リリース日:2022 年 10 月 6 日

リリース ノートの概要

本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。

ビルドの詳細

ダウンロード ファイル名 ESXi650-202210001.zip
ビルド 20502893
ダウンロード サイズ 469.5 MB
md5sum bbb016b86a11df536ae8eac16a2c0403
sha256checksum: 7dda11bfdc8beb0627abfe46ca7f4b8c6debc71a1cb145a1aff5566837cf9d8e
ホストの再起動が必要 はい
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい

セキュリティ パッチ

パッチ ID カテゴリ 重要度
ESXi650-202210401-BG バグ修正 重要
ESXi650-202210402-BG バグ修正 重要
ESXi650-202210101-SG セキュリティ 重要
ESXi650-202210102-SG セキュリティ 重要

ロールアップ パッチ

このロールアップ パッチには、ESXi 6.5 の初回リリース以降のすべての修正が入っている最新の VIB が含まれています。

パッチ ID カテゴリ 重要度
ESXi650-202210001 バグ修正 重要

重要:VMware vSAN を使用しているクラスタの場合は、まず vCenter Server システムをアップグレードする必要があります。ESXi のみのアップグレードはサポートされていません。
アップグレードの前に、ESXi、vCenter Server および vSAN の以前のバージョンから現在のバージョンまでの互換性アップグレード パスをVMware 製品の相互運用性マトリックスで確認してください。

イメージ プロファイル

VMware のパッチおよびアップデート リリースには、一般的なイメージ プロファイルおよび重要なイメージ プロファイルが含まれています。一般的なリリース イメージ プロファイルは、新しいバグ修正に適用されます。

イメージ プロファイルの名前
ESXi-6.5.0-20221004001-standard
ESXi-6.5.0-20221004001-no-tools
ESXi-6.5.0-20221001001s-standard
ESXi-6.5.0-20221001001s-no-tools

各パッチの詳細については、「パッチのダウンロード」ページおよび「解決した問題」セクションを参照してください。

パッチ ダウンロードおよびインストール

一般的に ESXi ホストにパッチを適用する際は、VMware vSphere Update Manager を使用します。詳細については、「VMware vSphere Update Manager のインストールと管理について」を参照してください。

ESXi ホストをアップデートするには、VMware Customer Connect から ZIP 形式のパッチ ファイルを手動でダウンロードします。[製品とアカウント] > [製品パッチ] の順に移動します。[製品の選択] ドロップダウン メニューから [ESXi (組み込みとインストール可能)] を選択し、[バージョンの選択] ドロップダウン メニューから [6.5.0] を選択します。esxcli software vib update コマンドを使用して、VIB をインストールします。また、イメージ プロファイルと esxcli software profile update コマンドを使用して、システムをアップデートできます。詳細については、『vSphere Command-Line Interface Concepts and Examples』および『vSphere アップグレード ガイド』を参照してください。

解決した問題

解決された問題には、次のトピックが含まれます。

ESXi650-202210401-BG
パッチのカテゴリ バグ修正
パッチの重要度 重要
ホストの再起動が必要 はい
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
影響を受けるハードウェア 該当なし
影響を受けるソフトウェア 該当なし
含まれる VIB
  • VMware_bootbank_vsanhealth_6.5.0-3.195.20330361
  • VMware_bootbank_vsan_6.5.0-3.195.20330358
  • VMware_bootbank_esx-base_6.5.0-3.195.20502893
  • VMware_bootbank_esx-tboot_6.5.0-3.195.20502893
修正されたパッチ リリース  2976624
関連する CVE 番号 該当なし

このパッチは esx-baseesx-tbootvsan、および vsanhealth VIB をアップデートし、次の問題を解決します。

  • PR 2976624:VMFS スナップショットの使用時にリセットが繰り返されたり、Windows の起動時間が長くなることがある

    一部の環境では getLbaStatus コマンドの実行に時間がかかるため、VMFS スナップショットの使用時にリセットが繰り返されたり、Windows の起動時間が長くなることがあります。ディスクのサイズによっては、仮想マシンが応答しなくなることもあります。この問題は主に、VMFS スナップショットを持つ、Windows バージョン 1809 以降の仮想マシンで発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

ESXi650-202210402-BG
パッチのカテゴリ バグ修正
パッチの重要度 重要
ホストの再起動が必要 はい
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
影響を受けるハードウェア 該当なし
影響を受けるソフトウェア 該当なし
含まれる VIB
  • VMW_bootbank_ntg3_4.1.8.0-4vmw.650.3.195.20502893
修正されたパッチ リリース  3004249
関連する CVE 番号 該当なし

このパッチは ntg3 VIB をアップデートして、次の問題を解決します。

  • PR 3004249:バージョン 4.1.3 以降の ntg3 ドライバを使用する NIC でリンク フラッピングが発生する

    バージョン 4.1.3 以降の ntg3 ドライバを使用する 2 つの NIC が物理スイッチ ポートに接続されず、直接接続されている場合、リンク フラッピングが発生することがあります。この問題は、4.1.3 より前のバージョンの ntg3 ドライバや tg3 ドライバでは発生しません。この問題は、これらの NIC で時折発生する Energy Efficient Ethernet (EEE) リンク フラッピングとは関係ありません。この EEE の問題の対策としては、バージョン 4.1.7 以降の ntg3 ドライバを使用するか、物理スイッチ ポートの EEE を無効にします。

    本リリースで、この問題は修正されました。ESXi650-202210001 には ntg3 ドライバ バージョン 4.1.8 が付属しています。ただし、ntg3 ドライバをバージョン 4.1.8 にアップグレードした後、新しいモジュール パラメータ noPhyStateSet1 に設定する必要があります。noPhyStateSet パラメータはデフォルトで 0 に設定されます。この問題が発生している場合を除き、多くの環境では必須ではありません。

ESXi650-202210101-SG
パッチのカテゴリ セキュリティ
パッチの重要度 重要
ホストの再起動が必要 はい
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
影響を受けるハードウェア 該当なし
影響を受けるソフトウェア 該当なし
含まれる VIB
  • VMware_bootbank_esx-tboot_6.5.0-3.191.20448942
  • VMware_bootbank_esx-base_6.5.0-3.191.20448942
  • VMware_bootbank_vsanhealth_6.5.0-3.191.20076036
  • VMware_bootbank_vsan_6.5.0-3.191.20076035
修正されたパッチ リリース  2992266、2992285、2992295、3001356、3004414
関連する CVE 番号 該当なし

このパッチは esx-baseesx-tbootvsan、および vsanhealth VIB をアップデートし、次の問題を解決します。

    • ESXi650-202210001 では、次のセキュリティ アップデートを提供します。

      cURL はバージョン 7.84.0 にアップデートされました。
      OpenSSL ライブラリはバージョン 1.0.2zf にアップデートされました。
      SQLite データベースはバージョン 3.39.0 にアップデートされました。
      zlib ライブラリはバージョン 1.2.12 にアップデートされました。

    • このリリースでは CVE-2022-31681 が解決されています。この脆弱性と VMware 製品が受ける影響の詳細については、VMSA-2022-0025 を参照してください。

    • このリリースでは CVE-2018-5733 が解決されています。VMware は、この問題の重要度について、最大 CVSSv3 基本スコアが 7.5 の高い重要度範囲にあると評価しています。
       

ESXi650-202210102-SG
パッチのカテゴリ セキュリティ
パッチの重要度 重要
ホストの再起動が必要 はい
仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要 はい
影響を受けるハードウェア 該当なし
影響を受けるソフトウェア 該当なし
含まれる VIB
  • VMware_locker_tools-light_6.5.0-3.191.20448942
修正されたパッチ リリース  3015672
関連する CVE 番号 該当なし

このパッチは tools-light VIB をアップデートして、次の問題を解決します。

ESXi-6.5.0-20221004001-standard
プロファイル名 ESXi-6.5.0-20221004001-standard
ビルド ビルド情報については、このページのトップを参照してください。
ベンダー VMware, Inc.
リリース日 2022 年 10 月 06 日
許容レベル PartnerSupported
影響を受けるハードウェア 該当なし
影響を受けるソフトウェア 該当なし
影響のある VIB
  • VMware_bootbank_vsanhealth_6.5.0-3.195.20330361
  • VMware_bootbank_vsan_6.5.0-3.195.20330358
  • VMware_bootbank_esx-base_6.5.0-3.195.20502893
  • VMware_bootbank_esx-tboot_6.5.0-3.195.20502893
  • VMW_bootbank_ntg3_4.1.8.0-4vmw.650.3.195.20502893
修正されたパッチ リリース 2976624、3004249
関連する CVE 番号 該当なし
    • バージョン 4.1.3 以降の ntg3 ドライバを使用する 2 つの NIC が物理スイッチ ポートに接続されず、直接接続されている場合、リンク フラッピングが発生することがあります。この問題は、4.1.3 より前のバージョンの ntg3 ドライバや tg3 ドライバでは発生しません。この問題は、これらの NIC で時折発生する Energy Efficient Ethernet (EEE) リンク フラッピングとは関係ありません。この EEE の問題の対策としては、バージョン 4.1.7 以降の ntg3 ドライバを使用するか、物理スイッチ ポートの EEE を無効にします。

    • 一部の環境では getLbaStatus コマンドの実行に時間がかかるため、VMFS スナップショットの使用時にリセットが繰り返されたり、Windows の起動時間が長くなることがあります。ディスクのサイズによっては、仮想マシンが応答しなくなることもあります。この問題は主に、VMFS スナップショットを持つ、Windows バージョン 1809 以降の仮想マシンで発生します。

ESXi-6.5.0-20221004001-no-tools
プロファイル名 ESXi-6.5.0-20221004001-no-tools
ビルド ビルド情報については、このページのトップを参照してください。
ベンダー VMware, Inc.
リリース日 2022 年 10 月 06 日
許容レベル PartnerSupported
影響を受けるハードウェア 該当なし
影響を受けるソフトウェア 該当なし
影響のある VIB
  • VMware_bootbank_vsanhealth_6.5.0-3.195.20330361
  • VMware_bootbank_vsan_6.5.0-3.195.20330358
  • VMware_bootbank_esx-base_6.5.0-3.195.20502893
  • VMware_bootbank_esx-tboot_6.5.0-3.195.20502893
  • VMW_bootbank_ntg3_4.1.8.0-4vmw.650.3.195.20502893
修正されたパッチ リリース 2976624、3004249
関連する CVE 番号 該当なし
    • バージョン 4.1.3 以降の ntg3 ドライバを使用する 2 つの NIC が物理スイッチ ポートに接続されず、直接接続されている場合、リンク フラッピングが発生することがあります。この問題は、4.1.3 より前のバージョンの ntg3 ドライバや tg3 ドライバでは発生しません。この問題は、これらの NIC で時折発生する Energy Efficient Ethernet (EEE) リンク フラッピングとは関係ありません。この EEE の問題の対策としては、バージョン 4.1.7 以降の ntg3 ドライバを使用するか、物理スイッチ ポートの EEE を無効にします。

    • 一部の環境では getLbaStatus コマンドの実行に時間がかかるため、VMFS スナップショットの使用時にリセットが繰り返されたり、Windows の起動時間が長くなることがあります。ディスクのサイズによっては、仮想マシンが応答しなくなることもあります。この問題は主に、VMFS スナップショットを持つ、Windows バージョン 1809 以降の仮想マシンで発生します。

ESXi-6.5.0-20221001001s-standard
プロファイル名 ESXi-6.5.0-20221001001s-standard
ビルド ビルド情報については、このページのトップを参照してください。
ベンダー VMware, Inc.
リリース日 2022 年 10 月 06 日
許容レベル PartnerSupported
影響を受けるハードウェア 該当なし
影響を受けるソフトウェア 該当なし
影響のある VIB
  • VMware_bootbank_esx-tboot_6.5.0-3.191.20448942
  • VMware_bootbank_esx-base_6.5.0-3.191.20448942
  • VMware_bootbank_vsanhealth_6.5.0-3.191.20076036
  • VMware_bootbank_vsan_6.5.0-3.191.20076035
  • VMware_locker_tools-light_6.5.0-3.191.20448942
修正されたパッチ リリース 2992266、2992285、2992295、3001356、3004414、3015672
関連する CVE 番号 該当なし
    • ESXi650-202210001 では、次のセキュリティ アップデートを提供します。

      cURL はバージョン 7.84.0 にアップデートされました。
      OpenSSL ライブラリはバージョン 1.0.2zf にアップデートされました。
      SQLite データベースはバージョン 3.39.0 にアップデートされました。
      zlib ライブラリはバージョン 1.2.12 にアップデートされました。

    • このリリースでは CVE-2022-31681 が解決されています。この脆弱性と VMware 製品が受ける影響の詳細については、VMSA-2022-0025 を参照してください。

    • このリリースでは CVE-2018-5733 が解決されています。VMware は、この問題の重要度について、最大 CVSSv3 基本スコアが 7.5 の高い重要度範囲にあると評価しています。

    • 次の VMware Tools ISO イメージが ESXi 650-202210001 にバンドルされます。
      • windows.iso:VMware Tools 12.0.6 は Windows 7 SP1 または Windows Server 2008 R2 SP1 以降をサポートします。
      • linux.iso:Linux OS、glibc 2.11 以降用の VMware Tools 10.3.24 ISO イメージ。

      次の VMware Tools の ISO イメージをダウンロードできます。

      • VMware Tools 10.0.12:
        • winPreVista.iso:Windows 2000、Windows XP、Windows 2003 用。
        • linuxPreGLibc25.iso:glibc のバージョンが 2.5 より古い Linux OS 用。
           
      • VMware Tools 11.0.6:
        • windows.iso:Windows Vista (SP2) および Windows Server 2008 Service Pack 2 (SP2) 用。
           
      • solaris.iso:VMware Tools イメージ 10.3.10 (Solaris)。
      • darwin.iso:Mac OS X バージョン 10.11 以降をサポートします。

      ESXi にバンドルされていない、特定のプラットフォーム用の VMware Tools をダウンロードする場合は、次のドキュメントに記載されている手順に従ってください。

ESXi-6.5.0-20221001001s-no-tools
プロファイル名 ESXi-6.5.0-20221001001s-no-tools
ビルド ビルド情報については、このページのトップを参照してください。
ベンダー VMware, Inc.
リリース日 2022 年 10 月 06 日
許容レベル PartnerSupported
影響を受けるハードウェア 該当なし
影響を受けるソフトウェア 該当なし
影響のある VIB
  • VMware_bootbank_esx-tboot_6.5.0-3.191.20448942
  • VMware_bootbank_esx-base_6.5.0-3.191.20448942
  • VMware_bootbank_vsanhealth_6.5.0-3.191.20076036
  • VMware_bootbank_vsan_6.5.0-3.191.20076035
  • VMware_locker_tools-light_6.5.0-3.191.20448942
修正されたパッチ リリース 2992266、2992285、2992295、3001356、3004414
関連する CVE 番号 該当なし
    • ESXi650-202210001 では、次のセキュリティ アップデートを提供します。

      cURL はバージョン 7.84.0 にアップデートされました。
      OpenSSL ライブラリはバージョン 1.0.2zf にアップデートされました。
      SQLite データベースはバージョン 3.39.0 にアップデートされました。
      zlib ライブラリはバージョン 1.2.12 にアップデートされました。

    • このリリースでは CVE-2022-31681 が解決されています。この脆弱性と VMware 製品が受ける影響の詳細については、VMSA-2022-0025 を参照してください。

    • このリリースでは CVE-2018-5733 が解決されています。VMware は、この問題の重要度について、最大 CVSSv3 基本スコアが 7.5 の高い重要度範囲にあると評価しています。

以前のリリースからの既知の問題

以前からの既知の問題のリストを表示するには、ここをクリックします。

check-circle-line exclamation-circle-line close-line
Scroll to top icon