vSphere Data Protection の初期構成時に、vSphere Data Protection アプライアンスのネットワーク設定とタイム ゾーン情報を構成できます。[vSphere Data Protection 構成] ウィザードを使用して、vSphere Data Protection アプライアンスを vCenter Server に登録します。

注: これは、vSphere Data Protection 6.1.3 を使用している場合の手順です。別のバージョンの vSphere Data Protection を使用している場合は、手順が異なることがあります。

前提条件

  • vSphere Data Protection の構成手順をすべて確認するには、『vSphere Data Protection 管理ガイド』を参照してください。
  • データストアに十分なディスク容量が存在することを確認します。アプライアンスの初期構成中にオプションのパフォーマンス分析テストを実行する場合は、各データストアのディスクごとに 41 GB の空き容量が必要です。十分な空き容量がなければ、読み取り、書き込み、シークのすべてのテストで 0 の値が報告され、領域が不十分であるという最終ステータスが表示されます。
  • vSphere Web Client を使用して、環境を管理する vCenter Server インスタンスに管理者としてログインします。

手順

  1. vSphere Web Client で、[vCenter インベントリ リスト] > [仮想マシン] を選択します。
  2. vSphere Data Protection アプライアンスを右クリックして、[コンソールを開く] を選択します。
    インストール ファイルの読み込み後、vSphere Data Protection メニューのようこそ画面が表示されます。
  3. Web ブラウザで、次の vSphere Data Protection 構成ユーティリティ URL にアクセスします。
    https:// ip_address_VDP_Appliance:8543/vdp-configure/
  4. root としてログインします。
    デフォルトのパスワードは changeme です。
    [vSphere Data Protection 構成] ウィザードが表示されます。
  5. ウィザードの [ネットワーク設定] ページで、vSphere Data Protection アプライアンスのネットワークおよびサーバ情報を入力または確認して、[次へ] をクリックします。

    値は必ず正確に入力してください。正確に入力しなければ、初期構成は失敗します。

  6. vSphere Data Protection アプライアンスの適切なタイム ゾーンを選択して、[次へ] をクリックします。
  7. [VDP 認証情報] ページで仮想アプライアンスの新しい root のパスワードを選択して、[次へ] をクリックします。
  8. [vCenter の登録] ページで、次のように、アプライアンスを vCenter Server に登録します。
    1. [vCenter ユーザー名] テキスト ボックスに、vCenter Server の管理者ユーザー名を入力します。たとえば、[email protected] と入力します。

      ユーザーがドメイン アカウントに属している場合は、DOMAIN\UserName 形式を使用してユーザー名を入力します。

      重要: ユーザー プリンシパル名 (UPN) 形式で vCenter Single Sign-On 管理者のユーザー名を入力した場合は、vSphere Data Protection 操作に関連するタスクは vSphere Web Client の [最近のタスク] ペインに表示されません。vCenter Single Sign-On 管理者のユーザー名を使用する場合は、UPN 形式で vCenter Single Sign-On ユーザー名を入力してください。
    2. [vCenter パスワード] テキスト ボックスに、vCenter Server のパスワードを入力します。
    3. vCenter FQDN または IP アドレスを入力します。
    4. (必須) デフォルトの vCenter Server HTTP ポートを変更します。
      他のすべての通信で使用される HTTPS ポートではなく、HTTP ポート経由で vCenter Server に接続する必要がある場合は、HTTP ポートのカスタム値を入力します。
    5. vCenter HTTPS ポート(デフォルトは 443)を入力します。
    6. [SSO 認証で vCenter を使用] チェック ボックスを選択します。
    7. (オプション) [テスト接続] をクリックします。
      接続の成功メッセージが表示されます。このメッセージが表示されない場合は、設定をトラブルシューティングして、正常に接続されたことを示すメッセージが表示されるまでこの手順を繰り返します。
  9. [次へ] をクリックして、ウィザードの指示に従って構成を完了します。