vCenter Server にプッシュする PingFederate ユーザーおよびグループを指定するには、System for Cross-domain Identity Management (SCIM) 2.0 アプリケーションを作成する必要があります。
手順
- vCenter Server の信頼できるルート証明書を PingFederate サーバに追加します。
- PingFederate 管理コンソールに管理者アカウントでログインします。
- の順に移動します。
- [信頼できる CA] を選択し、[インポート] をクリックして vCenter Server の SSL 証明書を追加します。
- PingFederate サーバ インスタンスがコンテナ イメージとして実行されている場合は、トラスト ストアに証明書を追加するためにサーバの再起動が必要な場合があります。例:
- SSH を使用して PingFederate サーバに接続します。
- /root/ping ディレクトリに移動します。
- 次のコマンドを実行します。
docker-compose down
docker-compose up
- SP 接続を作成します。
- PingFederate 管理コンソールに管理者アカウントでログインします。
- の順に移動します。
- [接続の作成] をクリックします。
- [この接続にテンプレートを使用する] を選択し、ドロップダウンから [SCIM コネクタ] を選択します。
[SCIM コネクタ] オプションがドロップダウンに表示されない場合は、SCIM コネクタの
.jar ファイルを正しいフォルダ(PingFederate サーバの
/opt/out フォルダ)に配置してあるかどうかを確認します。
- [次へ] をクリックします。
- [送信プロビジョニング] のみを選択し、[次へ] をクリックします。
- [全般情報] タブで、次の手順を実行します。
- [パートナーのエンティティ ID(接続 ID)]:[SCIM コネクタ] を任意の名前に更新します。
- [接続名]:名前を入力します。
- [ベース URL]:PingFederate 外部 ID プロバイダを構成する vCenter Server の HTTPS アドレスを入力します(例:https://vcenter1.example.com)。
- [次へ] をクリックします。
- [プロビジョニングの構成] をクリックします。
- デフォルトの構成の他の部分は設定値を受け入れて、[次へ] をクリックします。
- [プロビジョニング オプション]:[ユーザー作成]、[ユーザー更新]、[ユーザー無効化/削除] がオンになっています。
- [ユーザー アクションの削除]:[無効] が選択されています。
注:
[無効] を選択すると、ユーザーが Active Directory から削除されても VMware Identity Services では自動的に「無効」と表示されません。これは、想定どおりの動作です。
- [グループ名ソース]:[共通名] が選択されています。
- [チャネルの管理] タブで [作成] をクリックします。
- [チャネル情報]タブで、次の手順を実行します。
- [チャネル名]:名前を入力します。
- [最大スレッド数] と [タイムアウト(秒)] のデフォルト値を受け入れます。
- [次へ] をクリックします。
- [ソース] タブで、次の手順を実行します。
- [アクティブなデータ ストア]:Active Directory ドメインを選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [ソースの場所] タブで、次の手順を実行します。
- [ベース DN]:ユーザーとグループを検索する際のベース DN を入力します。
- [ユーザー]:環境に合わせてカスタマイズします。例:
- [グループ DN]:使用しません。
- [フィルタ]:(|(objectClass=person)(objectClass=organizationalPerson)(objectClass=user)) と入力します。
- グループ:環境に合わせてカスタマイズします。例:
- [グループ DN]:使用しません。
- [フィルタ]:(objectClass=group) と入力します。
- [次へ] をクリックします。
- [属性マッピング] タブで、デフォルトの設定を受け入れます。
- [次へ] をクリックします。
[アクティベーションとサマリ] タブで、次の手順を実行します。
- [チャネル ステータス]:[有効] を選択します。
- [終了] をクリックします。
SP 接続が作成され、[SP 接続] 画面が表示されます。
- [終了] をクリックします。
- [送信プロビジョニング] タブで、[次へ] をクリックします。
- サマリを確認し、[保存] をクリックします。
- 接続を有効にするには、[有効] スライダを切り替えます。
結果
これによって PingFederate は、構成されたデータ ストアからユーザーとグループを vCenter Server にプッシュします。プッシュが実行されるまで待機します。プッシュされたユーザーとグループを vSphere Client で確認できます。 の順に移動し、PingFederate ドメインを選択します。