VMware vSphere 8.0 | 2022 年 10 月 11 日 ESXi 8.0 | 2022 年 10 月 11 日 | ビルド 20513097 vCenter Server 8.0 | 2022 年 10 月 11 日 | ビルド 20519528 これらのリリース ノートへの追加や更新を確認してください。 |
VMware vSphere 8.0 | 2022 年 10 月 11 日 ESXi 8.0 | 2022 年 10 月 11 日 | ビルド 20513097 vCenter Server 8.0 | 2022 年 10 月 11 日 | ビルド 20519528 これらのリリース ノートへの追加や更新を確認してください。 |
VMware vSphere 8.0 の本リリースには、VMware ESXi 8.0 および VMware vCenter Server 8.0 が含まれています。このリリースの新機能および拡張機能については、vSphere 8 の技術に関する概要のブログを参照してください。
vSphere 8.0 リリース ノートには、次のリリース ノートは含まれていません。
vSphere 8.0 は一般提供 (GA) に指定されています。ESXi 8.0 GA を基本イメージとして使用し、OEM ファームウェアとドライバを含むカスタム ISO イメージを使用できます。
詳細については、ブログvSphere 8 General Availabilityを参照してください。
重要:NSX Advanced Load Balancer(旧 Avi Networks)とともに、vSphere で Tanzu Kubernetes Grid Service(TKG ゲスト クラスタ)を使用していて、複数のサービス エンジン グループが構成されている場合は、このリリースにアップグレードしないでください。このような環境で VMware vSphere with Tanzu 8.0 にアップグレードすると、新しい Tanzu Kubernetes ゲスト クラスタの作成に失敗したり、既存のスーパーバイザー クラスタのアップグレードに失敗したりすることがあります。
VMware vSphere 8.0 は、次の言語で使用可能です。
英語
イタリア語
フランス語
ドイツ語
スペイン語
日本語
韓国語
簡体字中国語
繁体字中国語
vCenter Server、ESXi、vSphere Client、VMware Host Client を含む vSphere 8.0 のコンポーネントは非 ASCII 入力を受け入れません。
ESXi の仮想マシンの互換性
ESX 3.x 以降(ハードウェア バージョン 4)と互換性がある仮想マシンは、ESXi 8.0 でもサポートされています。ESX 2.x 以降(ハードウェア バージョン 3)と互換性がある仮想マシンは、サポートされていません。サポート対象外の仮想マシンを ESXi 8.0 で使用するには、仮想マシンの互換性をアップグレードする必要があります。ESXi のアップグレードのドキュメントを参照してください。
ESXi のゲスト OS の互換性
vSphere 8.0 と互換性のあるゲスト OS を確認するには、VMware 互換性ガイドの ESXi 8.0 の情報を参照してください。
次のゲスト OS リリースは、本リリースで廃止または終了になります。今後の vSphere リリースでは、次のゲスト OS はサポートされません。
Windows Vista、Windows 2003/R2、Windows XP:廃止
Oracle Linux 5.x:廃止
Oracle Linux 4.9:終了
CentOS 5.x:廃止
Asianux 3.0:廃止
SUSE Linux Enterprise Server 9 SP4:終了
SUSE Linux Enterprise Server 10 SP4:廃止
SUSE Linux Enterprise Desktop 12:廃止
Ubuntu リリース 12.04、18.10、19.04、および 19.10:終了
Debian 7.x および 8.x:廃止
Debian 6.0:終了
Photon OS 1.0:終了
Flatcar Container Linux の非 LTS リリース:終了
すべての OS X および macOS リリース:終了
FreeBSD 9.x および 10.x:廃止
FreeBSD 7.x および 8.x:終了
Solaris 10.x:廃止
すべての eComStation リリース:終了
すべての SCO リリース:終了
すべての CoreOS リリース:終了
ESXi のデバイス互換性
ESXi 8.0 と互換性のあるデバイスを確認するには、VMware 互換性ガイドの ESXi 8.0 の情報を参照してください。
ESXi のハードウェア互換性
vSphere 8.0 と互換性のあるプロセッサ、ストレージ デバイス、SAN アレイ、および I/O デバイスのリストを確認するには、VMware 互換性ガイドの ESXi 8.0 の情報を参照してください。
ESXi と vCenter Server のバージョンの互換性
VMware 製品の相互運用性マトリックス では、ESXi、VMware vCenter Server を含む VMware vSphere コンポーネント、および任意の VMware 製品の現在および以前のバージョンの互換性について、詳細に説明しています。ESXi または vCenter Server をインストールする前に、VMware 製品の相互運用性マトリックスでサポート対象の管理エージェントおよびバックアップ エージェントを確認してください。
vSphere Lifecycle Manager と vSphere Client は、vCenter Server に含まれています。
vSphere 8.0 では、最大 32 の物理コアに 1 つの CPU ライセンスが必要です。CPU に 32 を超えるコアがある場合は、Update to VMware’s per-CPU Pricing Modelで発表されているように、追加の CPU ライセンスが必要になります。ESXi ホストをアップグレードする前に、新しい VMware ライセンス ポリシーで必要となる CPU ライセンスのカウントで説明されているライセンス カウント ツールを使用して、必要なライセンスの数を判断できます。
ESXi 8.0 での VMware Tools のバンドルの変更
次の VMware Tools ISO イメージが ESXi 8.0 にバンドルされます。
windows.iso:VMware Tools 12.0.6 は Windows 7 SP1 または Windows Server 2008 R2 SP1 以降をサポートします。
linux.iso:Linux OS、glibc
2.11 以降用の VMware Tools 10.3.24 ISO イメージ。
次の VMware Tools の ISO イメージをダウンロードできます。
VMware Tools 11.0.6:
windows.iso:Windows Vista (SP2) および Windows Server 2008 Service Pack 2 (SP2) 用。
VMware Tools 10.0.12:
winPreVista.iso:Windows 2000、Windows XP、Windows 2003 用。
linuxPreGLibc25.iso:Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11、Ubuntu 7.04 より前のゲスト OS と、glibc
バージョンが 2.5 より前のその他のディストリビューションをサポートします。
solaris.iso:VMware Tools イメージ 10.3.10 (Solaris)。
darwin.iso:Mac OS X バージョン 10.11 以降をサポートします。
ESXi にバンドルされていない、特定のプラットフォーム用の VMware Tools をダウンロードする場合は、次のドキュメントに記載されている手順に従ってください。
インストールに関する注意事項
ESXi と vCenter Server のインストールおよび構成の手順については、『ESXi のインストールとセットアップ』および『vCenter Server のインストールとセットアップ』のドキュメントを参照してください。
インストールを行った後、重要な構成手順を行う必要があります。次のドキュメントをお読みください。
『vCenter Server およびホスト管理』ドキュメントの「ライセンスの管理」
『vSphere ネットワーク』ドキュメントの「ネットワーク」
ファイアウォール ポートの詳細ついては、『vSphere のセキュリティ』の「セキュリティ」を参照してください。
VMware の Configuration Maximums ツールは、vSphere のデプロイの計画に役立ちます。このツールを使用すると、仮想マシン、ESXi、vCenter Server、vSAN、ネットワークなどに対する制限を確認できます。また、2 つまたは 3 つの製品リリースの間で制限を比較することもできます。VMware Configuration Maximums ツールは、デスクトップやラップトップなど、大きな画面のデバイスで表示するのに適しています。
ESXi のフル インストールのための USB デバイスや SD カード デバイスの廃止:ESXi 8.0 以降では、レガシー SD デバイスと USB デバイスは制限付きサポートになり、SD カードを使用する新しいプラットフォームの認定はサポートしません。SD および USB デバイスは、ブート バンク パーティションではサポートされます。検証済みデバイスのリストについては、partnerweb.vmware.comを参照してください。ESX-OSData パーティションの格納に SD デバイスおよび USB デバイスを使用することは推奨されません。ベスト プラクティスは、ESX-OSData ボリュームの格納用に 32 GB 以上の独立したパーシステント ローカル デバイスを使用することです。詳細については、VMware ナレッジベースの記事KB85685を参照してください。
ESXi 起動メモリ要件の増加:ESXi を起動する際の最小メモリ要件が 4 GB から 8 GB に増加しました。仮想マシンの実行に必要なメモリの最小量は、8 GB で変更はありません。
DPU による ESXi インストールでは、「reboot -f」オプションをサポートしていません。ESXi では -f force
再起動オプションをサポートしていますが、DPU を使用する ESXi 構成で reboot -f
を使用すると、強制再起動が無効な状態になることがあります。
Auto Deploy を使用して DPU に ESXi をインストールすることはできません。DPU に ESXi の新規インストールを行う場合は、対話方式およびスクリプト方式を使用できます。
本リリースへのアップグレードおよびインストールをサポートしない CPU
Broadcom bnxtnet
NIC ドライバを使用する ESXi ホストでは、ESXi 8.0 のインストールまたは 8.0 へのアップグレード前に、NIC ファームウェアが 222.1.68.0 以降などの互換性のあるバージョンであることを確認します。VMware 互換性ガイドで指定されている、または OEM で推奨されている互換性のあるファームウェアバージョンを使用していない場合は、パフォーマンスの低下、ファームウェアの障害、ESXi ホストの障害などの問題が発生する可能性があります。
vSphere 8.0 では、ハードウェア ベンダーからサポート終了または販売終了とマークされた CPU はサポートされなくなりました。詳細については、VMware ナレッジベースの記事KB82794を参照してください。
レガシー BIOS の廃止:vSphere 8.0 では、Unified Extensible Firmware Interface (UEFI) を使用して ESXi ホストを起動することを強くお勧めします。一部の ESXi 8.0 ホストがレガシー BIOS モードで正常に起動しない場合があります。この変更が vSphere システムに影響を与える場合は、VMware ナレッジベースの記事KB84233およびKB89682で詳細とアクション プランを参照してください。
アップグレードに関する注意事項
vSphere システム アップグレードのベスト プラクティスは、最新の vSphere リリースで導入されたすべての新機能を使用できるように、vCenter Server のバージョンを ESXi のバージョン以降に維持することです。vSphere のビルド番号の詳細については、VMware vCenter Server のビルド番号とバージョンおよびVMware ESXi/ESX のビルド番号とバージョンを参照してください。vSphere のバックインタイム リリースのアップグレードの制限については、VMware ナレッジベースの記事KB67077を参照してください。
拡張リンク モード (ELM) で vCenter Server をアップグレードする前に、Single Sign-On ドメイン内のすべての vCenter Server および Platform Services Controller 用のパワーオフ状態の同時スナップショットを作成し、レプリケーション同期の問題を回避することをお勧めします。スナップショットへのロールバックが必要な場合は、すべての PSC および vCenter Server を以前の状態に戻すことができます。
vSphere 8.0 は VMware NSX for vSphere (NSX-V) と互換性がありません。NSX for vSphere を備えたシステムから vSphere 8.0 へのアップグレード パスはサポートされません。詳細については、『NSX 移行ガイド』を参照してください。
ESXi 6.5 から 8.0 への直接アップグレードはサポートされません。これは、ESXi 6.5 で導入された VMKAPI バージョン 2.4 が ESXi 8.0 から削除されたためです。6.7.x 環境または 7.x 環境で VMKAPI バージョン 2.4 に依存する ESXi 6.5 VIB がある場合、それらの VIB のために 6.7.x または 7.x から 8.0 へのアップグレードはできません。ESXi 8.0 へのアップグレードに使用するイメージでは、バージョン 6.7.x 以降の VIB のみを使用する必要があります。新しいバージョンの VIB を提供するには、2.4 以降のバージョンの VMKAPI に対応する開発キットで再認定できます。詳細については、VMware ナレッジベースの記事KB88646を参照してください。
nmlx4_en
ドライバがサポートしているデバイス、または lpfc
ドライバで削除したデバイスを含むホストから ESXi 8.0 にアップグレードすると、ストレージまたはデータストアへのアクセスの消失、ネットワーク アクセスの消失、またはホスト上の以前の構成の消失という回復不可能な障害が発生する可能性があります。これを回避するには、ESXi 8.0 にアップグレードする前に、nmlx4_en
ドライバで以前サポートされていたデバイス、または 8.0 lpfc
ドライバで削除されたデバイスを置き換える必要があります。ESXi 8.0 でサポートされなくなったデバイスの完全なリストについては、VMware ナレッジベースの記事KB88172を参照してください。
ESXi 8.0 のインストールとアップグレードのワークフローでは、6.7 より前の ESXi バージョンの VIB など、メタデータに SHA256 チェックサムがない VIB はブロックされます。これらの VIB は、次の新しいバージョンに置き換える必要があります:6.7.x、7.x、8.0。
DPU での ESXi のアップグレードは、対話方式またはスクリプト方式ではサポートされていません。代わりに、vSphere Lifecycle Manager または ESXCLI を使用できます。たとえば、ESXi ホストに対して esxcli software *
コマンドを実行すると、同様の操作がホストにある場合、この操作が DPU に対して自動的にトリガされます。
Customer Connectアカウントにログインすると、vSphere 8.0 で配布されるオープン ソース ソフトウェア コンポーネントに適用される著作権情報とライセンスを、https://customerconnect.vmware.com/jp/downloads/info/slug/datacenter_cloud_infrastructure/vmware_vsphere/8_0#open_sourceで入手できます。[オープン ソース] タブでは、vSphere の最新リリースで利用されており、ソース コードやソース コードへの改変の公開が必要な GPL、LGPL、またはその他の類似のライセンスのソース ファイルをダウンロードできます。
データ処理ユニット (DPU) のサポート:vSphere 8.0 では、ESXi に NVIDIA と AMD Pensando SmartNIC デバイス(別名 DPU)のサポートを追加しました。詳細については、DPU を使用した VMware vSphere® Distributed Services EngineTM とネットワーク アクセラレーションの概要を参照してください。
TPM プロビジョニング ポリシー:ESX 8.0 以降では、クローン作成または展開操作中に仮想 TPM デバイスを自動的に置き換えることができる TPM プロビジョニング ポリシーを使用できます。詳細については、vSphere での Windows 11 のサポートを参照してください。
N-Port ID 仮想化 (NPIV) の廃止:NPIV は、いくつかの WWPN (World Wide Port Name) を使用して 1 つのファイバ チャネル HBA ポートをファブリックに登録する方法を定義する ANSI T11 標準です。既存の代替手段が数多く存在するため、NPIV は vSphere の今後のリリースで廃止される予定です。
統合 Windows 認証 (IWA) の廃止:IWA ベースの認証のパフォーマンスの問題により、vSphere 8.0 では IWA の使用を廃止しました。Active Directory は、LDAP または ADFS を介して使用できます。
Common Information Model (CIM) および Service Location Protocol (SLP) の廃止:セキュリティの問題により、ESXi 8.0 では CIM と SLP のサポートが廃止され、今後のリリースでは削除されます。代替として、CIM Provider Development Kit (CIMPDK) や vSphere API for I/O Filtering (VAIO) Development Kit など、CIM に依存するソリューションでは Daemon Software Development Kit (DSDK) の使用を検討してください。vSphere 8.0 では CIMPDK はリリースされませんが、ESXi 7.x 用の CIM プロバイダは ESXi 8.0 でも動作し、スムーズなアップグレード プロセスがサポートされます。
スマート カードの相互認証がポート 3128 に移行:vCenter Server 8.0 ではスマート カード相互認証がポート 3128 に移行されたため、構成中に Security Token Service (STS) を再起動する必要があります。詳細については、クライアント証明書を要求するリバース プロキシの構成を参照してください。
Marvell の VMware inbox qedentv
NIC ドライバは、ESXi 8.0 では Enhanced Networking Stack (ENS) モードの NVMe/TCP をサポートしていません。
vSphere Lifecycle Manager ベースラインの廃止:vSphere Lifecycle Manager ベースラインとベースライン グループ(レガシー vSphere Update Manager ワークフロー)を使用したクラスタの管理は、vSphere 8.0 でサポートされますが、その後の vSphere リリースではサポートが終了します。ベースラインとベースライン グループの代わりに、vSphere Lifecycle Manager イメージを使用してクラスタ レベルでタスクを実行できます。クラスタ レベルのタスクには、クラスタ内のすべてのホストに対する任意の ESXi バージョンのインストール、サードパーティ製ソフトウェアのインストールとアップデート、ESXi またはファームウェアのアップデートとアップグレード、推奨情報の生成、クラスタに対する推奨イメージの使用などがあります。詳細については、ブログIntroducing vSphere Lifecycle Management (vLCM)を参照してください。
事前定義された vSphere Lifecycle Manager ベースラインを VMware コンテンツのみに制限:vSphere 8.0 では、vSphere Lifecycle Manager の事前定義されたベースラインが VMware によって指定されたコンテンツのみに制限されます。非同期のドライバやツールなどのサードパーティ製コンテンツは、事前定義されたベースラインに含めることができなくなります。ベースラインを更新するためにサードパーティ製コンテンツの追加が必要な場合は、カスタム ベースラインを手動で作成してください。
Patch Manager API の廃止:vSphere 8.0 では、Patch Manager API を廃止しました。Patch Manager API は vSphere 8.0 でサポートされますが、vSphere の今後のリリースではサポートが終了します。Patch Manager API の代替として、vSphere API Automation リファレンス ガイドに記載されている最新の vSphere API を使用できます。
ローカル プラグインの廃止:vSphere プラグインをリモート プラグイン アーキテクチャに移行して、vSphere 8.0 ではローカル プラグインのサポートが廃止になりました。VMware は、今後の vSphere リリースでローカル プラグインのサポートを終了します。詳細については、ブログDeprecating the Local Plugins :- The Next Step in vSphere Client Extensibility Evolutionと VMware ナレッジベースの記事KB87880を参照してください。
32 ビット ユーザー ワールドのサポートの削除:ESXi 8.0 は 32 ビットのユーザー ワールドをサポートしていないため、32 ビット サブシステムを使用するソリューションは再コンパイルする必要があります。
VMKAPI v2.4 の削除:vSphere 8.0 は VMKAPI v2.4 をサポートしていないため、新しいバージョンの API を使用し、最新の開発キットで再認定する必要があります。
nmlx4_en ドライバの削除:ESXi 8.0 では nmlx4_en
ドライバを削除したため、このドライバに対応するデバイスはすべてサポート対象外になりました。
Trusted Platform Module (TPM) 1.2 の削除:VMware は、TPM 1.2 と TXT を使用する TPM 1.2 などの関連機能のサポートを終了します。vSphere の機能をフルに活用するには、TPM 1.2 ではなく TPM 2.0 を使用してください。
セキュアでない暗号の削除:SHA-1 署名アルゴリズムまたはその他の脆弱な署名アルゴリズムを指定する X.509 証明書は、vSphere 8.0 でサポートされなくなりました。脆弱な署名アルゴリズムを使用する証明書が使われている場合は、事前チェックにより vCenter Server 8.0 および ESXi 8.0 へのアップグレードが禁止されます。修正手順については、VMware ナレッジベースの記事KB89424を参照してください。
ソフトウェア FCoE アダプタの削除:vSphere 8.0 で、ESXi でネイティブ FCoE スタックを使用するソフトウェア FCoE アダプタを構成するオプションが削除され、サポート対象外になりました。この変更は、ハードウェア FCoE アダプタとドライバには影響はありません。
nmlx4_en ドライバと Lpfc ドライバで使用する I/O デバイスのサポートの終了:VMware は、以前に lpfc
ドライバでサポートされていたデバイスや、nmlx4_en
ドライバ対応のすべてのデバイスなど、提供が終了した I/O デバイスのサポートを終了します。詳細については、VMware ナレッジベースの記事KB88172を参照してください。
読み取り専用 VMDK は FCD として登録することはできません。vSphere 8.0 では、FCD として登録された読み取り専用 vmdk で呼び出される仮想ストレージ ライフサイクル管理 API をサポートしていません。
ゲスト OS のサポート終了:vSphere 8.0 は、次のゲスト OS のサポートを終了します。
eComStation
SCO Openserver
SCO Unixware
Oracle Linux 4.x
SLES9 SP4
Ubuntu 12.04 LTS
Debian 6.0
FreeBSD 7.x
FreeBSD 8.x
信頼できないバイナリの実行を防止:ESXi 8.0 以降では、新しいセキュリティ オプションがデフォルトで有効になり、信頼できないバイナリの実行が制限され、ランサムウェア攻撃からの保護が強化されました。execInstalledOnly
オプションは、アプリケーションや vmkernel モジュールなどのバイナリの実行を制限するランタイム パラメータになりました。これにより、セキュリティや、違反や侵害に対する保護が強化されます。execInstalledOnly
を有効にすると、VIB でローカルにインストールされたバイナリのみが実行できます。
OpenSSL 3.0 のサポート:ESXi 8.0 は OpenSSL 3.0 をサポートし、TLS 1.0 と TLS 1.1 のサポートを削除します。vCenter Server は OpenSSL 3.0 をサポートしていません。vCenter Server では、TLS 1.2 はデフォルトで有効であり、TLS 1.0 と TLS 1.1 はデフォルトで無効ですが、これらは一時的に有効にすることができます。
NIC のハードウェア タイムスタンプ ベースの Precision Time Protocol (PTP) 認定:vSphere 8.0 では、I/O Vendor Partner (IOVP) 認定プログラムの一環として、ハードウェア タイムスタンプベースの PTP をサポートする NIC の認定機能が追加されました。
vSphere Virtual Volumes の NVMe over Fabrics (NVMe-oF) のサポート:vSphere 8.0 は、IOVP NVMe-FC 認定プログラムの一環として、vSphere Virtual Volumes の NVMe-oF サポートを追加しました。
NVMeoF-RDMA スケールの強化:NVMeoF では、vSphere 8.0 で NVMe 名前空間とパスを、それぞれ 256 と 4,000 にスケーリングできます。
高度な NVMe-oF 検出サービスのサポート:vSphere 8.0 では、準拠している NVMe の検出サービスおよびストレージ アレイに対するデバイスの動的検出機能を追加しました。
Syslog の機能強化:vSphere 8.0 では、すべての vSphere および VCF 製品で ESXi Syslog デーモンによってログの形式が統一されます。システムが ESXi から直接 Syslog ログ ファイルを使用する場合は、ソリューションを更新する必要があります。詳細については、システム ログの構成を参照してください。必要に応じて、RFC 5424 またはフレーム メッセージに従って ESXi からの Syslog メッセージの転送を構成できます。詳細については、「ESXi Syslog メッセージのプロトコル、フォーマット、フレーミング」を参照してください。vSphere Client または VMware Host Client を使用して、すべての Syslog 制御パラメータを設定できます。SSH や ESXCLI を使用する必要はありません。
LSI SAS コントローラを段階的に廃止:Windows 用 LSI SAS ドライバの提供が終了したため、vSphere 8.0 では、Windows 10 以降または Windows Server 2016 以降の仮想マシンの LSI SAS コントローラをネイティブ VMware PVSCI コントローラに自動的に、安全に置き換えることができます。Windows 10 と Windows Server 2016 より前のバージョンの仮想マシンでは、LSI SAS コントローラを PVSCI、SATA、または NVMe コントローラに手動で置き換えることができます。
米国国防総省 Impact Level 6 (IL-6) のデフォルトの RSA キー長のコンプライアンス:IL6 標準準拠のため、vCenter Server 証明書用に生成されるデフォルトの RSA キー長が、vSphere 8.0 では 2048 ビットから 3072 ビットに延長されました。
ESXi Shell へのユーザー アクセスを管理:vSphere 8.0 以降では、管理者ロールを持つユーザーは、ユーザー アカウントに対する ESXi Shell アクセス権限の削除または付与ができます。詳細については、セキュリティ vSphere ホスト プロファイルの構成方法を参照してください。
Apple Mac プラットフォームのサポート終了:ESXi 8.0 では、MacPro プラットフォームと Apple MacMini プラットフォーム、および macOS をゲスト OS としてサポートしません。詳細については、VMware ナレッジベースの記事KB88698を参照してください。
仮想ハードウェア バージョン 20:ESXi 8.0 では、仮想ハードウェア バージョン 20 が導入され、リソース最大値の大きい仮想マシンをサポートできるようになりました。また、以下のサポートも導入されています。
仮想 NUMA トポロジ
拡張 Direct Path I/O
仮想ハイパースレッディング
vMotion アプリケーション通知
仮想マシンの DataSet
OpenGL 4.3
UEFI 2.7A
vSphere Lifecycle Manager によるスケーラビリティの向上:vSphere 8.0 では、vSphere Lifecycle Manager イメージを使用した操作のスケーラビリティが ESXi ホスト 280 台から 1,000 台に増加しました。
UEFI 2.7A のサポート:vSphere 8.0 は UEFI 仕様バージョン 2.7A に準拠し、一部の Microsoft Windows 11 機能をサポートします。
vSphere Configuration Profiles:vSphere 8.0 では、技術プレビューの vSphere Configuration Profiles を起動します。この機能を使用すると、クラスタ レベルで目的のホスト構成を指定して ESXi クラスタ構成を管理できます。また、指定した目的の構成に対するコンプライアンスの確認のための ESXi ホストのスキャンが自動化され、準拠していないホストが修正されます。技術プレビューの起動は、標準スイッチを使用するユーザーにのみ適用され、VMware vSphere Distributed Switch (VDS) はサポートしていません。クラスタのライフサイクルの管理には vSphere Lifecycle Manager イメージの使用が必要です。
RDMA over Converged Ethernet (RoCE) v1 の削除:vSphere 8.0 以降、VMware ではネットワーク プロトコル RoCE v1 はサポートされません。RoCEv2 の使用を推奨します。仮想マシンおよびゲスト OS 用の準仮想化リモート ダイレクト メモリ アクセス (PVRDMA) ネットワーク アダプタも、RoCEv2 をサポートするアダプタに移行するようにします。
vCenter Server リストア手順の 2 番目のステージが 90% の時点でフリーズする
vCenter Server GUI インストーラまたは vCenter Server Appliance 管理インターフェイス (VAMI) を使用してファイルベースのバックアップから vCenter Server をリストアすると、タスクがバックエンドで正常に完了した場合でも、401 Unable to authenticate user
エラーが発生して、リストア ワークフローが 90% の時点でフリーズすることがあります。この問題は、展開されたマシンの時刻が NTP サーバと異なるため、時刻の同期が必要になった場合に発生します。時刻を同期すると、クロック スキューが発生して、GUI または VAMI の実行セッションが失敗することがあります。
回避策:GUI インストーラを使用している場合は、appliancesh
シェルから restore.job.get
コマンドを実行してリストア ステータスを取得できます。VAMI を使用する場合は、ブラウザを更新してください。
ESXi 8.0 へのアップグレード後に、パラメータの廃止が原因で nmlx5_core ドライバ モジュール設定の一部が失われることがある
device_rss
、drss
、rss
など、nmlx5_core
ドライバの一部のモジュール パラメータは ESXi 8.0 で廃止されており、ESXi 8.0 へのアップグレード後に、デフォルト値と異なる任意のカスタム値が保持されることはありせん。
回避策:次のように、device_rss
、drss
、rss
パラメータの値を置き換えます。
device_rss
: DRSS
パラメータを使用
drss
: DRSS
パラメータを使用
rss
: RSS
パラメータを使用
ESXi 8.0 へのアップグレード中に vCenter Server Security Token Service (STS) の更新が発生すると、アップグレードが失敗することがある
vSphere 8.0 で vCenter Single Sign-On を使用すると、VMCA によって生成された STS 署名証明書は自動的に更新されます。自動更新は、STS 署名証明書の有効期限が切れる前、かつ 90 日の期限切れアラームがトリガされる前に実行されます。ただし、クラスタ内の複数の ESXi ホストで vSphere Lifecycle Manager イメージを使用して長時間のアップグレード タスクまたは修正タスクを実行すると、vSphere Lifecycle Manager の内部で STS 証明書のキャッシュが作成されることがあります。まれに、長時間のアップグレード タスクまたは修正タスクと並行して STS 証明書の更新タスクを行うと、アップグレード タスクが失敗することがあります。これは、内部キャッシュ内の STS 証明書が、更新された証明書内の STS 証明書と異なる場合があるためです。アップグレード タスクが失敗した後、一部の ESXi ホストがメンテナンス モードのままになることがあります。
回避策:メンテナンス モードの ESXi ホストを手動で終了し、アップグレードまたは修正を再試行します。STS 署名証明書の更新またはインポートと置き換えは自動実行されるため、ダウンタイムを回避するために vCenter Server を再起動する必要はありません。
ESXi 8.0 にアップグレードした後に VMNIC が停止することがある
VMNIC のピア物理スイッチがメディア自動検出をサポートしていないか、メディア自動検出が無効になっている場合で、VMNIC リンクをいったん停止してから有効にした場合、ESXi 8.0 へのアップグレードまたはインストール後にリンクは停止したままになります。
回避策:次の 2 つのオプションのいずれかを使用します。
システム セットアップ メイン メニューに移動するか、F2 キー(通常時)を押して BIOS 設定の media-auto-detect
オプションを有効にするか、仮想コンソールを開いて [デバイス設定] > <特定の Broadcom NIC> > [デバイス構成メニュー] > [メディア自動検出] の順に移動します。ホストを再起動します。
または、次のような ESXCLI コマンドを使用します。esxcli network nic set -S <your speed> -D full -n <your nic>
。このオプションを使用すると、リンクに固定速度も設定されるため、再起動は必要ありません。
バージョン 8.0 の ESXi ホストは以前の ESXi バージョンの既存のホスト プロファイルのリファレンス ホストとしては使用できない
インベントリで 8.0 リファレンス ホストのみが使用可能な場合、ESXi バージョン 7.x、6.7.x、および 6.5.x の既存のホスト プロファイルの検証に失敗します。
回避策:インベントリに、それぞれのバージョンのリファレンス ホストがあることを確認します。たとえば、ESXi 7.0 Update 2 ホスト プロファイルの更新や編集には、ESXi 7.0 Update 2 リファレンス ホストを使用します。
ソフトウェア FCoE 構成を使用してホスト プロファイルを ESXi 8.0 ホストに適用すると、操作が検証エラーで失敗する
vSphere 7.0 以降では、ソフトウェア FCoE は廃止され、vSphere 8.0 ではソフトウェア FCoE プロファイルはサポートされません。以前のバージョンのホスト プロファイルを ESXi 8.0 ホストに適用して、ホストのカスタマイズの編集などを行うと、操作が失敗します。vSphere Client に「Host Customizations validation error
」などのエラーが表示されます。
回避策:ホスト プロファイルでソフトウェア FCoE 構成サブプロファイルを無効にします。
DPU 搭載の vSphere システムで ESXi システム構成をリセットまたはリストアすると、DPU の状態が無効になる場合がある
ダイレクト コンソールで [システム構成をリセット] を選択するなど、DPU を使用する vSphere システムで ESXi システム構成のリセットまたはリストアを行うと、DPU が無効な状態になることがあります。DCUI に「Failed to reset system configuration. Note that this operation cannot be performed when a managed DPU is present
」などのエラーが表示されることがあります。DPU 搭載環境における ESXi インストールでは、-f
強制再起動オプションに対するバックエンド呼び出しをサポートしていません。ESXi 8.0 では -f
強制再起動オプションをサポートしていますが、DPU 搭載の ESXi 構成で reboot -f
を使用すると、強制再起動が無効な状態になることがあります。
回避策:ESXi を再インストールします。DPU 搭載の vSphere システムでは、ESXi システム構成をリセットしないでください。
vSphere API Explorer、VMware Datacenter CLI (DCLI)、および PowerCLI で、機能していない「contentinternal」API オプションがある
vSphere API Explorer、DCLI、PowerCLI のいずれかで、メタデータに API オプション contentinternal が表示されます。たとえば、https://<your vCenter IP>/ui/app/devcenter/api-explorer
を開くと、[API の選択] ドロップダウン メニューにこのオプションが表示されます。このオプションは機能しません。
回避策:contentinternal API オプションは無視して使用しないでください。
ベンダー デバイス グループを使用してハードウェア バージョンが 20 より前の仮想マシンを構成した場合、これらの仮想マシンは想定どおりに動作しないことがある
高速ネットワーク デバイスと GPU のバインドを有効にするベンダー デバイス グループは、ハードウェア バージョンが 20 以降の仮想マシンでのみサポートされますが、ハードウェア バージョンが 20 より前の仮想マシンも、ベンダー デバイス グループを使用して構成することができます。これらの仮想マシンは、パワーオンに失敗するなど、想定どおりに動作しない可能性があります。
回避策:仮想マシンのベンダー デバイス グループを構成する前に、仮想マシンのハードウェア バージョンがバージョン 20 であることを確認します。
OVF ファイルまたはコンテンツ ライブラリから仮想マシンをデプロイすると、仮想マシンのソケットあたりのコア数が 1 に設定される
ソケットあたりのコア数を自動選択する ESXi ではなく、OVF ファイルまたはコンテンツ ライブラリから仮想マシンをデプロイすると、コア数があらかじめ 1 に設定されます。
回避策:vSphere Client を使用して、ソケットあたりのコア数を手動で設定できます。
CPU ホット アドが有効になっている仮想マシンから、仮想 NUMA (Non-Uniform Memory Access) ノードに割り当てられた PCI パススルー デバイスを削除できない
デフォルトでは、CPU ホット アドによる実行中の仮想マシンへの vCPU の追加を許可すると、仮想 NUMA トポロジが無効になりますが、NUMA ノードに PCI パススルー デバイスが割り当てられている場合は、そのデバイスを削除しようとするとエラーが発生します。vSphere Client では、「Invalid virtual machine configuration. Virtual NUMA cannot be configured when CPU hotadd is enabled
」のようなメッセージが表示されます。
回避策:なし。
仮想アプライアンス管理インターフェイス (VAMI) で、アップグレード前の段階で警告メッセージが表示される
vSphere プラグインをリモート プラグイン アーキテクチャに移行したことにより、vSphere 8.0 ではローカル プラグインのサポートが廃止になりました。vSphere 8.0 環境にローカル プラグインがある場合、これらのプラグインにいくつかの重大な変更が適用されたことで、VAMI を使用したアップグレード前のチェックが失敗することがあります。
[アップデート前のチェック結果] 画面に、次のようなエラーが表示されます。
Warning message: The compatibility of plug-in package(s) %s with the new vCenter Server version cannot be validated. They may not function properly after vCenter Server upgrade.
Resolution: Please contact the plug-in vendor and make sure the package is compatible with the new vCenter Server version.
回避策:VMware 互換性ガイドおよびVMware 製品の相互運用性マトリックスを参照するか、プラグイン ベンダーに問い合わせて、アップグレードを続行する前に環境内のローカル プラグインが vCenter Server 8.0 と互換性があるか確認するための推奨事項を確認してください。詳細については、ブログDeprecating the Local Plugins :- The Next Step in vSphere Client Extensibility Evolutionと VMware ナレッジベースの記事KB87880を参照してください。
一部の ionic_en ドライバのアップリンクが 1 つの受信キューでのみ動作し、ネイティブ モードでパフォーマンスが低下することがある
Pensando Distributed Services Platform (DSC) アダプタには、2 つの高速イーサネット コントローラ(例:vmnic6
と vmnic7
)と 1 つの管理コントローラ(例:vmnic8
)があります。
:~] esxcfg-nics -l
vmnic6 0000:39:00.0 ionic_en_unstable Up 25000Mbps Full 00:ae:cd:09:c9:48 1500 Pensando Systems DSC-25 10/25G 2-port 4G RAM 8G eMMC G1 Services Card, Ethernet Controller
vmnic7 0000:3a:00.0 ionic_en_unstable Up 25000Mbps Full 00:ae:cd:09:c9:49 1500 Pensando Systems DSC-25 10/25G 2-port 4G RAM 8G eMMC G1 Services Card, Ethernet Controller
:~] esxcfg-nics -lS
vmnic8 0000:3b:00.0 ionic_en_unstable Up 1000Mbps Full 00:ae:cd:09:c9:4a 1500 Pensando Systems DSC-25 10/25G 2-port 4G RAM 8G eMMC G1 Services Card, Management Controller
高速イーサネット コントローラ vmnic6
と vmnic7
は、最初は受信キュー数が 16 に設定された RSS に登録され、この RSS で動作します。
:~] localcli --plugin-dir /usr/lib/vmware/esxcli/int networkinternal nic privstats get -n vmnic6…Num of RSS-Q=16, ntxq_descs=2048, nrxq_descs=1024, log_level=3, vlan_tx_insert=1, vlan_rx_strip=1, geneve_offload=1 }
ただし、まれに管理コントローラ vmnic8
が 最初に vSphere Distributed Switch に登録された場合、高速イーサネット コントローラ vmnic6
または vmnic7
のアップリンクは受信キュー数が 1 に設定された RSS で動作することがあります。:~] localcli --plugin-dir /usr/lib/vmware/esxcli/int networkinternal nic privstats get -n vmnic6…Num of RSS-Q=1, ntxq_descs=2048, nrxq_descs=1024, log_level=3, vlan_tx_insert=1, vlan_rx_strip=1, geneve_offload=1 }
その結果、ネイティブ モードでパフォーマンスが低下することがあります。
回避策:次のコマンドを使用して ESXi に ionic_en driver
を再ロードします::~] esxcfg-module -u ionic_en
:~] esxcfg-module ionic_en
:~] localcli --plugin-dir /usr/lib/vmware/esxcli/int/ deviceInternal bind
。
NVIDIA BlueField DPU でハードウェア オフロード モードが無効になっている場合、SR-IOV 仮想機能が構成されている仮想マシンはパワーオンできない
SR-IOV 仮想機能が構成された仮想マシンをパワーオンして動作させるには、ハードウェア オフロード モードが有効な状態で NVIDIA BlueField DPU を使用する必要があります。
回避策:SR-IOV 仮想機能が構成された仮想マシンを仮想スイッチに接続している場合は、常に、NVIDIA BlueField DPU でデフォルトで有効になっているハードウェア オフロード モードを使用します。
ESXi 8.0 のインストールに使用するリモート管理アプリケーションで USB インターフェイスが有効になっている場合、アップリンク vusb0 を使用する追加の標準スイッチ vSwitchBMC が表示される
vSphere 8.0 以降、Integrated Dell Remote Access Controller (iDRAC) と HP Integrated Heat Out (ILO) の両方で USB インターフェイス(それぞれ vUSB または vNIC)が有効になっている場合、アップリンク vusb0
を使用する追加の標準スイッチ vSwitchBMC
が ESXi ホストに作成されます。これは、一部のサーバにデータ処理ユニット (DPU) が追加されていることを考慮すると予期されたことですが、VMware Cloud Foundation の起動プロセスが失敗する可能性があります。
回避策:vSphere 8.0 をインストールする前に、ベンダーのドキュメントに従って、使用するリモート管理アプリケーションで USB インターフェイスを無効にします。
vSphere 8.0 のインストール後、ESXCLI コマンド esxcfg-advcfg -s 0 /Net/BMCNetworkEnable
を使用して、ホストの次回の再起動時に仮想スイッチ vSwitchBMC
と関連するポートグループが作成されないようにします。
例として、次のスクリプトを参照してください。
~# esxcfg-advcfg -s 0 /Net/BMCNetworkEnable
BMCNetworkEnable の値は 0 で、サービスは無効になっています。
~# reboot
ホストの再起動時に、リモート管理アプリケーション ネットワークに関連するホストに仮想スイッチ、ポート グループ、および VMKNIC は作成されません。
Pensando DPU が事前にインストールされている HPE サーバで ESXi ホストを再起動すると、10 分の遅延が発生することがある
まれに、DPU に障害が発生した場合、Pensando DPU が事前にインストールされた HPE サーバが再起動されるまで 10 分以上かかることがあります。その結果、ESXi ホストで障害が発生して、パープル スクリーンが表示されることがあります。デフォルトの待機時間は 10 分です。
回避策:なし。
DPU を使用する vCenter Server システムで IPv6 が無効になっていると、DPU を管理できない
vSphere Client では操作が可能ですが、DPU を使用する ESXi ホストで IPv6 を無効にすると、ホストとデバイス間の内部通信は IPv6 に依存するため、DPU を使用できません。この問題で影響があるのは DPU を使用する ESXi ホストにのみです。
回避策:DPU を使用する ESXi ホストで IPv6 が有効になっていることを確認します。
ESXi ホストのシャットダウンまたは再起動中に DPU で PCI パススルーがアクティブになっていると、パープル スクリーンが表示されてホストが動作を停止する
ESXi ホストのシャットダウンまたは再起動時に、アクティブな仮想マシンに DPU に対する PCI パススルー(SR-IOV または UPT)があると、パープル スクリーンが表示されてホストが動作を停止します。この問題は DPU を使用するシステムに固有で、仮想マシンが DPU への PCI パススルーを使用している場合にのみ発生します。
回避策:ESXi ホストのシャットダウンまたは再起動の前に、ホストがメンテナンス モードであるか、DPU への PCI パススルーを使用する仮想マシンが実行されていないことを確認します。仮想マシンに自動起動オプションを使用すると、ホストのシャットダウンまたは再起動前に、自動起動マネージャによってこれらの仮想マシンは停止します。
Pensando DPU は ESXi ホストの物理スイッチ ポートで Link Layer Discovery Protocol (LLDP) をサポートしない
DPU を使用する ESXi ホストで LLDP を有効にしても、ホストは LLDP パケットを受信できません。
回避策:なし。
vSphere 8.0 の拡張ネットワーク スタック (ENS) モードで Mellanox ConnectX-5 カードと ConnectX-6 カードの Model 1 Level 2 および Model 2 を使用できない
ハードウェア制限により、vSphere 8.0 で拡張ネットワーク スタック (ENS) モードを使用している場合、ConnectX-5 および ConnectX-6 アダプタ カードで Model 1 Level 2 および Model 2 はサポートされません。
回避策:ENS Model 1 Level 2、および Model 2A をサポートする Mellanox ConnectX-6 Lx および ConnectX-6 Dx 以降のカードを使用します。
icen ドライバを使用して SR-IOV を有効または無効にした後に ESXi ホストを再起動しなかった場合、そのホストを ENS 割り込みモードにした状態でトランスポート ノードを構成すると、一部の仮想マシンで DHCP アドレスが取得されないことがある
ESXi ホストで icen
ドライバを使用して SR-IOV を有効または無効にし、トランスポート ノードを ENS 割り込みモードで構成する場合、ホストを再起動しないと、一部の Rx(受信)キューが機能しないことがあります。その結果、一部の仮想マシンで DHCP アドレスが取得されないことがあります。
回避策:SR-IOV を有効にせずにトランスポート ノード プロファイルを直接追加するか、SR-IOV を有効または無効にした後に ESXi ホストを再起動します。
DPU を使用する vSphere 環境での VMware NSX のインストールまたはアップグレードが、接続エラーで失敗することがある
ESXi ホスト側で断続的なタイミングの問題が発生すると、DPU がある vSphere 環境での NSX のインストールやアップグレードが失敗することがあります。nsxapi.log
ファイルに、Failed to get SFHC response. MessageType MT_SOFTWARE_STATUS
などのログが記録されます。
回避策:10 分間待ってから、NSX のインストールやアップグレードを再試行します。
バージョン 4.1.3 以降の ntg3 ドライバを使用する NIC でリンク フラッピングが発生する
バージョン 4.1.3 以降の ntg3
ドライバを使用する 2 つの NIC が物理スイッチ ポートに接続されず、直接接続されている場合、リンク フラッピングが発生することがあります。この問題は、4.1.3 より前のバージョンの ntg3
ドライバや tg3
ドライバでは発生しません。この問題は、これらの NIC で時折発生する Energy Efficient Ethernet (EEE) リンク フラッピングとは関係ありません。この EEE の問題の対策としては、バージョン 4.1.7 以降の ntg3
ドライバを使用するか、物理スイッチ ポートの EEE を無効にします。
回避策:ntg3
ドライバをバージョン 4.1.8 にアップグレードし、新しいモジュール パラメータ noPhyStateSet
を 1
に設定します。noPhyStateSet
パラメータはデフォルトで 0
に設定されます。この問題が発生している場合を除き、多くの環境では必須ではありません。
Pensando DPU で、VMware vSphere Distributed Switch の最大転送ユニット (MTU) を 9174 より大きい値に設定できない
ESXi 8.0 システムで、Pensando DPU を使用する vSphere Distributed Services Engine 機能を有効にしている場合、vSphere Distributed Switch の最大転送ユニット (MTU) を 9174 より大きい値に設定することはできません。
回避策:なし。
コンテンツ ベースの読み取りキャッシュ (CBRC) でダイジェスト操作に失敗したというエラーが発生したため仮想マシンのスナップショットを作成できない
CBRC ダイジェスト ファイルの更新中にコンテンツ ID を割り当てると、まれに競合状態が発生するため、データ ディスクとダイジェスト ディスクのコンテンツ ID が一致しなくなることがあります。その結果として、仮想マシンのスナップショットを作成できなくなります。バックトレースに「An error occurred while saving the snapshot: A digest operation has failed
」のようなエラーが記録されます。再試行すると、スナップショット作成タスクは完了します。
回避策:スナップショット作成タスクを再試行します。
Network File Copy (NFC) マネージャの未認証セッションが原因で、vSAN 環境で vSphere Storage vMotion の操作が失敗することがある
仮想マシンに少なくとも 1 つのスナップショットがあり、異なるストレージ ポリシーが設定された複数の仮想ディスクがある場合、 vSAN データストアへの移行を vSphere Storage vMotion を使用して実行すると失敗することがあります。この問題は、SOAP (Simple Object Access Protocol) の本文が許容される制限を超えているために発生する NFC マネージャの未認証セッションが原因で発生します。
回避策:最初に、仮想マシン ホーム名前空間といずれかの仮想ディスクを移行します。処理が完了したら、残りの 2 つのディスクについて、ディスクのみの移行を実行します。
vCenter Server 8.0 にアップグレードした後、VASA API バージョンが自動的に更新されない
vCenter Server 8.0 は VASA API バージョン 4.0 をサポートしています。ただし、vCenter Server システムをバージョン 8.0 にアップグレードしても、VASA API のバージョンが 4.0 に自動的に変更されないことがあります。この問題は次の 2 つのケースで発生します。
VASA API バージョン 4.0 をサポートする VASA プロバイダが以前のバージョンの VMware vCenter Server で登録されている場合、VMware vCenter Server 8.0 にアップグレードしても VASA API バージョンは変更されません。たとえば、登録済みの VASA プロバイダとともに、VASA API バージョン 3.5 と 4.0 の両方をサポートするバージョン 7.x の VMware vCenter Server システムをアップグレードする場合、その VASA プロバイダが VASA API バージョン 4.0 をサポートしていても、VASA API バージョンは自動的にはバージョン 4.0 には変更されません。アップグレード後、[vCenter Server] > [構成] > [ストレージ プロバイダ] の順に移動し、登録済みの VASA プロバイダの [全般] タブを展開すると、VASA API バージョンは 3.5 と表示されます。
VASA API バージョン 3.5 をサポートする VASA プロバイダを VMware vCenter Server 8.0 システムとともに登録し、VASA API バージョンを 4.0 にアップグレードすると、アップグレード後も VASA API バージョン は 3.5 と表示されます。
回避策:VMware vCenter Server 8.0 システムで VASA プロバイダを登録解除してから、再度登録します。
信頼されていない証明書を使用してカスタム更新リポジトリを使用すると、vCenter Lifecycle Manager ワークフローを使用した vCenter Server のアップグレードまたは vSphere 8.0 へのアップデートが失敗することがある
カスタム更新リポジトリを、VMware Certificate Authority (VMCA) が信頼していない自己署名証明書とともに使用すると、vCenter Lifecycle Manager はこのリポジトリからのファイルのダウンロードに失敗します。その結果、vCenter Lifecycle Manager ワークフローを使用して vCenter Server のアップグレードまたはアップデート操作を実行すると、「Failed to load the repository manifest data for the configured upgrade
」というエラーが表示されて失敗します。
回避策:CLI、GUI インストーラ、または仮想アプライアンス管理インターフェイス (VAMI) を使用してアップグレードを実行します。詳細については、VMware ナレッジベースの記事KB90259を参照してください。
vpxa の要求キューのファイル記述子が不足するというまれな状態が発生したために ESXi ホストが応答しなくなり、vpxa ダンプ ファイルが表示されることがある
まれに、低速なデータストアへのアクセスを待機しているときなど、vpxa サービスへの要求に時間がかかる場合、vpxa の要求キューがファイル記述子の制限を超えることがあります。その結果、ESXi ホストが一時的に応答不能になり、/var/core
ディレクトリに vpxa-zdump.00*
ファイルが配置されることがあります。vpxa ログに Too many open files
の行が含まれています。
回避策:なし。vpxa サービスは自動的に再起動して、問題を修正します。
vCenter Server の混在環境で API を使用して作成されたクラウド ネイティブ ストレージ (CNS) ブロック ボリュームでエラーが発生する
環境にバージョン 8.0 および 7.x の vCenter Server システムがある場合、API を使用したクラウド ネイティブ ストレージ (CNS) ブロック ボリュームの作成は成功しますが、CNS ボリュームの詳細を表示するために移動するときに vSphere Client にエラーが表示されることがあります。Failed to extract the requested data. Check vSphere Client logs for details. + TypeError: Cannot read properties of null (reading 'cluster')
のようなエラーが表示されます。この問題は、vCenter Server 7.x で管理されているボリュームを、vCenter Server 8.0 の vSphere Client を使用して確認する場合のみ発生します。
回避策:バージョン 7.x の vCenter Server システムの vSphere Client にログインして、ボリュームのプロパティを確認します。
vSphere Client で、履歴データのインポートに関するバナー通知が表示されない
バックエンドの問題により、vSphere Client では、履歴データのバックグラウンド移行に関するバナー通知が表示されません。
回避策:vSphere Client の代わりに vCenter Server 管理インターフェイスを使用します。詳細については、履歴データの移行の監視と管理を参照してください。
vSphere 仮想インフラストラクチャの負荷が 90% を超えると、ESXi ホストが断続的に vCenter Server から切断される場合がある
vSphere 仮想インフラストラクチャがハードウェア容量の 90% を超えて使用を継続している場合、まれに、一部の ESXi ホストが vCenter Server から断続的に切断されることがあります。通常、接続は数秒以内に復元します。
回避策:vCenter Server への接続が数秒で復元されない場合、vSphere Client で ESXi ホストを手動で再接続します。
リソース プールとクラスタの [使用率] ビューが、オブジェクトの変更時に自動的に更新されないことがある
リソース プールまたはクラスタの [監視] タブで [使用率] ビューを開いた状態で、リソース プールまたはクラスタを変更すると、ビューが自動的に更新されないことがあります。たとえば、クラスタの [使用率] ビューを開いて別のクラスタを選択すると、最初のクラスタの統計情報から表示が変更されないことがあります。
回避策:更新アイコンをクリックします。
既存の仮想ハード ディスクを新しい仮想マシンに追加すると、仮想マシンの構成が拒否されたことを示すエラーが表示されることがある
VMware Host Client を使用して既存の仮想ハード ディスクを新しい仮想マシンに追加すると、The VM configuration was rejected. Please see browser Console
のようなエラーが発生して操作が失敗することがあります。この問題は、VMware Host Client がハード ディスク コントローラなどの一部のプロパティの取得に失敗したために発生している可能性があります。
回避策:ハード ディスクを選択して [設定の確認] 画面に移動した後、[終了] をクリックしないでください。代わりに、1 つ前のステップに戻り、画面がロードされるまで待ってから、[次へ] > [終了] の順にクリックします。
2,048 ビットより小さい RSA キー サイズを使用すると、RSA 署名の生成に失敗する
vSphere 8.0 以降では、ESXi は OpenSSL 3.0 FIPS プロバイダを使用します。FIPS 186-4 の要件の一部として、すべての署名生成時に RSA キー サイズを 2,048 ビット以上にする必要があります。SHA1 を使用した署名生成はサポートされません。
回避策:2,048 より大きい RSA キー サイズを使用します。
ステートフル インストールが有効なホスト プロファイルからデプロイされた ESXi ホストをイメージとして使用して、クラスタ内に他の ESXi ホストをデプロイすると、操作が失敗する
ステートフル インストールを有効にしたホスト プロファイルからデプロイされた ESXi ホストのイメージを抽出して、vSphere Lifecycle Manager クラスタに他の ESXi ホストをデプロイすると、操作が失敗します。vSphere Client に「A general system error occurred: Failed to extract image from the host: no stored copy available for inactive VIB VMW_bootbank_xxx. Extraction of image from host xxx.eng.vmware.com failed
」などのエラーが表示されます。
回避策:クラスタとは別のホストを使用してイメージを抽出します。
並行修正タスクが失敗すると、操作に成功した、または操作をスキップした ESXi ホストの数が正しく表示されない
vSphere 8.0 では、メンテナンス モードのすべてのホストを vSphere Lifecycle Manager で順番に修正するのではなく、並行して修正できます。ただし、並行修正タスクが失敗すると、vSphere Client では、操作が成功したホスト、失敗したホスト、操作をスキップしたホストの数が正しく表示されなかったり、そのような数がまったく表示されないこともあります。この問題は vSphere Lifecycle Manager の機能には影響せず、vSphere Client のレポートにのみ影響します。
回避策:なし。
バージョン 8.0 より前の ESXi ホストで vSphere Lifecycle Manager のイメージをステージングすると、エラー メッセージが表示される
ESXi 8.0 では、目的の状態イメージを明示的にステージングするオプションが導入されています。ステージングは、ソフトウェアとファームウェアのアップデートをただちに適用せずに、vSphere Lifecycle Manager デポから ESXi ホストにデポ コンポーネントをダウンロードするプロセスです。ただし、イメージのステージングがサポートされているのは、ESXi 8.0 以降のホストのみです。バージョン 8.0 より前の ESXi ホストで vSphere Lifecycle Manager イメージをステージングすると、これらのホストのステージングは失敗し、ホストがスキップされることを示すメッセージが表示されます。これは予期された動作であり、機能が失敗したことを示すものではありません。ESXi 8.0 以降のホストは、指定された目的のイメージを使用してステージングされます。
回避策:なし。影響を受ける ESXi ホストのバージョンが 8.0 より前であることを確認したら、エラーを無視します。
vSphere Lifecycle Manager を使用して行う修正タスクが、DPU を使用する ESXi ホストで断続的に失敗することがある
DPU を使用する ESXi ホストで vSphere Lifecycle Manager による修正を開始すると、ホストが予期したとおりにアップグレードおよび再起動されますが、再起動してから修正タスクが完了するまでの間に次のようなエラーが表示されることがあります。
A general system error occurred: After host … remediation completed, compliance check reported host as 'non-compliant'. The image on the host does not match the image set for the cluster. Retry the cluster remediation operation.
これは、DPU で修正後スキャンが断続的にタイムアウトになるためにまれに発生する問題です。
回避策:ESXi ホストを再起動し、修正後スキャンを含む vSphere Lifecycle Manager コンプライアンス チェック操作を再実行します。
VMware Host Client で重要度イベントの状態の説明が正しく表示されないことがある
VMware Host Client で ESXi ホストの重要度イベントの状態の説明を表示する際、Intelligent Platform Management Interface (IPMI) または Lenovo XClarity Controller (XCC) を使用して表示する説明とは異なる場合があります。たとえば、VMware Host Client では、PSU センサーの重要度イベントの状態の説明は「Transition to Non-critical from OK
」ですが、XCC と IPMI では「Transition to OK
」です。
回避策:ESXCLI コマンド esxcli hardware ipmi sdr list
と Lenovo XCC を使用して、重要度イベントの状態の説明を確認します。
Direct Memory Access (DMA) の再マッピングが有効になっている場合に Linux ゲスト OS が起動を完了できない
仮想マシンでプロセッサの詳細設定 Enable IOMMU in this virtual machine
が有効になっていて、ゲスト OS で DMA の再マッピングを有効にした場合は、Linux ゲスト OS が起動プロセスを完了できないことがあります。この問題は、ハードウェア バージョン 20 および VMCI の機能のための特定のパッチが Linux カーネル 5.18 に導入された Linux ディストリビューションを使用する仮想マシンに影響します。最新バージョンである RHEL 8.7、Ubuntu 22.04 および 22.10、SLES15 SP3 および SP4 が含まれますが、これらに限定されません。
回避策:詳細オプション vmci.dmaDatagramSupport
を FALSE
に設定するか、Enable IOMMU in this virtual machine
オプションを無効にします。詳細については、VMware ナレッジベースの記事KB89683を参照してください。
仮想マシン コミュニケーション インターフェイス (VMCI) 経由の通信が失われると、仮想マシンのゲスト OS が応答しなくなることがある
非常に限られた状況において、仮想マシンでの vSphere vMotion 操作が VMCI データグラムを送信する操作と並行して実行されると、VMCI データグラムを使用するサービスで予期しない通信または通信の切断が発生することがあります。同じ状況下では、メモリ スナップショットのリストア時、サスペンド状態の仮想マシンのレジューム時、または CPU ホット アドの使用時にもこの問題が発生する可能性があります。その結果、VMCI 経由で通信を行うサービスに依存するゲスト OS が応答しなくなることがあります。この問題は、VMCI 経由で vSocket を使用するサービスにも影響する可能性があります。この問題は VMware Tools には影響しません。これは、VMCI の機能のための特定のパッチが Linux カーネル 5.18 に導入された Linux ディストリビューションを使用するハードウェア バージョン 20 の仮想マシンに固有の問題です。最新バージョンである RHEL 8.7、Ubuntu 22.04 および 22.10、SLES15 SP3 および SP4 が含まれますが、これらに限定されません。
回避策:詳細オプション vmci.dmaDatagramSupport
を FALSE
に設定します。詳細については、VMware ナレッジベースの記事KB89683を参照してください。