vCenter Server アプライアンスの展開では、拡張リンク モードのサポートが有効になっています。
複数の vCenter Server アプライアンス環境を互いに接続して、ドメインを形成することができます。
その他の機能は、次のとおりです。
- バックアップおよびリストア処理を簡単に実行できます。詳細についてはvCenter Server のファイルベースのバックアップとリストアを参照してください。
- HA 処理がシンプルで、ロード バランサが不要です。
- 拡張リンク モードを使用して最大 15 個の vCenter Server アプライアンス環境をリンクし、単一のインベントリ ビューに表示できます。
- vCenter High Availability (vCenter HA) クラスタの場合は、3 台のノードが 1 台の論理 vCenter Server ノードとみなされます。vCenter HA アーキテクチャの概要については、『vSphere の可用性について』の「vCenter Architecture Overview」を参照してください。1 つの vCenter HA クラスタには、1 つの vCenter Server 標準ライセンスが必要です。
![vCenter Server Appliance は拡張リンク モードを形成するために接続されます。](images/GUID-9513A28E-A2DF-4FAA-A202-B36908B48276-high.png)
読み取り専用のレプリケーションでの拡張リンク モード
vCenter High Availability (vCenter HA) インスタンスが異なる vCenter Server のインスタンスと接続されており、その vCenter Server インスタンスで拡張リンク モードが有効であるときに、vCenter HA フェイル オーバーがパッシブ ノードに発生し、もう一方の vCenter Server ノードにあるレプリケーション パートナーと通信できない場合、vCenter HA ノードのレプリカは、読み取り専用モードになります。