クラスタで vSAN を構成するときに、各ホストのストレージ デバイスを要求して、vSAN データストアを作成します。
初期の段階では、vSAN クラスタには単一の vSAN データストアが含まれています。各ホストでディスク グループまたはストレージ プールのディスクを要求すると、これらのデバイスによって追加される物理容量に応じて、データストアのサイズが増大します。
vSAN では、どのシナリオでも統一されたワークフローを使用してディスクを要求できます。利用可能なすべてのディスクを、モデルとサイズ、またはホストごとに一覧表示できます。
- ディスク グループの追加 (vSAN Original Storage Architecture)
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ディスク グループを追加する場合は、要求するホストとデバイスを指定する必要があります。各ディスク グループには、1 つのフラッシュ キャッシュ デバイスと 1 つ以上のキャパシティ デバイスが含まれます。各ホストに複数のディスク グループ作成して、各ディスク グループにキャッシュ デバイスを要求できます。
ディスク グループを追加する場合、フラッシュ キャッシュと使用容量の比率を考慮します。比率はクラスタの要件とワークロードによって異なります。ハイブリッド クラスタでは、使用容量に対するフラッシュ キャッシュの使用比率(ミラーなどのレプリカを含まない)が 10% を超えるように構成を検討してください。注: vSAN クラスタに新しい ESXi ホストを追加した場合、そのホストのローカル ストレージは vSAN データストアに自動的に追加されません。新しいホストのストレージを使用するには、ディスク グループを追加する必要があります。
- ストレージ プールの追加 (vSAN Express Storage Architecture)
- ストレージを提供する各ホストには、フラッシュ デバイスの 1 つのストレージ プールがあります。各フラッシュ デバイスは、キャッシュとキャパシティをクラスタに提供します。互換性のあるデバイスを使用してストレージ プールを追加できます。 vSAN は、ホストが接続されているストレージ ディスクの数に関係なく、ホストごとに 1 つのストレージ プールのみを作成します。
- vSAN Direct 用ディスクの要求
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vSAN Direct を使用すると、ステートフル サービスは直接パスを介して、未加工の非 vSAN ローカル ストレージにアクセスできます。
vSAN Direct にホストローカル デバイスを要求し、vSAN を使用してこれらのデバイスを管理し、監視できます。各ローカル デバイスで、vSAN Direct は独立した VMFS データストアを作成し、ステートフル アプリケーションで使用できるようにします。
ローカル vSAN Direct データストアは、vSAN-D データストアとして表示されます。注: クラスタで vSAN Express Storage Architecture が有効になっている場合、 vSAN Direct のディスクを要求することはできません。