ユーザーは、vCenter Single Sign-OnID ソースとして追加されたドメインに属している場合のみvCenter Server にログインできます。vCenter Single Sign-On管理者ユーザーは、vSphere Web Client インターフェイスまたは Platform Services Controller インターフェイスで、アイデンティティ ソースを追加できます。
ID ソースとして、ネイティブの Active Directory (統合 Windows 認証) ドメインまたは OpenLDAP ディレクトリ サービスを使用できます。後方互換を維持するため、LDAP サーバとして Active Directory を利用できます。vCenter Single Sign-On による vCenter Server のアイデンティティ ソースを参照してください。
インストールの直後に、次のデフォルトの ID ソースとユーザーが利用できるようになります。
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localos
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すべてのローカル オペレーティング システム ユーザー。アップグレードする場合、すでに認証が可能な localos ユーザーは引き続き認証することができます。組み込みの
Platform Services Controllerを使用している環境で localos アイデンティティ ソースを使用しても意味がありません。
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vsphere.local
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vCenter Single Sign-Onの内部ユーザーを含みます。
手順
- Web ブラウザから vSphere Web Client または Platform Services Controller に接続します。
オプション |
説明 |
vSphere Web Client |
https://vc_hostname_or_IP/vsphere-client |
Platform Services Controller |
https://psc_hostname_or_IP/psc 組み込みで展開した場合は、Platform Services Controller のホスト名または IP アドレスは vCenter Server のホスト名または IP アドレスと同じです。 |
- [email protected] または vCenter Single Sign-On 管理者グループの別のメンバーのユーザー名とパスワードを指定します。
インストール時に異なるドメインを指定した場合は、administrator@
mydomain としてログインします。
- vCenter Single Sign-On の設定を行うユーザー インターフェイスに移動します。
オプション |
説明 |
vSphere Web Client |
- [ホーム] メニューから [管理] を選択します。
- [Single Sign-On] で、[構成] をクリックします。
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Platform Services Controller |
[Single Sign-On] で、[構成] をクリックします。 |
- [アイデンティティ ソース] タブで、[アイデンティティ ソースの追加] アイコンをクリックします。
- ID ソースのタイプを選択し、ID ソースの設定を入力します。
注:
ユーザー アカウントがロックされているか、無効になっていると、Active Directory ドメイン内の認証およびグループとユーザーの検索が失敗します。ユーザー アカウントは、ユーザーとグループの OU への読み取り専用アクセス権を持ち、ユーザーとグループの属性を読み取ることができる必要があります。Active Directory はデフォルトでこのアクセスを提供します。セキュリティの向上のために、特別なサービス ユーザーを使用します。
- [OK] をクリックします。
次のタスク
ID ソースが追加されると、すべてのユーザーは認証可能になりますが、アクセスなしロールが付与されます。vCenter Serverの権限の変更権限を持つユーザーは、vCenter Server にログインしてオブジェクトの表示と管理を実行できる権限を、ユーザーまたはユーザー グループに付与することができます。権限を設定して、Active Directory ドメインに参加したユーザーおよびグループがvCenter Serverコンポーネントにアクセスできるようにします。『vSphere セキュリティ』ドキュメントを参照してください。