vSAN のアップグレード プロセスにはいくつかの段階があり、ここで説明する順序でアップグレード手順を実行する必要があります。

注: vSphere Client または Ruby vSphere Console (RVC) を使用して vSAN Original Architecture クラスタを vSAN Express Storage Architecture クラスタにアップグレードすることはできません。
アップグレードを開始する前に、アップグレード プロセス全体を明確に理解し、アップグレード作業を中断することなくスムーズに実行できるようにしてください。一般的な vSphere アップグレード手順に精通していない場合は、まず『 vSphere のアップグレード』ドキュメントを読んでください。
注: ここで説明されているアップグレード タスクの順序どおりにできない場合、データ損失やクラスタの障害が発生する原因となります。

vSAN クラスタのアップグレード タスクは、次の順序で実行します。

  1. vCenter Server をアップグレードします。『vSphere のアップグレード』のドキュメントを参照してください。
  2. ESXi ホストをアップグレードします。ESXi ホストのアップグレードを参照してください。アップグレードに向けた ESXi ホストの移行および準備の詳細については、『vSphere のアップグレード』ドキュメントを参照してください。
  3. vSAN ディスク フォーマットをアップグレードします。ディスク フォーマットのアップグレードは任意ですが、最適な結果を得るには、最新のバージョンを使用するようにオブジェクトをアップグレードします。オンディスク フォーマットでは、環境内で vSAN の完全な機能セットを使用できます。RVC を使用した vSAN のディスク フォーマットのアップグレードを参照してください。