タグと属性を使用すると、vSphere インベントリ内のオブジェクトにメタデータを添付して、これらのオブジェクトの並べ替えや検索を簡単に行うことができます。
タグとは、vSphere インベントリのオブジェクトに適用できるラベルです。タグを作成したら、そのタグをカテゴリに割り当てます。カテゴリを使用すると、関連するタグをまとめてグループ化できます。カテゴリを定義すると、そのタグのオブジェクト タイプや、カテゴリ内の複数のタグを 1 つのオブジェクトに適用できるようにするかどうかを指定することができます。
たとえば、ゲスト OS のタイプごとに仮想マシンをタグ付けする場合は、「operating system」というカテゴリを作成できます。そのカテゴリが仮想マシンのみに適用され、どんな場合でも 1 つのタグしか 1 つの仮想マシンに適用できないように指定できます。このカテゴリ内のタグは、Windows、Linux、Mac OS などです。
タグおよびカテゴリは、複数の vCenter Server インスタンスにまたがって使用することができます。
- 複数のオンプレミス vCenter Serverインスタンスが、拡張リンク モードを使用するように構成されている場合は、それらのすべての vCenter Server インスタンスにわたって、タグおよびタグ カテゴリが複製されます。
- ハイブリッド リンク モードを使用している場合は、リンクされたドメイン全体でタグおよびタグ カテゴリが維持されます。つまり、オンプレミス Software-Defined Data Center (SDDC) および VMware Cloud on AWS SDDC でタグとタグ属性が共有されます。
VMware Cloud on AWS は、vSphere のタグおよび属性について、オンプレミス SDDC と同じタスク セットをサポートします。