRealize Suite Lifecycle Manager 以外の新しいバージョンにすでにアップグレードされている製品)を vRealize Suite Lifecycle Manager からのみ削除して、同じ製品を再インポートする必要があります。こうすることで、vRealize Suite Lifecycle Manager は指定した製品および新しいバージョンの最新状態を取得することができます。

次のタスク

[申請] タブで申請の進行状況を確認できます。