VMFS データストアは、仮想マシンのリポジトリとして機能します。ファイバ チャネル、iSCSI、およびローカル ストレージ デバイスなど、ホストが検出する SCSI ベースのストレージ デバイス上に、VMFS データストアを設定できます。
注: VMFS3 データストアは、
ESXi ホストで作成できません。既存の VMFS3 データストアは引き続き利用できるため、仮想マシンを VMFS5 または VMFS6 データストアに移行できます。
前提条件
- ストレージで必要なアダプタをインストールおよび構成する必要があります。
- 新しく追加されたストレージ デバイスを検出するには、再スキャンを実行します。ストレージの再スキャン操作を参照してください。
- データストアでの使用を計画しているストレージ デバイスが使用可能であることを確認します。ストレージ デバイスの特徴を参照してください。
手順
- vSphere Web Clientナビゲータで、 の順に選択します。
- [新規データストア] アイコンをクリックします。
- データストア名を入力し、必要に応じてデータストアの配置場所を選択します。
vSphere Web Client ではデータストア名が強制的に 42 文字に制限されます。
- データストア タイプに VMFS を選択します。
- データストアに使用するデバイスを選択します。
重要: 選択するデバイスは、[スナップショット ボリューム] 列に値が表示されていない必要があります。値が表示されている場合、デバイスには既存の VMFS データストアのコピーが含まれています。データストアのコピーの管理については、
重複 VMFS データストアの管理を参照してください。
- データストアのバージョンを指定します。
オプション |
説明 |
VMFS 6 |
これは、512e ストレージ デバイスのデフォルトのオプションです。バージョン 6.0 以前の ESXi ホストは、VMFS6 データストアを認識できません。クラスタに、データストアを共有する ESXi 6.0 および ESXi 6.5 ホストが含まれている場合、このバージョンは適切でない可能性があります。 |
VMFS5 |
これは、512n ストレージ デバイスのデフォルトのオプションです。VMFS5 データストアは、バージョン 6.5 以前の ESXi ホストからのアクセスをサポートしています。 |
- データストアの設定の詳細を定義します。
- パーティション構成を指定します。
注: VMFS6 データストアに必要な最小サイズは、2 GB です。
オプション |
説明 |
すべての利用可能なパーティションを利用 |
ディスク全体を 1 つの VMFS データストア専用にします。このオプションを選択すると、現在このデバイスに保存されているすべてのファイル システムやデータは消去されます。 |
空き容量の使用 |
ディスクの残りの空き容量に VMFS データストアをデプロイします。 |
- データストアに割り当てられた容量が大きすぎる場合は、[データストア サイズ] フィールドで容量の値を調整します。
デフォルトでは、ストレージ デバイスの空き容量がすべて割り当てられます。
- VMFS6 について、ブロック サイズを指定し、容量再利用のパラメータを定義します。
オプション |
説明 |
ブロック サイズ |
VMFS データストアのブロック サイズでは、最大ファイル サイズとファイルが使用する容量を定義します。VMFS6 では、1 MB のブロック サイズをサポートしています。 |
容量再利用の精度 |
マッピング解除操作の精度を指定します。マッピング解除の精度はブロック サイズ (1 MB) に対応します。 1 MB より小さいサイズのストレージ セクターは再利用されません。 |
容量再利用の優先度 |
次のいずれかのオプションを選択します。
- 低(デフォルト)。マッピング解除操作を低率で処理します。
- なし。データストアで容量再利用の操作を無効にする場合は、このオプションを選択します。
|
- [設定の確認] ページで、データストア構成情報を確認し、[終了] をクリックします。
結果
SCSI ベースのストレージ デバイス上にデータストアが作成されます。デバイスへのアクセス権を持つすべてのホストがそれを使用できます。