vCenter Server 6.5 Update 2 | 2018 年 5 月 3 日 | ISO ビルド 8307201
vCenter Server Appliance 6.5 Update 2 | 2018 年 5 月 3 日 | ISO ビルド 8307201

リリース ノートに追加または更新された内容をご確認ください。

リリース ノートの概要

本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

vCenter Server 6.5 Update 2 リリースには、次の新機能が含まれています。

  • vCenter Server 6.5 Update 2 では、GUI または CLI インストーラを使用して、組み込みリンク モードで最大 15 台の vCenter Server Appliance インスタンスを展開できます。これらのインスタンスは、vSphere Web Client または vSphere Client を使用して任意のインスタンスから管理できます。
  • vCenter Server 6.5 Update 2 では、ファイルベースおよびスナップショットベースのリストアの両方を可能にするため、レプリケーション デプロイ トポロジと照合 API を使用した組み込みリンク モードでバックアップのリストアをサポートします。
  • vCenter Server 6.5 Update 2 では、vCenter Server 6.0 Update 3 以降、vCenter Server 6.5、vCenter Server 6.5 Update 1、および VMware Cloud on AWS 間で、仮想マシンの vMotion およびコールド移行がサポートされています。vCenter Server 6.0 と vCenter Server 6.5 間での仮想マシンのクローン作成はサポートされていません。詳細については、KB2106952 を参照してください。
  • vCenter Server 6.5 Update 2 では、カスタムの HTTP および HTTPS ポートを使用して Windows にインストールされた vCenter Server を vCenter Server Appliance に移行できます。
  • vCenter Server 6.5 Update 2 では、vCenter Server Aq1ppliance の GUI または CLI のデプロイ プロセスで、HTTP Reverse Proxy サービスのデフォルト ネットワーク ポートをカスタマイズできます。デフォルトのポートは、HTTP の場合は 80、HTTPS の場合は 443 です。
  • vCenter Server 6.5 Update 2 では、TLS 構成ユーティリティを使用して、ポート 8089 で SSL トンネルを設定できます。vCenter Server 6.5 Update 2 にアップグレードしても以前の設定は変更されません。
  • vCenter Server 6.5 Update 2 では、TLS 構成ユーティリティを使用して、ESXi 6.0 および ESXi 6.5 両方のバージョンのホストで TLS プロトコルを設定できます。ESXi 6.0 ホストと ESXi 6.5 ホストが混在するクラスタでの TLS プロトコルの設定はサポートされていません。
  • vCenter Server 6.5 Update 2 では、TLS 構成ユーティリティを使用して、軽量な CIM デーモンである SFCB の SSL 設定を行うことができます。
  • Linux ゲスト OS のカスタマイズでのタイム ゾーンの更新:vCenter Server の Linux ゲスト OS のカスタマイズで、最新のタイム ゾーンがサポートされるようになりました。Linux ゲスト OS でのタイム ゾーンの変更と夏時間 (DST) の変更の詳細については、Internet Assigned Numbers Authority (IANA) が提供するタイム ゾーン データベースを参照してください。
  • Windows ゲスト OS のカスタマイズでのタイム ゾーンの更新:vCenter Server の Windows ゲスト OS のカスタマイズで、最新のタイム ゾーンがサポートされるようになりました。Windows ゲスト OS でのタイム ゾーンの変更と夏時間 (DST) の変更の詳細については、Microsoft のナレッジベースの記事 31822034015193、および 4012864 を参照してください。
  • vCenter Server 6.5 Update 2 では、VMware vSphere 仮想マシン暗号化のキー管理サーバ (KMS) に対する IPv6 のサポートと、KMS 証明書の期限切れや、ホストおよび仮想マシン キーが見つからない場合のアラームが追加されました。
  • Photon OS のアップデートについては、「VMware vCenter Server Appliance Photon OS Security Patches」を参照してください。 

vCenter Server 6.5 の以前のリリース

vCenter Server の機能と既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。vCenter Server 6.5 の以前のリリースのリリース ノートは以下のとおりです。

互換性、インストール、アップグレード、製品サポートに関する注意事項、および機能については、『VMware vSphere 6.5 リリース ノート』を参照してください。

本リリースに含まれるパッチ

vCenter Server 6.5 Update 2 リリースでは、次のパッチが提供されます。パッチのダウンロードについては、VMware パッチ ダウンロード センターを参照してください。

VMware vCenter Server 6.5 Update 2 のセキュリティ パッチ

サードパーティ製品の修正(例:JRE、tcServer)。このパッチの適用対象は vCenter Server for Windows、Platform Services Controller for Windows、および vSphere Update Manager です。

注:このパッチが更新するのは JRE バージョン 1.8.0_162 のみです。

Windows 用の vCenter Server および Platform Services Controller が対象

ダウンロード ファイル名 VMware-VIMPatch-T-6.5.0-8307201.iso
ビルド 8307201
ダウンロード サイズ 40 MB
md5sum 4a44cea87f2ae0f1364d2183f426d6d9
sha1checksum a6b5ca033d37f84962ae5f8355ce67087eb3ddcf

次の vCenter Server コンポーネントは JRE に依存しており、パッチを適用する必要があります。

  • Platform Services Controller
  • vSphere Update Manager
  • vCenter Server

ダウンロードとインストール

このパッチをダウンロードするには、VMware Patch Download Centerに移動し、[製品別に検索] ドロップダウン メニューから [VC] を選択します。 

  1. VMware-VIMPatch-T-6.5.0-8307201.iso を、vCenter Server コンポーネントがインストールされているシステムにマウントします。  
  2. ISO_mount_directory/autorun.exe をダブルクリックします。
  3. [vCenter Server の Java コンポーネントの更新] ウィザードで、[すべてをパッチ] をクリックします。

VMware vCenter Server Appliance 6.5 Update 2 のフル パッチ

VMware ソフトウェアの修正、セキュリティ修正、およびサードパーティ製品の修正を含む vCenter Server Appliance 6.5 の製品パッチ(例:JRE および tcServer)。

このパッチは、vCenter Server Appliance および Platform Services Controller アプライアンスに適用されます。

vCenter Server Appliance および Platform Services Controller アプライアンス用

ダウンロード ファイル名 VMware-vCenter-Server-Appliance-6.5.0.20000-8307201-patch-FP.iso
ビルド 8307201
ダウンロード サイズ 1532 MB
md5sum 6236ab60c954cbe9793c7f94a53bf434
sha1checksum e2542db3070f22412ab8141b3b2ff1f0458dd951

 

ダウンロードとインストール

このパッチをダウンロードするには、VMware パッチ ダウンロード センターに移動し、[製品別に検索] ドロップダウン メニューから [VC] を選択します。

  1. VMware-vCenter-Server-Appliance-6.5.0.20000-8307201-patch-FP.iso ファイルを vCenter Server Appliance の CD または DVD ドライブに接続します。
  2. アプライアンス シェルに root としてログインし、以下に指定されたコマンドを実行します。
    • ISO をステージングするには:

      software-packages stage --iso

    • ステージングしたコンテンツを表示するには:

      software-packages list --staged

    • ステージングした rpms をインストールするには:

      software-packages install --staged

vCenter Server Appliance へのパッチ適用については、アプライアンス シェルを使用した vCenter Server Appliance へのパッチ適用を参照してください。

パッチのステージングについては、Stage Patches to vCenter Server Applianceを参照してください。

パッチのインストールについては、vCenter Server Appliance パッチのインストールを参照してください。

このパッチで解決された問題については、解決した問題を参照してください。

Photon OS のアップデートについては、「VMware vCenter Server Appliance Photon OS Security Patches」を参照してください。 

アプライアンス管理インターフェイスを使用したパッチ適用については、アプライアンス管理インターフェイスを使用した vCenter Server Appliance へのパッチ適用を参照してください。

利用可能な言語

VMware vSphere 6.5 は、次の言語で使用可能です。

  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • スペイン語
  • 日本語
  • 韓国語
  • 簡体字中国語
  • 繁体字中国語

vCenter Server、ESXi、vSphere Web Client、vSphere Client、vSphere Host Client を含む VMware vSphere 6.5 Update 2 のコンポーネントは非 ASCII 入力を受け入れません。

互換性

ESXi、vCenter Server、および vSphere Web Client のバージョンの互換性

VMware 製品互換性マトリクス(英語)では、ESXi、VMware vCenter Server、vSphere Web Client、および任意で使用可能な VMware 製品を含む VMware vSphere コンポーネントの現在のバージョンと旧バージョンとの互換性について、詳細に説明しています。ESXi または vCenter Server をインストールする前に、サポート対象の管理エージェントおよびバックアップ エージェントについて、VMware 製品互換性マトリクスで確認してください。

vSphere Web Client と vSphere Client は、vCenter Server に含まれています。

ESXi のハードウェア互換性

vSphere 6.5 Update 2 と互換性のあるプロセッサ、ストレージ デバイス、SAN アレイ、および I/O デバイスのリストについては、VMware 互換性ガイドの ESXi 6.5 の情報を参照してください。

ESXi のデバイス互換性

ESXi 6.5 と互換性のあるデバイスを確認するには、VMware 互換性ガイドの ESXi 6.5 の情報を参照してください。

ESXi のゲスト OS の互換性

vSphere 6.5 と互換性のあるゲスト OS を確認するには、VMware 互換性ガイドの ESXi 6.5 の情報を参照してください。

ESXi の仮想マシンの互換性

ESX 3.x 以降(ハードウェア バージョン 4)と互換性がある仮想マシンは、ESXi 6.5 でもサポートされています。ESX 2.x 以降(ハードウェア バージョン 3)と互換性がある仮想マシンは、サポートされていません。ESX 2.x 以降(ハードウェア バージョン 3)の仮想マシンを ESXi 6.5 で使用するには、仮想マシンの互換性をアップグレードする必要があります。『vSphere のアップグレード』のドキュメントを参照してください

本リリースのインストールおよびアップグレードに関する注意事項

本リリースのインストールに関する注意事項

重要:組み込みリンク モードで構成された vCenter Server インスタンス内のサイト名は、デフォルトの Default-First-Site に設定されている必要があるため、変更しないでください。

ESXi と vCenter Server のインストールおよび構成の手順については、『vSphere のインストールとセットアップ』ドキュメントをお読みください

インストールを行った後、重要な構成手順を行う必要があります。次のドキュメントをお読みください。

ESXi 6.5 での VMware Tools のバンドルの変更

ESXi 6.5 では、VMware Tools の ISO イメージのサブセットのみ、ESXi 6.5 ホストにバンドルされます。

次の VMware Tools ISO イメージが ESXi にバンドルされます。

  • windows.iso:Windows Vista 以降用の VMware Tools イメージ

  • linux.iso:glibc 2.5 以降を含む Linux OS(RHEL 5 以降、SLES 11 以降、Ubuntu 10.04 以降など)用の VMware Tools イメージ

  • winPreVista.iso:Windows 2000、Windows XP、Windows 2003 用の VMware Tools イメージ

次の VMware Tools ISO イメージは、My VMware からダウンロードできます。

  • solaris.iso:VMware Tools イメージ (Solaris)

  • freebsd.iso:VMware Tools イメージ (FreeBSD)

  • winPre2k.iso:VMware Tools イメージ (Windows 2000 より前のバージョン)

  • linuxPreGlibc25.iso:VMware Tools イメージ (Linux OS、glibc 2.5 より前のバージョン)

  • darwin.iso:VMware Tools イメージ (Mac OS X 10.11 以降)

  • darwinPre15.iso:VMware Tools イメージ (Mac OS X 10.11 以降)

  • netware.iso:VMware Tools イメージ (Netware)

ESXi にバンドルされていない、特定のオペレーティング システム用の VMware Tools をダウンロードする場合は、次のドキュメントに記載されている手順に従ってください。

サードパーティ製ソリューションの移行

サードパーティ関連のカスタマイズを伴うアップグレードの詳細については、『vSphere のアップグレード』ドキュメントを参照してください。カスタム ISO を作成するための Image Builder の使用方法の詳細については、『vSphere のインストールとセットアップ』ドキュメントを参照してください。

本リリースへのアップグレードおよびインストールをサポートしない CPU

vSphere 6.0 のサポート対象プロセッサのうち、次のプロセッサは vSphere 6.5 でサポートされません。

  • Intel Xeon 51xx シリーズ
  • Intel Xeon 30xx シリーズ
  • Intel Core 2 Duo 6xxx シリーズ
  • Intel Xeon 32xx シリーズ
  • Intel Core 2 Quad 6xxx シリーズ
  • Intel Xeon 53xx シリーズ
  • Intel Xeon 72xx/73xx シリーズ

インストールまたはアップグレード中に、インストーラによってホスト CPU と vSphere 6.5 の互換性がチェックされます。ホスト ハードウェアに互換性がないと非互換性情報メッセージを示すパープル スクリーンが表示され、vSphere 6.5 インストール プロセスが停止します。

本リリースのアップグレードに関する注意点

重要:vCenter Server 6.5 Update 2 から vCenter Server 6.7 へのアップグレードおよび移行パスはサポートされていません。

環境で外部の vCenter Single Sign-On を使用する vCenter Server 5.5 Update 3b より前のバージョンから、外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server 6.5 Update 2 へのアップグレードまたは移行はサポートされていません。たとえば、外部の vCenter Single Sign-On を使用する vCenter Server 5.5 を外部の Platform Services Controller を使用する vCenter Server 6.5 Update 2 へアップグレードまたは移行する場合、先に vCenter Server 5.5 Update 3b へアップデートしてから、vCenter Server 6.5 Update 2 へのアップグレードまたは移行を実行する必要があります。

vCenter Server 5.5 Update 3b のビルド番号は次のとおりです。

  • vCenter Server 5.5 Update 3b ビルド 3252642
  • vCenter Server Appliance 5.5 Update 3b ビルド 3255668

組み込みの vCenter Single Sign-On を使用する vCenter Server 5.5 以降から、組み込みの Platform Services Controller を使用する vCenter Server 6.5 Update 2 へのアップグレードまたは移行はサポートされています。

VMware vSphere 6.5 用オープン ソース コンポーネント

vSphere 6.5 で配布されているオープン ソース ソフトウェア コンポーネントに適用される著作権情報およびライセンスは、http://www.vmware.com をご確認ください。My VMware アカウントにログインする必要があります。[ダウンロード] メニューから [vSphere] を選択します。[オープン ソース] タブでは、vSphere の最新リリースで利用されており、ソース コードやソース コードへの改変の公開が必要な GPL、LGPL、またはその他の類似のライセンスのソース ファイルをダウンロードできます。

機能に関する注意事項

vSphere Client はすべてのブラウザでサポートされている HTML5 ベースの言語およびフレームワークで記述されています。ただし、ブラウザごとに HTML5 標準に対するパフォーマンス特性は異なります。具体的には、Internet Explorer 11 のパフォーマンスは、使用されているレンダリング エンジンの影響で他のブラウザよりも遅くなる場合があります。このような問題が発生した場合は、別のサポートされているブラウザを使用してください。

製品サポートに関する注意事項

  • VMware 製品ライフサイクル マトリックスでは、すべてのサポート対象製品と非サポート製品に関する詳細情報が提供されています。ジェネラル サポートの終了、テクニカル ガイダンスの終了、および提供終了についても、VMware 製品ライフサイクル マトリックスをご確認ください。

  • vSphere 6.5 以降では、vSphere Client のサポートが廃止されます。vSphere Client は、vSphere 6.0 以前のバージョンで提供されている、インストール型のデスクトップ クライアントです。vSphere 6.5 では、vSphere Client はサポートされず、製品ダウンロードにも含まれません。vSphere 6.5 では、HTML5 ベースの新しい vSphere Client が導入され、vCenter Server で vSphere Web Client と共に提供されます。vSphere Web Client の機能の一部は、vSphere 6.5 リリースの vSphere Client には実装されていません。サポートされていない機能を記載した最新のリストについては、vSphere Client 機能の更新ページを参照してください。

  • vSphere 6.5 のリリースに伴い、VMware vCenter Operations Foundation 5.8.x の提供、相互運用、サポートは終了します。引き続き vCenter Operations Foundation 5.8.x 製品の使用をご希望の場合は、vSphere 5.5 または vSphere 6.0 のいずれかを使用する必要があります。

  • vSphere 6.5 は、OS のバイナリ変換モードの仮想化をサポートする最後のリリースです。今後の vSphere のリリースにはバイナリ変換モードは含まれません。詳細については、https://kb.vmware.com/kb/2147608 を参照してください。

  • vSphere 6.5 は、ソフトウェア ベースのメモリ仮想化機能をサポートする最後のリリースです。今後の vSphere リリースには、ソフトウェア ベースのメモリ仮想化は含まれません。

  • vCenter Server 6.5 および ESXi 6.5 のホストでは、レガシー Fault Tolerance 仮想マシン(記録/再生テクノロジーを使用するユニプロセッサ仮想マシン)を新規作成することはできません。レガシー Fault Tolerance 仮想マシンを今後も実行したい場合は、ESXi 6.0 以前のバージョンを引き続き使用します。既存のレガシー Fault Tolerance 仮想マシンは、ESXi 6.5 より前のバージョンの ESXi ホストでは引き続きサポートされ、vCenter Server 6.5 で管理できます。

    ホストを ESXi 6.5 にアップグレードする場合は、アップグレード前に、保護対象の仮想マシンにおいてレガシー Fault Tolerance を無効にします(Fault Tolerance を無効にするだけでは不十分です)。SMP-FT(マルチプロセッサ Fault Tolerance)が、仮想マシン上で自動的に有効になることはありません。ESXi 6.5 にアップグレードした ホストでは、仮想マシンの Fault Tolerance (SMP-FT) を手動で有効にする必要があります。

解決した問題

解決された問題には、次のトピックが含まれます。

バックアップとリストアの問題
  • フル バックアップ中に、組み込みの vCenter Server Appliance データベースが破損する可能性がある

    バックアップが静止スナップショットと並行して実行されると、ファイルベースのフル バックアップ中に vCenter Server Appliance の VMware PostgreSQL データベースが破損する可能性があります。バックアップにより /storage/db/vpostgres に作成される backup_label ファイルによって、このスナップショットに戻るとデータベースが破壊されます。今回の修正では、静止スナップショットの作成中、フル バックアップが実行されません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • DNS 設定を変更した場合、vCenter Server Appliance のリストアに失敗することがある

    vCenter Server Appliance 6.5 GUI インストーラの [ネットワークの設定] ページで DNS 設定を変更した場合、vCenter Server Appliance をリストアすると、[DNS サーバ] フィールドにループバック アドレスのエラーが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • バックアップ進行状況バーに、バックアップ処理の進行状況がリアルタイムで表示されないことがある

    vCenter Server Appliance 管理インターフェイスを実行して vCenter Server Appliance をバックアップすると、Internet Explorer ブラウザを使用している場合、バックアップ進行状況バーにバックアップ処理の進行状況がリアルタイムで表示されないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンのスナップショットの不整合により、組み込み vCenter Server Appliance データベースが破損する可能性がある

    vCenter Server Appliance の PostgreSQL データベースが複数のパーティション上で実行されている場合、仮想マシンのスナップショットの不整合によって、データベースが破損する可能性があります。今回の修正を適用すると、スナップショットの作成時にファイルシステム パーティションをフリーズさせる pre-freeze および post-thaw スクリプトが追加されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

CLI の問題
  • 大規模なインベントリに対して Get-TagAssignment コマンドを使用してタグ割り当てを取得すると失敗することがある

    大規模なインベントリに対して Get-TagAssignment コマンドを使用してタグ割り当てを取得する場合、PowerCLI のクエリ結果の上限が 4096 であるため、次のエラー メッセージと共に失敗することがあります。Maximum number of result item exceeded: 4096.

    本リリースで、この問題は修正されました。 

ゲスト OS の問題
  • RHEL 7.x 仮想マシンで、IP アドレスをカスタマイズしてテスト リカバリを実行すると、リカバリしたインスタンスでホスト名が空白になる

    RHEL 7.x 仮想マシンで、IP アドレスをカスタマイズしてテスト リカバリを実行すると、ホスト名 (/etc/hostname) が空白になり、sysconfig/network-scripts/ の下にあるネットワーク ファイルのドメイン キー/値の二重引用符が削除されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

インストールの問題
  • vCenter Server Appliance GUI インストーラを実行する際、トップレベルのドメイン名に数字が含まれていると、完全修飾ドメイン名の検証に失敗する

    vCenter Server Appliance GUI インストーラを使用して vCenter Server Appliance をデプロイする際、トップレベルのドメイン名に数字が含まれていると、完全修飾ドメイン名 (FQDN) の検証に失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

アップグレードの問題
  • インストーラが原因で、拡張リンク モード グループに参加している組み込みの Platform Services Controller を使用する vCenter Server for Windows の複数のインスタンスをバージョン 6.0 からバージョン 6.5 Update 2 にアップグレードできない

    拡張リンク モード グループに参加している組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server for Windows 6.0 のインスタンスが複数ある場合、インストーラが原因で、バージョン 6.5 Update 2 にアップグレードできません。

    本リリースで、この問題は修正されました。ただし、すでに問題が発生している場合は、組み込みの vCenter Server のインスタンスを外部 Platform Services Controller を使用した展開に再構成するか(詳細を参照)、インスタンス間のパートナー関係を削除し(VMware のナレッジベースの記事 KB2127057を参照)、アップグレードを続行してください。

  • ベンダー プラグインを Proactive HA 機能にアップグレードした後、vCenter Server サービスの開始に失敗する

    ベンダー プラグインを Proactive HA 機能にアップグレードした後、vCenter Server データベースの問題が原因で vCenter Server サービスの開始に繰り返し失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

Image Builder の問題
  • デポの追加や削除など、Image Builder の操作が失敗することがある

    20 を超えるソフトウェア デポを追加して Image Builder サービスを再起動すると、操作が失敗することがあります。Image Builder の操作を実行できない場合や、Image Builder に含まれているイメージ プロファイルを使用してルールを作成できないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

その他の問題
  • 必要な権限を持っていても、インベントリからフォルダを削除できない

    管理者権限のないユーザーとして vSphere Web Client にログインしている場合は、フォルダを右クリックして [インベントリからの除去] を選択することで、インベントリからフォルダを削除することはできません。必要な権限を持っていても、[インベントリからの除去] オプションはグレーアウトされます。フォルダを削除するには、その親オブジェクトも削除できる権限が必要です。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ネットワークの問題を診断するためのデータを収集できないことがある

    vCenter Server 6.5 Update 2 で提供される、Reverse HTTP Proxy サービスに実装された軽量な tcpdump ユーティリティ、PacketCapture を使用すると、ネットワーク問題を診断するために必要な最小限のデータのみをキャプチャおよび保存できるため、CPU やストレージを節約できます。詳細については、KB52843 を参照してください。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンのパワーオンまたは仮想マシンでの vMotion 操作が、「InsufficientMemoryResourcesFault」というエラーと共に失敗することがある

    ESXi ホストと vCenter Server システム間の同期の問題により、仮想マシンのパワーオンまたは仮想マシンでの vMotion 処理が、「InsufficientMemoryResourcesFault」というエラーと共に失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • hostd サービスのログが、ESXi ホスト上で操作を行う Active Directory ユーザーを識別しないことがある

    hostd サービスのログが、ESXi ホスト上で操作を行う Active Directory ユーザーを識別せず、ユーザーをドメイン アカウントではなく vpxuser として報告するため、個々のユーザー操作をトレースできません。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • Reverse HTTP Proxy サービスが機能せず、このサービスを使用するすべてのサービスが機能しないことがある

    vSphere Web Client への要求にホストの HTTP ヘッダーが含まれない時に、Reverse HTTP Proxy サービスが機能しない可能性があります。これにより、その時点で Reverse Proxy サービスを使用する Component Manager サービスなどの他のすべてのサービスも機能しないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ホストが要件を満たしていても、ESXi ホストを空の Enhanced vMotion Compatibility (EVC) クラスタに配置できない

    一部の EVC モードに、ホストに対する EVC の要件に以前は含まれていなかった CPU 機能が追加されました。スムーズなアップグレードをサポートするために、EVC クラスタは、その中のすべてのホストが新しい要件に合わせてアップグレードされた後に限り、新しい要件を実装します。ただし、アップグレードされていない ESXi ホストを空の EVC クラスタに追加しようとすると、失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • レプリケーション パートナーが利用可能な場合でも、VMware Directory Service が読み取り専用モードのままになる

    VMware Directory Service (vmdir) のレプリケーション パートナー ノードが何らかの理由で一時的に使用できなくなっている場合、vmdir は更新を伝達しない読み取り専用モードに入ります。そして、ノードが接続を復旧しても読み取り専用モードのままになることがあります。今回の修正により、vmdir は、パートナー ノードが使用可能になると自動的に読み取り専用モードを終了します。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • 数字で始まるリモート ログ サーバのドメイン名を設定できない

    vCenter Server Appliance 用のリモート ログ サーバに、syslog.9dc.com のような数字で始まるドメイン名を設定すると、サーバが syslog.invalid.configuration エラーで停止することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • クラスタで vSAN を有効にしているがディスクの要求をしない場合、またはすべてのディスク グループを削除する場合、容量不足の警告が表示されることがある

    クラスタで vSAN を有効にしているがディスクの要求をしない場合、またはすべてのディスク グループを削除する場合、「データセンター YYY のクラスタ XXX 内の vSAN に容量がありません」のような警告が表示されることがあります。この警告メッセージは、クラスタの vSAN を無効にしても継続して表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

ネットワークの問題
  • vSphere Distributed Switch 構成のインポート中にリンク集約グループが失われることがある

    多くのリンク集約グループ (LAG) を持つ vSphere Distributed Switch 構成をインポートする場合、vCenter Server デーモンの vpxd は vCenter Server データベースへこの LAG 情報を挿入できないことがあります。また、vpxd の再起動後に一部の LAG が失われることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。すでに問題が発生している場合は、vSphere Distributed Switch 構成を削除して再インポートするか、失われた LAG を手動で作成してください。 

  • API の FindByInventoryPath 処理を使用してネットワーク オブジェクトを取得すると、クエリがサブフォルダの結果を表示しない

    API の FindByInventoryPath 処理を使用してネットワーク オブジェクトを取得しても、クエリでサブフォルダの結果が表示されません。これは、サブフォルダ内のネットワーク オブジェクトを検索しないためです。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンのクローン作成をキャンセルしても、仮想マシンのディレクトリが削除されない

    仮想マシンのクローン作成プロセスが停止した後、vCenter Server が、仮想マシンのディレクトリのポート ファイル ディレクトリ (.dvsData) を削除しません。そのため、仮想マシンのディレクトリが削除されません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

セキュリティの問題
  • JRE パッケージのアップデート

    Oracle (Sun) JRE パッケージはバージョン 1.8.0_162 にアップデートされています。

  • セキュリティの問題に対応するための glibc パッケージへのアップデート

    CVE-2017-15804 のセキュリティ問題を解決するため、vCenter Server Appliance の glibc パッケージが、2.22-18 にアップデートされています。

  • 暗号作成者権限を持たない管理者が暗号化された仮想マシンにアクセスできることがある

    暗号作成者権限を持たない管理者が、VIX API 経由で仮想マシンへの接続を要求し、暗号化された仮想マシンのコンテンツにアクセスできる場合があります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。暗号化された仮想マシンへの VIX API 接続を要求する権限が、暗号作成者権限を持たないすべての管理者ロールから削除されました。

  • cURL のアップデート

    vCenter Server Appliance の cURL の 7.58 へのアップデート。

  • Ruby のアップデート

    CVE-2017-17405 と CVE-2017-17790 の問題に対応するため、Ruby パッケージがバージョン 2.4.3 にアップデートされています。

  • 多数のグループのメンバーになっている Active Directory のアカウントの場合、SSH 経由でログインすると、アプライアンス シェルまたは Bash シェルを使用した vCenter Server Appliance へのアクセスを拒否される場合がある

    Active Directory アカウントを使用して SSH 経由で ログインすると、アプライアンス シェルまたは Bash シェルを使用した vCenter Server Appliance へのアクセスを拒否される場合があります。サーバに渡される SAML トークンのサイズに、グループ名の長さが影響するため、アカウントが多数の Active Directory グループのメンバーである場合、問題が発生します。トークンのサイズが 12,255 バイトを超過すると、アクセスが拒否されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • Network Time Protocol パッケージのアップデート

    Network Time Protocol (NTP) パッケージがバージョン 4.2.8p10 にアップデートされています。

  • 証明書を変更する時に VMware vSphere Update Manager サービスが起動しないことがある

    証明書を変更すると、vmware-updatemgr サービスは起動しませんでした。セキュリティおよびパフォーマンス上の理由から、証明書は 4KB に制限されていましたが、現在、上限が 16KB になりました。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • Jackson JavaScript Object Notation (JSON) プロセッサ パッケージのアップデート

    JSON プロセッサ パッケージがバージョン 2.9.3 にアップデートされています。

  • VMware 認証局 (VMCA) によって発行されるすべての証明書の有効期間が 2 年間に短縮

    VMCA によって発行される証明書のデフォルトの有効期間は 10 年でした。CA/Browser Forum の推奨事項によれば、2018 年 3 月 1 日以降に発行される証明書の有効期間は、825 日間または 2 年間以下である必要があります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。現在、VMCA によって発行されるすべての証明書の有効期間は 2 年間に設定されています。

  • Kerberos プロトコルのアップデート

    CVE-2017-11462 および CVE-2017-15088 の問題に対応するため、Kerberos プロトコルが 1.16 にアップデートされています。

  • Python のアップデート

    CVE-2017-9233、CVE-2016-9063、CVE-2016-5300、CVE-2016-0718、CVE-2016-4472 の問題を解決するため、Python サード パーティ ライブラリがバージョン 2.7.14 にアップデートされています。

サーバ構成の問題
  • Active Directory のユーザー名とパスワードで vCenter Server にログインすると、「重複する Active Directory ドメイン名が見つかりました」 というエラー メッセージと共に失敗することがある

    マルチフォレスト Active Directory 環境で信頼関係のある 2 つの Active Directory ドメインが同じ NetBIOS 名を持っており、その Active Directory のいずれかのユーザー名とパスワードを使用して vCenter Server にログインすると、「重複する Active Directory ドメイン名が見つかりました」というエラー メッセージで認証が失敗する可能性があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 「duplicate key value violates unique constraint "vpxi_psa_path" (重複するキー値が「vpxi_psa_path」の一意の制約に違反しています)」というエラー メッセージと共に vCenter Server が応答を停止する

    vCenter Server が実行中でないときに、ESXi ホストでプラグ可能ストレージ アーキテクチャ (PSA) パスを使用できなくなると、vCenter Server の再起動時に PSA パスが新しいパスとして再度追加されます。このため、次のエラーメッセージと共に vCenter Server が応答を停止します。duplicate key value violates unique constraint "vpxi_psa_path”(重複するキー値が「vpxi_psa_path」の一意の制約に違反しています)

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • VMware vSphere Distributed Resource Scheduler の高度なパラメータ MaxVcpusPerCore が期待通り動作しないことがある

    vSphere DRS の高度なパラメータ MaxVcpusPerCore が期待通り動作しないことがあります。このため、1 つの物理 CPU またはコアごとに仮想 CPU 数を 4 個以下に設定している場合、期待される比率で動作しません。MaxVcpusPerCore では、1 対 1の比率(物理 CPU/コア 1 個につき仮想 CPU 1 個)からサポートされるようになりました。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

ストレージの問題
  • FileManager および DatastoreBrowser の処理が HostConnect エラーで失敗することがある

    共有データストア間でファイルをコピーする時に FileManager および DatastoreBrowser の処理が、HostConnect エラーで失敗する可能性があります。ファイル コピー プロセスにおいて、正しくない認証情報でホストを選択する場合があり、接続に失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

ツールの問題
  • SNMP v3 エージェントによって、priv セキュリティ レベルのユーザーが、認証キー フレーズのみを指定するか、まったくセキュリティ キー フレーズを指定せずにデータにアクセスできる

    SNMP v3 エージェントによって、priv セキュリティ レベルのユーザーが、認証キー フレーズのみを指定するか、まったくセキュリティ キー フレーズを指定せずにデータにアクセスできてしまいます。本来、SNMP v3 エージェントは、priv セキュリティ レベルのユーザーに、認証キー フレーズとプライバシー キー フレーズの両方を要求しなければなりません。priv セキュリティ レベルのユーザーが両方のキー フレーズを提供しない場合は、エラー メッセージを表示する必要があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • マシン SSL 証明書をカスタム証明書で置き換えると失敗することがある

    vSphere Certificate Manager ユーティリティのオプション [カスタム証明書によるマシン SSL 証明書の置き換え] を使用すると、ホスト エントリの検証が正しくないため、「error 20 at 0 depth lookup:unable to get local issuer certificate」のエラーと共に失敗することがあります。

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

vCenter Server、vSphere Web Client、および vSphere Client の問題
  • vSphere 6.5 で、ESXi 5.0 または 5.1 のホスト プロファイルで実行する一部の操作により vCenter Server が応答を停止することがある

    vSphere 6.5 においてホスト プロファイルの表示、編集、ESXi ホストやクラスタへの添付などの操作を ESXi 5.0 または 5.1 のホスト プロファイルで行うと、vCenter Server が応答を停止することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。ホスト プロファイルを 5.5 以降のバージョンにアップグレードするか、vCenter Server を 6.5 にアップグレードする前に作成されたすべての ESXi 5.0 および 5.1 ホスト プロファイルを削除することが推奨されます。

  • 廃止されたアラーム定義が vSphere Web Client に表示される

    vSphere Web Client でデータセンターを選択し、[監視] > [問題] の順にクリックして [アラーム定義] を選択すると、仮想データセンター サービス健全性アラームなどの廃止されたアラーム定義が表示されることがあります。仮想データセンター サービスは、使用されていないサービスです。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Web Client で、適切な権限があるにも関わらず、仮想マシン テンプレートを削除できない場合がある

    適切な権限があるにも関わらず、vSphere Web Client で [ディスクから削除] オプションがグレーアウトされ、仮想マシン テンプレートを仮想マシン フォルダから削除できない場合があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 新しいディスクを仮想マシンに追加すると vCenter Server が応答を停止する場合がある

    新しい仮想ディスクを仮想マシンに追加する時は、Storage DRS によって、データストア推奨の生成中に vCenter Server が応答を停止する可能性があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Web Client で、一部のハードウェア健全性ステータス アラームが失われ、センサーが誤ったグループに表示される可能性がある

    ハードウェア センサーからの問題、または接続されていない電源などのハードウェアの問題によって、vSphere Web Client の [ハードウェア ステータス] タブでアラームがトリガされない可能性があります。ハードウェア センサーが、誤ったカテゴリに表示される可能性があります。たとえば、ストレージからのセンサーが電圧グループに表示される可能性があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • インベントリ ビューからルート フォルダを閉じると vCenter Server サービスが機能しなくなることがある

    クラスタを作成して、ESXi ホストをクラスタに追加し、クラスタで vApp を作成する場合、vSphere Web Client の [インベントリ ビュー] から vApp に移動すると、ルート フォルダを閉じた時に vCenter Server デーモンの vpxd がエラー「Panic: Assert Failed: "openedInfo._activations == 0"」で失敗する可能性があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • vSphere Web Client で、インベントリのクラスタの [ホスト] タブに、配置されているはずのホストが表示されないことがある

    vSphere Web Client のインベントリのクラスタの [ホスト] タブに、配置されているはずのホストが表示されず、「リストが空です」というメッセージが表示される場合があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

仮想マシンの管理の問題
  • vSphere Storage DRS で生成されるエラー メッセージが原因で、vCenter Server が仮想マシン作成中に応答を停止することがある

    vSphere Storage DRS は、仮想マシンの作成時に初期配置の推奨を生成します。これには、Storage vMotion の前提条件となる手順が含まれている場合があります。これらのアクションで vSphere Storage DRS がエラー メッセージを生成し、vCenter Server が応答を停止することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンのスケジュール設定されたタスクを表示できないことがある 

    仮想マシンのユーザーとして vCenter Server システムにログインする場合、以前に作成した、仮想マシンのスケジュール設定したタスクを表示できないことがあります。管理者としてログインすれば、タスクは表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Storage DRS を使用して仮想ディスクの初期配置を行っている間に vCenter Server が応答を停止することがある

    vSphere Storage DRS を使用して仮想ディスクの初期配置を行っている間にデータストアが切断されると、vCenter Server が応答を停止することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンの配置中に vCenter Server が動作しなくなることがある

    vSphere DRS が一部のホストのステータス情報を受信できず、スナップショットの取得時にそれらのホストが無視された場合、仮想マシンの配置中に vCenter Server が動作しなくなることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Storage DRS データストアの容量がいっぱいの状態でタスクが競合すると、応答の停止、他のタスクのブロック、CPU 使用率の上昇を引き起こすことがある

    vSphere Storage DRS のデータストアのストレージが上限に近い場合、このデータストアに対する競合タスクにより、応答の停止や、他のタスクのブロック、CPU 使用率の上昇を引き起こすことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 特定の設定を行わずに vSphere Storage DRS I/O ロード バランシングを有効にすると、vpxd サービスが機能しなくなることがある

    ロード バランシング設定を行わずに I/O ロード バランシングを有効にすると、vpxd サービスが機能しなくなり、エラー メッセージが返されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • OVF テンプレートをエクスポートできないことがある

    OVF テンプレートのエクスポート プロセスに 30 分以上かかる場合、エクスポートできないことがあります。OVF パッケージの生成ファイルのダウンロードが失敗して、vSphere Web Client に次のメッセージが表示されます。「内部エラーが発生しました - エラー #1009」。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 無効にされた IPv6 ソケットが原因で仮想マシンのプロビジョニングに失敗することがある

    仮想マシンのプロビジョニング処理、コールド移行、またはクローン作成中に IPv6 ソケットを無効にすると、ホスト切断エラーでタスクが失敗することがあります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

Auto Deploy の問題
  • vSphere Web Client で実行される vSphere ESXi Image Builder および vSphere Auto Deploy の一部の処理が失敗することがある

    vSphere Web Client の vSphere ESXi Image Builder を使用してイメージのカスタマイズや vSphere Auto Deploy ルールを使った処理を行うと、vSphere Web Client に「classloader によって ServiceInstance が表示されません」などのエラーが表示される場合があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Auto Deploy を使用するステートレス ESXi ホストの起動が失敗することがある

    vSphere Auto Deploy を使用してステートレス ESXi ホストを起動する際、vSphere Auto Deploy は、VMware Certificate Authority から証明書情報を要求します。要求がエラーになると、ホストの起動が失敗します。vSphere Auto Deploy のログに次のメッセージが表示されます。「ERROR:root:Unrecognized arguments: ['/usr/bin/python', '/usr/bin/rbd-vmca-certificate.py']​

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Auto Deploy を使用して ESXi ホストを起動すると、Autodeploy.MachineIdentity パラメータの値が正しくないこと原因で失敗することがある   

    vSphere Auto Deploy を使用して ESXi ホストを起動すると、ホストの Autodeploy.MachineIdentity パラメータの値が正しくないことが原因で起動に失敗することがあります。次のメッセージが表示されます。「Could not fetch /vmw/rbd/host-register?bootmac = x.x.x.x: Input/output error

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Auto Deploy を使用して ESXi ホストを起動すると失敗することがある

    ホスト指定のデータ オブジェクトが vSphere Auto Deploy に過剰に送信されている場合、vSphere Auto Deploy を使用した ESXi ホストの起動に失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

ライセンスの問題
  • 監視仮想マシンが vCenter Server Essentials Plus のホスト ライセンスを使用する

    vSAN の 2 ホスト クラスタ (ROBO) には 2 台の物理ホストと 1 台の監視ホストが必要です。この監視ホストが仮想マシンに配置されたアプライアンスである場合、ホスト ライセンスを誤って使用します。この問題は、vCenter Server が監視アプライアンスをホストであると見なすために発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

既知の問題

既知の問題には、次のトピックが含まれます。

サーバ構成の問題
  • vCenter Server システムのマイナー アップデート後、vmdir.ldu-guid パラメータが設定されないことがある

    vCenter Server システムのマイナー アップデート後、VMware Directory Service の Logical Deployment Unit (LDU) GUID パラメータが設定されず、「Error 2: Object/Configuration not found(エラー 2: オブジェクト/構成が見つかりません)」というメッセージがコマンド #/usr/lib/vmware-vmafd/bin/vmafd-cli get-ldu --server-name localhost の実行時に表示される場合があります。

    回避策:なし

その他の問題
  • メンテナンス モードのホストを追加すると、EVC クラスタに IBPB などの新しい CPU ID が表示されないことがある

    空の EVC クラスタを作成し、メンテナンス モードのホストを追加すると、このホストの新しい CPU ID が表示されないことがあります。新しい CPU ID は、Indirect Branch Restricted Speculation (IBRS)、Single Thread Indirect Branch Predictors (STIBP)、および Indirect Branch Predictor Barrier (IBPB) です。

    回避策:メンテナンス モードのホストを空の EVC クラスタに追加しないでください。メンテナンス モードのホストを空の EVC クラスタにすでに追加していて、その後、メンテナンス モードではない別のホストを追加している場合、後で追加したホストを削除する必要があります。その結果、クラスタはアップグレードされ、新しい CPU ID と再び同期されます。

  • ESXi ホストを古いバージョンに戻した場合でも、EVC クラスタに IBPB などの新しい CPU ID が表示されることがある

    最新のパッチを ESXi ホストに適用し、このホストを EVC クラスタに追加した場合に、ホストを古いバージョンの ESXi に戻すと、EVC クラスタに IBRS、STIBP、IBPB などの新しい CPU ID が表示されることがあります。しかし、この ESXi ホストは新しい CPU ID 機能を備えていません。

    回避策:ESXi ホストをメンテナンス モードにして、EVC クラスタの外に移動する必要があります。 

ネットワークの問題
  • ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスを使用して IPv6 ネットワーク アダプタを IPv4 セットアップに追加すると、IPv4 ゲートウェイが消滅して管理ネットワークにアクセスできなくなる

    vCenter Server Appliance のダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスを使用して IPv6 ネットワーク アダプタを IPv4 セットアップに追加すると、管理ネットワーク システムの再起動後、IPv4 ゲートウェイが削除されてネットワークにアクセスできなくなります。

    回避策:管理ネットワーク システムに再度アクセスできるようにするには、ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスを使用して IPv4 ゲートウェイを追加します。これで vCenter Server Appliance 管理インターフェイスや vSphere Web Client を使用して IPv6 アドレスを追加できるようになります。

vCenter Server、vSphere Web Client、および vSphere Client の問題
  • vSphere Web Client で、組み込みの組み込みリンクモードのすべての vCenter Server システムがされないことがある

    組み込みリンク モードでデプロイした 1 番目の vCenter Server インスタンスに vSphere Web Client を使用してログインする場合、2 番目以降の vCenter Server インスタンスを表示できないことがあります。

    回避策:リンクされたすべての vCenter Server システムの vSphere Web Client を再起動します。

    1. SSH またはコンソール セッションを使用して、vCenter Server Appliance に root としてログインします。
    2. Bash シェルを有効にします。shell.set --enabled true
    3. シェルを起動します。
    4. ディレクトリを /bin に変更します。cd /bin
    5. vSphere Web Client サービスを停止します。service-control --stop vsphere-client
    6. vSphere Web Client サービスを起動します。service-control --start vsphere-client
  • カスタム ポートを使用して vCenter Server Appliance をデプロイする場合、vSphere Web Client で正しいポート設定が表示されない

    vCenter Server Appliance をデプロイする際、HTTP:82 および HTTPS:1443 などのカスタム ポートを使用している場合、vSphere Web Client を使用してアプライアンスにログインし、[構成] > [全般] の順に移動すると、次のようにデフォルト ポートを確認することができます。HTTP:80 および HTTPS:443.

    回避策:なし 

インストール、アップグレード、および移行の問題
  • 組み込みの Platform Services Controller が、vCenter Server Appliance のインストール、アップグレード、移行後の設定手順(ステージ 2)で、新しいノードを受け入れないことがある

    デプロイ、アップグレード、移行後の設定手順(ステージ 2)において、組み込みの Platform Services Controller に新しいノードが参加できず、「このトポロジは使用できません。」などのエラーが表示されることがあります。外部ノードには、Platform Services Controller が組み込まれた別の vCenter Server を指定する必要があります。接続しようとしているサーバはスタンドアローンの Platform Services Controller です。この問題は、Platform Services Controller を組み込んだ新しい vCenter Server Appliance をデプロイする時、または vCenter Server 5.5.x または 6.0.x から vCenter Server Appliance 6.5 Update 2 にアップグレードまたは移行する時に発生する可能性があります。

    回避策:なし

  • Windows 上で vCenter Server 5.5.x および 6.0.x から vCenter Server Appliance 6.5.x に移行すると、データのエクスポート中に失敗することがある

    Windows 上で vCenter Server 5.5.x および 6.0.x から vCenter Server Appliance 6.5.x に移行すると、データのエクスポート中に「The compressed zip folder is invalid or corrupted」などのエラーで失敗することがあります。

    回避策:手動でデータ エクスポート フォルダを zip 形式でアーカイブする必要があります。

    1. vCenter Server システムが実行されているソース Windows マシンで、環境変数 MA_INTERACTIVE_MODE を作成します。
      • [コンピュータ] > [プロパティ][システムの詳細設定][環境変数] > [システム変数] > [新規] の順に移動します。
      • 変数名に「MA_INTERACTIVE_MODE」と入力し、値を 0 または 1 に設定します。
    2. VMware 移行アシスタントを起動し、パスワードを入力します。
    3. スタンドアローン インストーラで OVF ファイルをデプロイし、移行のステージ 1 を完了します。
    4. ステージ 2(移行後の設定)を開始します。ステージ 2 では、移行が一時停止し、移行アシスタント コンソールに「移行を続行するには、エクスポート データ(エクスポート フォルダを含む)から手動で export.zip ファイルを作成してください。」というメッセージが表示されます。
      重要:移行アシスタント コンソールのキーまたはタブを押さないでください。
    5. 次のパスに移動します。%appdata%\vmware\migration-assistant フォルダ。
    6. 移行アシスタントによって作成された export.zip を削除します。
    7. 移行を続行するには、エクスポート フォルダから export.zip を手動で作成します。
    8. 移行アシスタント コンソールで「Y」と入力するか Enter キーを押します。

    通常通り移行が開始されます。

  • 組み込みリンクモードの 2 番目のノードが、1 番目のノードの設定とは関係なく、デフォルトのサイト名の新しいサイトにデプロイされることがある

    組み込みリンクモードの vCenter Server インスタンスを任意の名前を設定したサイトに構成し、別のノードを追加する場合、  1 番目のノードに設定したにも関わらず、2 番目のノードがデフォルト名前を持つ新しいサイトにデプロイされることがあります。この問題は、vCenter Server Appliance の GUI インストーラでのみ発生し、CLI インストーラでは発生しません。

    回避策:なし。GUI インストーラを使用して組み込みリンク モードで構成される vCenter Server Appliance のサイト名は、Default-First-Site というデフォルト値に設定され、変更できません。 

  • カスタム ネットワーク ポートを使用して vCenter Server Appliance をデプロイすると、最初の起動に失敗することがある

    HTTP 通信の場合は、デフォルトの 80 番以外のネットワーク ポート、HTTPS 通信の場合はデフォルトの 443 番以外のネットワーク ポートを使用して vCenter Server Appliance をデプロイすると、ポートの競合、ポートの制限、ポート設定の重複などが原因で最初の起動に失敗します。デプロイのエラーは visl-support-firstboot.py_**_stderr.log でトレースできます。

    回避策:なし

Auto Deploy の問題
  • vCenter Server for Windows のメジャー アップグレード後に vSphere Auto Deploy を使用してプロビジョニングした ESXi ホストを起動できないことがある

    vCenter Server for Windows のメジャー アップグレード後、vSphere Auto Deploy を使用してプロビジョニングされた ESXi ホストの起動が「could not boot: input/output error (http://ipxe.org/xxxxx)」などのエラーで失敗する場合があります。

    回避策:切断された ESXi ホストを vCenter Server インベントリから削除して、ホストを再起動します。 

仮想マシンの管理の問題
  • vSphere Web Client のテンプレートから仮想マシンをデプロイして、デフォルトのネットワーク アダプタとして VMXNET 3 を選択すると、DirectPath I/O が自動的に有効になる

    vSphere Web Client のテンプレートから仮想マシンをデプロイして、仮想マシンのハードウェア設定でデフォルト ネットワーク アダプタとして VMXNET 3 を選択すると、DirectPath I/O を有効にするかどうかを選択できます。しかし仮想マシンを作成すると、DirectPath I/O を無効にしていても、DirectPath I/O が有効になってしまいます。

    回避策:なし。

ライセンスの問題
  • Essentials ライセンスを使用して vCenter Server に監視仮想マシンを追加できない

    ストレッチ クラスタの監視ホストが仮想マシンに配置されたアプライアンスである場合、ホストのライセンスを誤って使用してしまいます。この問題は、vCenter Server が監視アプライアンスを物理ホストと見なすために発生します。ホストを追加できないライセンスの場合は、vCenter Server に監視アプライアンスを追加することはできません。

    回避策:監視アプライアンス仮想マシンを vCenter Server に追加してから物理ホストを追加します。

以前のバージョンからの既知の問題

以前からの既知の問題のリストを表示するには、ここをクリックします。

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