vSphere 管理者は、vSphere 名前空間 で仮想マシンのカスタム仮想マシン クラスを作成できます。仮想マシン クラスを作成した後に、パラメータを編集できます。vSphere with Tanzu が提供するデフォルトの仮想マシン クラスを編集することもできます。既存の仮想マシン クラスが不要になった場合は、環境から削除できます。

仮想マシン クラスを編集しても、このクラスから以前にデプロイされた仮想マシンは自動的に再構成されません。たとえば、DevOps ユーザーが仮想マシン クラスを持つ Tanzu Kubernetes クラスタを作成し、その後で仮想マシン クラス定義を変更した場合、既存の Tanzu Kubernetes 仮想マシンは影響を受けません。新しい Tanzu Kubernetes 仮想マシンは、変更されたクラス定義を使用します。
注意: Tanzu Kubernetes クラスタで使用される仮想マシン クラスを編集した後に、このクラスタをスケール アウトした場合、新しいクラスタ ノードは更新されたクラス定義を使用しますが、既存のクラスタ ノードは初期のクラス定義を引き続き使用するため、不一致が生じます。制御プレーン ノードとワーカー ノードを両方とも拡張できます。スケールの詳細については、 Tanzu Kubernetes Grid サービス v1alpha1 API を使用した Tanzu Kubernetes クラスタのスケーリングを参照してください。

仮想マシン クラスを削除すると、関連付けられているすべての名前空間から削除されます。DevOps ユーザーは、この仮想マシン クラスを使用して仮想マシンをセルフサービスできなくなります。この仮想マシン クラスですでに作成されている仮想マシンは、影響を受けません。

前提条件

  • 仮想マシン クラスが 1 つ以上あることを確認します。vSphere with Tanzu での仮想マシン クラスの作成を参照してください。
  • 必要な権限:
    • 名前空間.クラスタ全体の構成の変更
    • 名前空間.名前空間構成の変更
    • 仮想マシン クラス.仮想マシン クラスの管理

手順

  1. vSphere Client に、使用可能な仮想マシン クラスが表示されます。
    1. vSphere Client ホーム メニューから、[ワークロード管理] を選択します。
    2. [サービス] タブをクリックし、[VM サービス] ペインをクリックします。
    3. [VM サービス] 画面で [VM クラス] をクリックします。
      すべてのデフォルトの仮想マシン クラスまたはユーザー作成の仮想マシン クラスは、 [使用可能な VM クラス] の下に表示されます。
  2. 既存の仮想マシン クラスを編集または削除します。
    オプション 説明
    仮想マシン クラスの編集
    1. 選択した仮想マシン クラスのペインで、[管理] をクリックし、[編集] をクリックします。
    2. 仮想マシン クラスのパラメータを変更します。vSphere with Tanzu での仮想マシン クラスの属性を参照してください。
      注: 仮想マシン クラスの名前を変更することはできません。
    仮想マシン クラスの削除
    1. 選択した仮想マシン クラスのペインで、[管理] をクリックし、[削除] をクリックします。
    2. 仮想マシン クラスを削除することを確定します。

次のタスク

仮想マシン クラスを DevOps エンジニアが使用できるようにするには、その仮想マシン クラスを名前空間に関連付けます。仮想マシン クラスの関連付けは、名前空間単位で行われます。仮想マシン クラスと vSphere with Tanzu の名前空間の関連付けを参照してください。