Update Manager サーバには、vSphere Web Client 用と vSphere Client 用のクライアント インターフェイスがあります。

Update Manager クライアント インターフェイスは、インストール作業なしで使用できます。Windows に Update Manager サーバ コンポーネントをインストールした後、または vCenter Server Appliance を展開した後、vSphere Web Client でも vSphere Client でも自動的に有効になります。

vSphere 6.7 Update 3m 以降では、Update Manager サーバ コンポーネントが Windows マシンにインストールされている場合でも、vSphere ClientUpdate Manager クライアント インターフェイスが表示されます。以前のリリースでは、Windows 上で動作する Update Manager サーバを使用している場合、vSphere Web Client でのみ Update Manager クライアント コンポーネントを表示できます。Update ManagervCenter Server Appliance で使用している場合、Update Manager クライアント コンポーネントは vSphere Web ClientvSphere Client のどちらでも使用できます。ただし、Adobe Flash Player の廃止のため、Flash ベースの vSphere Web Client の使用は推奨されません。Adobe Flash Player の提供終了 (EOL) と、各 VMware 製品への影響の詳細については、https://kb.vmware.com/s/article/78589にある VMware ナレッジベースの記事を参照してください。

使用している vCenter Server システムが共通の vCenter Single Sign-On ドメインによって他の vCenter Server システムに接続されていて、複数の Update Manager インスタンスがインストールされて登録されている場合は、Update Manager インスタンスごとに設定を行うことができます。変更した構成プロパティは、指定した Update Manager インスタンスのみに適用され、グループ内の他のインスタンスには伝達されません。Update Manager インスタンスを指定するには、Update Manager インスタンスが登録されている vCenter Server システムの名前をナビゲーション バーで選択します。vSphere 6.7 での構成の変更は、vSphere Web ClientUpdate Manager クライアント インターフェイスを使用した場合にのみ実行できます。

vCenter Server システムが共通の vCenter Single Sign-On ドメインによって他の vCenter Server システムに接続されている場合は、ベースラインとベースライン グループの管理ができるほか、Update Manager が登録されている vCenter Server システムによって管理されているインベントリ オブジェクトのみスキャンと修正を実行できます。

Update Manager クライアント インターフェイスには、管理ビューとコンプライアンス ビューという 2 つのメイン ビューがあります。